第八話
霧島は辺りを見回し何か痕跡を残していないか探してみるが‥
「血液ってブラックライトで光って見えるんじゃなかったかな‥」
しかし都合よくブラックライトを持っている訳もなく、スマホでブラックライトのアプリをダウンロードしてみたw
「んだよ!これ!全然使えねーじゃねーか!クソアプリ作るな!」
仕方なく霧島は自分が犯人ならどうするか考えてみた。
「俺なら‥」
霧島は近くを流れる矢利杉川へ向かった。
矢利杉川にはホームレスが多数住んでいる。
「俺ならコイツらに罪を擦り付けるな!」
霧島はホームレスの住居を探索するが、5つあるうちの1軒目でホームレスの死体を発見してしまう。
「うわ‥これはどういう‥」
残りの住居も確認するが全員斬殺されていた。
「殺しの達人だな‥阿多丘を襲ってからそんなに時間たってないぞ‥」
ここにいてはマズイ‥。矢利杉川から離れ、霧島はとりあえず近くの公園のトイレの個室に立て籠った。
「普通にまだここらをぶらついてるかもな。フルアーマー霧島状態だったら負ける気がしないが‥」
その時、誰かがトイレに入ってきて蛇口を捻る音がした。
霧島は隙間から姿を確認した。
刃物を洗っている‥。血が、水に溶けて流れていく。
「‥」
霧島は息を呑み、思考を加速させた。
「この便座と蓋‥外せば攻防一体で良い感じだな‥いや‥しかし‥ここに篭っていれば安全と言えば安全‥。」