第五話
翌日、矢利杉神社に矢利杉警察が来て捜査をはじめた。
「矢利杉高校の生徒ですかねー。‥まあ、結構なバカ高校ですからね。なんか不敬を働いて神罰覿面!これぞ霊神の威光ッ!てとこですかね!ナンマイダー!」
紅林赤斗はそういうと十字を切った。
「宗教めちゃくちゃじゃねーか。それにこれはどうみても1人は確実に殺されてるぞ」
紅林烈土は他殺と断定していた。今栗夫があまりにもずたぼろにされていたので。
「いやー足を滑らせて転げ落ちただけでしょ。666段もあるしそりゃこうなりますよ。神様はいるんだなあ」
「‥お前、警察向いてねーよ‥矢利杉高校か‥何か起きてるのかもしれんな‥」
その頃、意味不と霧島は阿多丘が車を買ったというので見に行った。矢利杉県では10才から免許が取れる。
「はぁー‥君たちには僕のエリーゼたんに触ってもらいたくなかった‥」
阿多丘はめちゃくちゃ嫌そうにしていた。
「ハハハ!阿多丘ー!ロ◯タスエリーゼなんてなかなか良い趣味してるじゃないか!」
「じゃ私がまず運転するね!」
はしゃぐ霧島たち。
「壊さないでくれよ。頼むから‥」
「大丈夫!安心して!運転上手いから!ゲームではね!」
そういうと二人は走り去った。