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2号店


「らしゃっせー!!あ、ユウスケさん!待ってたっすよ!」


2号店に来た。アレン君は相変わらず元気だな。

今日は食材を卸すのと、シンヤさんの紹介、ゴーレム警備の導入打診、売り上げの受け取りが目的だ。

あとは、飯でもつくってやろうかね。最近忙しくて、缶詰で済ましてるそうだし。


「よう、アレン君。ちょっと痩せた?こっちは新しく仲間になった、シンヤさんだ。」


「シンヤだ。よろしくお願いするよ。」


「アレンっす!ユウスケさんにはお世話になってます、よろしくお願いしますっす!ところで、テレシアちゃんは?」


「馬鹿野郎おまえ、うちのテレシアに色目つかってんのか?」


「男だらけで彩りないなーって言ってんすよ!てか、俺も最近気になる子いるんすよ、テレシアちゃんには手出さないっす。」


「おうその話もうちょっと聞かせて」


「客が詰まってるんすよ、昼休憩に話すっす!」




この2号店では、主に食材を扱っている。

この町の特産の甘みの強い野菜や、王都の方で採れる野鳥の卵、魔物の肉などがメインだが、それに加えて、俺が卸す食材も扱っている。

新鮮な肉各種、加工肉、生魚、貝類、お菓子やフルーツなど。

庶民には加工肉や手軽な鶏肉などが好まれており、貴族にはブランド肉や旬の魚、甘いフルーツ、甘いお菓子が好まれている。

領主さんは最近、「クロゲワ牛」にハマってるという噂がある。使用人が隔日に買いに来るそうだ。

最近巷で流行してるのは、焼鳥。串は商人さんのとこで買えるし、鶏肉は安いので、屋台通りでは何店舗かそれを見ることができる。ただ、タレはまだ高めなので、どこも薄めて使っているのが俺にはつらいところだ。こっちの人にはそれでも美味いのだろうけど。

フルーツといえば、こっちでは俺の買ったフルーツはこっちで育つのだろうか。生態環境に影響ありそうだからはばかられるけど、一回やってみたいな。ハツカダイコンから植えてみるか。


結局いつも通りの食材と、追加で梅干しを卸して、ゴーレム警備はひと月5銀貨で契約し、売り上げ表をみて予想以上の売り上げにびっくりしつつもお金を受け取った。


さて、昼飯はなにつくるかな。

家にはカレーを作っておいてきたので、みんなはカレーか。ああ、カレー持ってきたらよかったかな。


「アレン君、なに食べたい?」


「ユウスケさんのつくるものならなんでもいいっす!」


それ一番困るんだよなぁ。

うーん、野菜炒めは簡単すぎるし、チャーハンもなあ。栄養とるならなにがいいか。


「なあユウスケ、鍋でいいんじゃないか?」


「シンヤさん…それでいきましょう!」


で、なに鍋にするかだよ。

アレン君はよく食うから、肉も野菜も多めに入れて。豆腐もシメジも入れて。ベースの味が決まらんな。キムチにするには外は暖かいし、薄味だと物足りないし。こういう時は鍋の素を入れればいい。鶏白湯鍋にしよう。


土鍋を購入。これはアレン君にプレゼントする。土鍋に食材を詰めて、鍋つゆを入れて、蓋をして待てば完成。もっと丁寧な作り方とかあんのかな。


「アレン君、昼休憩にしよう」


「うっす!休憩のフダ掛けてくるっす!」






「ご馳走様っす!あー、鍋っていいっすね、いくらでも食えるっす。」


いやそれにしてもよく食ったな。シメのラーメンとかいくつ入れたっけ。


さて、やることやったし、帰って次の用事済ますかな。孤児院への配達はヴァンとソニアがやってくれてるだろうし、鍛冶師さんのとこへは夏美ちゃんとテレシアが行ってくれる予定だったな。

俺は商人さんのとこに用がある。今日に限っていろいろ用事が重なって大変だ。








「お邪魔します、商人さんいますかー!」


「ああ、ユウスケさん。自転車の在庫が全くなくなったんですよ!大変です!」


大変とかいいつつ笑顔じゃんか商人さん。

最近貴族の間で自転車が流行ってるのは言ったと思うが、近頃は他国の貴族にも流行ってるそうだ。三輪車も売り出したので、子供や、お年寄りの貴族なども自転車に乗ってる。

それと、折り畳み式自転車も売れている。これは貴族ではなく、高ランクの冒険者や商人たちが買っている。馬車を借りるまでもない近場や、馬を連れていけない僻地までの足として使う人が多いそうで。

商人さんも、最近ようやく自転車に乗れるようになったそうで。非常に喜んでた。


「マウンテンバイクも売れるかな。」


悪路も進める方が、悪路だらけのこの世界では良いかもしれんな。値段が高いからあんまり見てなかったけど。

そういえば、修理の話はどうなったのだろう。たしか、領主さんのとこの兵士が修理キットを買っていったって話だけど。


今日は、各種自転車を数十台、缶詰、食器を多めに卸した。食器は、意匠のあるのは貴族向け、無いのは庶民向けで結構売れてるそうで。

それなら、もっと高そうな雰囲気の食器も卸しておこう。金色の捻れたフォークとか。


「ああ、それと、個人的にモンブランをいくつかお願いします。あの味を知り合いに再現してもらおうとしてるのですが、やはりユウスケさんの出すものには敵わなくて…」


王都で甘味研究会が発足したのは聞いたが、モンブランはまだ再現できてないそうだ。

10個ほど購入して、売ってあげた。

幸せそうな顔してる。用事がなくても、定期的に売りにこよう。

こっちには栗はあるんですかね

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