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第十二話〜質疑の応答〜

「お前……なんのつもりだ?」

 葉月が声を低くして言った。

「なんのつもりも、なにも……俺、今まで気を失ってたんだけど」


 と、弥彦の目に、ある光景が飛び込んで来た。

 それは、半分崩壊してしまっている廃虚病院…そして、廃虚病院までの地面。


「こ、これは…」

 弥彦は、その光景

を見て驚愕している。その姿からはとてもとぼけてる様には見えない。

 コイツ、覚えていないのか?


「あれ、葉月……君?がやったの?」

 一応君付けで、弥彦は葉月に質問する。

 すると葉月は


「お前が、やったんだよ!!覚えてないのか!?」

 怒気を含んだ声で、弥彦に答えた。


「……やっぱり。 また俺か」

「そういやぁ」

 葉月が何かに気付いた。


「三丁目の、テロ事件と言われていた、あれは……お前だったのか!?」

「あぁ……そうだよ。 今みたく白コートの奴らに襲われてさ、で意識を失って、気付いたら、こんな風になってるんだ」

「意識を失う、か。 おかしいな……俺はabilityを解放しても、意識を失った事なんて一度も無いぞ」


 弥彦が、

「え?」

と口を開けた瞬間。

 葉月が突如横に吹き飛んだ。


「ぐふぅっっ!!」

「葉月!……君」

 弥彦は素早く、横を振り向いた。


 そこには、ボロボロの白コートをはおった、二メートル以上はある巨大な男が、立っていた。


「く、」

 弥彦はとっさに右腕を構えてみた。

「て、うわあああぁ!!」

 と、いきなり絶叫。

 右腕がねぇぇ!!

 今頃右腕が無いことに気付いた弥彦。 そんな弥彦に葉月が声をかけた。


「大丈夫だ!右腕はお前のability……直ぐに再生する!! 今は逃げろ」


 葉月は、地面に伏せ、横腹を抑えながら叫んだ。 弥彦はとりあえず、巨大な白コートから距離とる。

 白コートは、何故か動かない。


「葉月、君……大丈夫?」

「肋骨が折れてるな……だが、少ししたら回復するはずだ。 abilityの部分では無いからちょいと時間はかかるけどな、それと……“君”はいらない」


「うおぉっ!」

 弥彦が驚いた顔で、声を上げる。

 理由は……弥彦の右腕がいきなり再生したからだ。


「おいおい、俺もう人間じゃ無いのか? 切れた部分が勝手に生えてくるなんて……てか何で右腕無くなったんだ?」

「ま、まぁそれは置いとけ」

 葉月が焦った様子で、言った。


「まぁ、いいや。 それより、どうするの、これから」

「勿論、あのデカブツをぶっ殺してやるさ」


 随分血の気の多い奴だな……だから髪が赤いのか?


 その時、

「ドン!」

という音が響き渡り、弥彦と葉月は同時に、ある方向を振り向いた。

 そこには、もの凄いスピードで迫り来る、巨大な白コートの姿があった。

 本当は巨大な白コートを倒して終わるつもりでしたが、一応今回は、ここまでにしときました。


 それと昨日更新忘れてましたね……



 そしてついに〜DESTINYブレイド〜のアクセス数が200人を突破しました。

 皆さんこれからもよろしくお願いいたします。m(__)m

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