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討伐クエスト


冒険者階級を上げたい。

現在、俺は8級、ソニアが9級、夏美ちゃんとテレシアが10級。

6級になればアイテムポーチが貰えるんだったかな?俺以外の分が欲しいので、全員6級目指そう。


冒険者ギルドにきた。

採取クエより討伐クエのほうがポイントも報酬も美味いんだけど、採取クエのほうが安全だから今まで討伐クエ受けてなかったんだけど。

ホーンラビットの討伐でもやってみるか。夏美ちゃんとテレシアの戦い方も見たいし。

夏美ちゃんの防具と、テレシアの装備は、すでに鍛冶師さんにつくってもらっている。俺らのために最速で最高のものを作ってくれたそうだ。

俺のショートソードも、一段階いいやつに買い替えた。古いのは家に飾ってるよ。


「じゃあおばちゃん、これお願いね。」


「あいよ、なんかあったらすぐ帰ってくるんだよ」


受付にはおばちゃんとお姉さんがいるが、お姉さんの方はいつも混んでるからね。おばちゃんは仕事早いのに、やっぱり若さには勝てないか。






町の外、4人は三輪車に乗って森を目指す。

森の中には開けた場所が多くあって、そこにホーンラビットが巣をつくる。

今回は森に流れる川沿いに少し進んで、川辺でとれる香草をとりながら開けた場所へ向かう。

この香草は香りが強く、食欲増進に良いため、そこそこ良い値で買い取ってもらえる。ありがたいことにお金には困ってないけど、これもポイントが貰えるからね。


広場に到着。正確には、広場の手前の藪の裏。

ソニアによると、広場にはホーンラビットが5匹、メタルラビットが1匹。

メタルラビットとは、角が金属でできたホーンラビットだ。金属の種類はいろいろあるが、それによって強さが変わるわけでもない。ホーンラビットよりちょっとだけ強いが、個体差の範囲なので、金属の種類によってはボーナス認定される。

今回の金属は…


「あれは…錆びた銅、ではないですわね。もしかしますと、ミスリルの可能性がありますわ」


ミスリル。ファンタジー物でよく出てくる、軽く、魔力との親和性が高い、レア金属。この世界にもあるのか。もしかすると、アダマンタイトとかオリハルコンとかもあるのかもしれない。テンションあがるわぁ。


「さて、どうやって倒すか。まず囲んで、夏美ちゃんがとりあえず一番遠い1匹を倒して、俺らが飛び出して包囲するか?」


「6発撃てばいいんじゃないの?」


「夏美、それは流石に無理なんじゃないですの?」


「いけるわよ?弓で1発、指で魔法5発。やってみようか?」


…それってチートじゃない?


「まぁ…失敗してもメタルラビットさえ倒せればいいからな。夏美ちゃん、やってみてくれ。」





夏美ちゃんが弓を引く。矢はカーボン製。弓を持つ手の人差し指と小指と親指、矢を持つ手の人差し指と小指に氷魔法。

ホーンラビット達はまだ気付いておらず、思い思いに動いている。


「…必中!」


夏美ちゃんが矢と、魔法を放つ。魔法のほうがやや遅く、ラビット達に向かっていく。

ラビット達はようやく気付いたが、今更もう遅い。もう、間に合わない。

矢がメタルラビットの首を貫き、先のとがった氷がホーンラビットの首に穴を開ける。

全弾命中。全て首に当て、一撃で葬った。


「は…すげぇ」


「これがニンゲンの実力…?」


「わぁ…すごいですぅ…」


いやマジですごい。扇状に放射された弾が吸い込まれるように敵に当たる。敵が弾を引き寄せてるかのようだった。


「思ったより上手くいったわね。結構使えるんじゃない、私?」


いやほんとに。遠距離必中で魔法効かない人とかちょっと敵にまわしたくないわ。敵が可哀想だわ。


「でもいまの威力では、オーガあたりには傷をつけられませんわね。」


「え、オーガってそんな硬いの?うわー、魔法練習しよ」


オーガとかそうそう出てこないし、出てきても逃げるっつーの。


ともかく、ホーンラビットとメタルラビットの血抜きをして、アイテムボックスにいれる。メタルラビットのツノはちゃんと商人さんに見てもらおう。


「さて、依頼分終わったけど、もうちょい狩っていくか。晩飯はローストラビットだな。」


ローストチキンみたいなもんだ。ホーンラビットは鶏みたいな味がするのだ。





結局、ホーンラビット16匹、メタルラビット3匹(ミスリル、銅、鉄)を狩って帰った。

商人さんにみせると、あのツノはやはりミスリルだった。金貨5枚分ぐらいになるそうだ。

これは鍛冶師さんにナイフにしてもらおうかな?


うさぎの肉は結構美味しいらしいですね。Amaz◯nで「ラパン」で調べると出てきますよ。

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