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僕(俺)が従魔になるまで  作者: 月猫 美月
12/22

結婚

ラスティ視点です。


短めです。

結婚式ってやったことも招待されたことも無いから、よく分からないので内容がサラッとしています。( ̄▽ ̄;)


卒業してひと月して僕とエレノアの結婚式が執り行われた。

僕は王族と言っても王位継承権は無いし、何より公爵家に降下することもあって内輪だけの結婚式となった。


なったんだけど……。


招待客に王様や王妃様、王太子様や王太子妃様、当然ながら僕の家族もエレノアの家族もいる。エレノアの母親の実家の家族に父上の兄弟夫婦。

そして僕とエレノアの友人。


まあ、ここまではいいよね。

でも、参列者の多くが王族か元王族なもので当然、騎士団が警備に着くわけで……。


内輪とはいえ結構な人数になったよ。


因みにドレイク男爵子息のフィリップは招待した。

ドレイク男爵家は色々あって悪い知名度がつきすぎて、それをちょっとでも改善しようとエルタード公爵と相談の上での招待だ。

別にエレノアと何かあったわけでもないし、元兄という建前もあって、特に問題は無い。

けど、マリアはね……。

外に出さないようにお願いした。

晴れの日に水を差して欲しくない。


まあ、数日後には修道院に入るらしいから、正直ホッとしている。


「ごめんね、王族の女性陣がはりきっちゃって」


エルタード公爵のエスコートで僕の隣に立ったエレノアに思わず謝った。


母を始め、王家の女性陣の熱の入れようにげんなりした。


男の礼服なんていくら煌びやかでもたかが知れているけど、エレノアは純白のドレスに長いベール。

そこには小さなダイヤがいくつもついている。

ティアラにも宝石がふんだんに使ってあって正直重いだろう。

ドレス本体もシンプルに見えて中々の布の量で僕の腕に捕まってないと転びそうに見える。

ドレスや装飾品を決める折、王妃様王太子妃様、それに僕の母の3人はエレノアを着せ替え人形のように楽しんでいたようだ。

疲れているエレノアの為に何か言うつもりだったけど、こういうテンションの女性陣に下手に関わると痛い目を見るという父や王太子様の助言に従った。

実体験からくる言葉だろうから……。


ごめんね。


「私はとても幸せ者です」


僕の謝罪に軽く首を振り、嬉しそうに微笑んだ。

僕はホッとして腕を差し出した。

エレノアの腕がそっと絡まると神官の前に進み出た。


神官が結婚の誓を紡ぎ僕達はそれに応えた。

指輪の交換と誓のキスをした時は歓声があがった。


聖堂の外には警備の人間と祝福しようと来てくれた街の人達がいるので、お披露目する為に、外に出た。

人々の笑顔と歓声。

その中にウィルの姿を見つけた。


「ウィル」


僕は小さく呟いた。


ウィルは笑って小さく手を振ると掌を上にして空に掲げる。


「「「わーーーー!」」」


多くの歓声が上がり、誰もが空を見上げた。


沢山のピンクの花びらが舞い降りてきたのだ。


「綺麗」


エレノアのうっとりした声がした。


落ちてきた花びらをそっと手に取れば、僕の知らない花。


「覚えていてくださったのね」


エレノアが嬉しそうに微笑んだ。


ウィルとエレノアがどういう関係だったかは聞いて知っていたけど、僕の知らない事が2人の間にあることに、ちょっと嫉妬してしまう。

どちらも僕にとって大事な存在だから、余計にそう思ってしまう。


視線を戻せばウィルの姿はもう無かった。


「行っちゃった」


すごく寂しいな。


「幸せになりましょうね」


エレノアがそっと呟き、僕の頬にキスしてくれた。

お返しに僕が唇にキスしたら真っ赤になって俯いてしまった。


僕のエレノアは今日も可愛い。


ウィルには、いつかまた会えるといいな。

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