もうひとりの
「はじめましてユウスケくん、私があの可愛い女神様、フィリアスナートだよ!フィリちゃんって呼んでね!」
「あ、どうも、ユウスケです。女神様とお呼びしますね」
「つれなーい!つまーんなーい!」
げ、元気な女神様だ。
女神様はほっといて、もう一人の方は…一人というか、一柱というか。
「女神様、こちらは?」
「あー、こちらはフィリちゃんの先輩の」
「貴方の元いた世界の管理者、アイネヴィータです。後輩が面倒をかけております。」
「あ、いえ、女神様にはいろいろと助けられております」
なんだか堅い人だなぁ。でも悪い人じゃなさそうだ。
いや、悪い神じゃダメだろうけど。
「今日はねー、祝福のついでに、能力をいろいろ魔改造しようとおもって!」
「魔改造、ですか?え、いまでもじゅうぶんエゲツないですけど」
「とりあえず、回復魔法は使えるよね。回復魔法ってのは聖魔法の一部だから、聖魔法も使えるようにしよう!」
「え、人の話きいてます?」
「聖魔法のみでは生き残れません。ド派手な破壊魔法も覚えさせなければ」
「え、アイネさん、なに言ってるんです?」
なんか勝手に二人で盛り上がってるけど、これ、俺のこと話してんだよね?俺の話聞いてくれてもいいよね?
「でも容量が…」
「それなら……」
「そうなるとこっちは……」
「これをこうして………」
うーん、口を挟む余地がない。
酷すぎやしない?いや、ふたりは俺のこと思ってやってるんだろうけど。
…それから暫く。
「ということで、この中から選んでください」
目の前に、紙束が置かれた。
「この24時間以内に死亡した地球の民…の中の、日本人のリストです」
あれ、結構死んでね?100枚以上あるぞ?
この中から選んで、どうなるんだ?
「選べませんか?なら…これで女性のみです。容姿は本人の希望があれば多少はいじれるので、性格で選んでください」
いや、なに言ってんのかわかんないけど。紙は60枚ほどに減った。
まぁとりあえず選べばいいか。
うーん……………
「うん?ここは…?私、生きて…いや、死んだよね…?」
「ようこそ死後の世界へ。貴女は選ばれました。」
俺にね。
「死後の世界…やっぱり死んだのね。あなたは、だれですか?」
「私はあなたの世界の管理者。あなたを別の世界へ送り届けるため、ここに呼びました。」
「別の、世界へ…?」
「ええ。フィリ?」
「ようこそ、私の部屋へ。私が『次の世界』の管理者よ。私の世界は、所謂剣と魔法の世界。あなたにはしてほしいことがあるの。お願いできるかしら?」
「異世界…魔法…これが異世界転生ってやつね…。め、女神様、なにか、特殊な能力などは…」
「もちろんあります。ただし、それは向こうで確認してね?きっと驚くから。」
あ、口調が崩れてきたぞー?
「特殊な能力…私が主人公、なのかな…?で、で、私にしてほしいこと、というのは…?」
「あなたには…」
俺の肩に女神様の手が置かれる。
「この人の、パートナーとして生きてほしいの」
「パートナー!!!!???」
追加する予定はなかったです
女神様方のご意向です




