完全終了「衝撃<絶望>」
日比莵「どういうことだよ、不運って」
支配人「あなたは<関わりを持つ者を絶望へ叩き落とす>という不運なのです」
日比莵「なにをいってるんだ…」
支配人「そういう人は沢山いるんですよ、しかし私も何人もの不運の持ち主は見てきましたが…」
日比莵「…」
支配人「あなた程、強烈な不運を見たのは今回初めてです」
日比莵「嘘つくなよ…」
支配人「嘘じゃないことはあなたが一番分かっているでしょう?」
日比莵「…」
確かにそうだ…
俺が一番分かっている…
だけど認めたくない…
支配人「まぁでも…」
目の前の男は淡々と話し始めた…
支配人「もうすぐその不運からも開放される…」
日比莵「…騙されねぇぞ」
支配人「騙してない」
怒りが込み上げてくる…
もう我慢できない…
日比莵「うわぁぁぁ!!」
俺は大声を出して、近くの台の上にあったナイフを手にして叫んだ…
支配人「私を絶望に落とす気…」
後ろを向いて話している支配人の背中にナイフが刺さった…
床に倒れ、そして死に際に呟いた…
支配人「…これが…君の…決断…ですか…」
呟いた瞬間、二人のガードマンがやって来た…
そして、拳銃を突きつけられた…
その時、全てを思い出した…
死ぬ寸前に莉菜が言った言葉の意味に気付いた…
日比莵「…ごめんな…莉菜…」
<パンッ!!…パンッ!!>
この音が、日比莵がこの世界で聞いた最期の音だった…




