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無敵賢者でチート炸裂  作者: 皐月 芽衣
第1章 転生しました
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8話 〜神社での記憶〜

12日も開けてしまってごめんなさい!色々と忙しくてなかなか書けませんでした。お許しください!

やっと神社についた


全く、神社に来て何が変わると言うのだろうか。


ちょっとじゃないけど意味がわからない。


半端無理やり来させられてしまったけど、お参りするとかどこだろうって真面目に探してる自分がいる。


「もーここどこなのよ、カラカラするところも見つかんないじゃない」


しばらく歩いていると後ろから猛烈な光に包まれた


「なっまぶしっ」と、目を瞑ったあと目を開けた時には目の前に立派なお賽銭箱があった。


そしてその奥には今まで見たこともないような素晴らしい参拝場所があった。


今持ってるお金って千円札8枚と500円玉が7枚と100円玉が15枚だから100円玉入れることになるのか


カランッ パンパンッ


「神さま、お願いです。長年眠り封印された記憶をここに取り戻してください」


考えてもなかったが、口からスラスラと言葉が出てきた。


5秒ほど経った頃、急に頭が痛くなってきた。


目の前が真っ暗になり、その場に倒れた。人生で記憶がある中で二度も死ぬとは。ああ、死にたくない。


目がさめるとそこは神社のまるで茶道でもするかのような部屋で寝ていた。


最初は夢かと思ったが、どうやら夢ではないことがわかった。


私はここにきたことがある。初めてここの土地に入ったはずなのに鮮明に思い出された。


ーーーーーーーー


ミハルの過去



「ミハルさん、ミハルさん!!ここにいたのですか?探しましたよー!みんながミハルさんを待ってます。この国を救ってくれた勇者ですから!」


この男は私の…


「ああ、分かっている。でも、私はみんなのために助けたわけじゃない。みんなの喜ぶ顔が見たいという私の願いを叶えるためにしたことだ。お礼を言われることはしてない。」


「いえ!!僕たちを救ってくれました!私はあなたの相方として、頑張ろうと思ってそばで見てきたのです、あなたのことは私が一番知ってます。」


「あの時はありがとな、私に魔法や剣術を一から教えてくれたことにも感謝する!!」


そう、私が生まれた時に全てにおいてを教えてくれた人だ。恩人と呼ぶべきか。私はこの人の大切な人を守りたかっただけだった。今思えば、私は恋をしていたのだ。


「僕はそれ以上のことをしてもらってますし、お礼なんて言ってもらえるとまではないです!しかも、ミハルさんは教えたこと以上の知識や能力をお持ちでしたから。」


私は女だったが、あまり女らしい性格や言葉遣いをしていなかった。前前世では。


「ミハルさん、あなたはこの国の中で一番お強い。だからこそ、強い者が集まって命を狙ってくるかもしれない。そんなことがあったら、ぜったいに私に相談してください」


「もちろん、そうするつもりだよ。これからもよろしくしてもらえると嬉しいよ、セイヤ」


「当たり前です!これからもよろしくお願いします」


5年後ーーーーーーーー


私はこの頃、人間界でヤクザと呼ばれる人たちを討伐ならぬ注意をする依頼を受けていた。もちろん魔法や剣術は人間界では禁止されていた。


「よくも!よくもセイヤを!!お前ら殺してやる!」


暴走族の暴力団に入っているヤクザにセイヤは目をつけられ、私のいないところで息絶えていた。顔や体はボロボロで悲惨な姿だった。禁止されていることを守り、暴力は一切しなかったと見える。


「こいつがいつまでもうざいからだ、抵抗しなかったぞ!お前もこいつと同じところに連れてってやるぜ」


「その前に私がお前を消す!」


私は今まで使ったことのない消却魔法をつかい、生まれてきてさえいないような状態にした。死んだこともこの人に関わった人からの記憶も全て消し去った


もちろん、異世界から通報があり人間界との行き来は禁止された。私のせいだ、これで人間界は今まで以上に暴力団も増えてしまう。異世界の人々は二度と人間界に行けないようになってしまったせいで、人間界は不良世界になってしまうかもしれない。


そんな絶望に陥った時、ひとりの敵 時に味方と言われる男に出会った。


「ーーーなことがあったのだ、人間界に行く方法はないだろうか。どうしても、行きたいんだ」


「1つだけある、人間界で人間として転生することだ。だが人間界の人間になるということは100年さえも生きられない短寿な体になる」


「それでもいい、私は助けたい!人間界がつぶれれば、ここの世界だって消えてしまうかもしれない!その可能性は低いが、ありえないことでもないだろう」


どんな手を使ってでも行きたかった。救いたかった。


「お前の記憶を抹殺する必要がある。お前が異世出してきたことや俺たちの記憶が全て消える。ただの転生では人間界には行けない。」


「それでもいい、だから私をその方法で連れてってくれ!頼むお願いだ!」


私はそうして記憶を消し、人間界に行くことになったわけだが、能力が高すぎて思っていたよりも早死にしてしまうことになった。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


これが、私の前前世の記憶。私は自ら人間界に行った。そして自ら記憶を消すように向けた。


全てを思い出したため、魔法の使い方、剣術 そしてこの世界の常識をも思い出すこととなった。


「まあ、生活はしやすくなったわけだけどね」


昔、そんな残酷なことを自分自身がしていたこと、忘れていたかった記憶が蘇ってしまったこと。それ以上の必要な記憶が得られたこと。


私にとってはかなり複雑な心身だった。セイヤはもうこの世にはいない。また、私の記憶を消し人間界に送った人物もこの世にいないと私のスキルが悟っていた。


記憶がないだけで、もしかしたら昔持ってた物が、収納魔法に入っているか確認したかった。収納魔法の中に入っているものは時間が止まり、収納した当時のままで残っている。


【収納魔法ー制服を出して】


ちゃんと当時のまま出てきた、しかし制服以外のものは消滅していた。何故だかわからないけれど。


その制服はいちばん上のクラスのものだった。ちゃんと証明書もある。が、顔が違う。


【写真写し変え】


証明書の顔が今の私の顔はと変わった。意外と忘れていないものだった。昔の記憶を手に入れたものの、驚きもせず、ただふつうの感情が流れていた。スキルのせいかもしれないが、不気味だとは思った。


私はその制服に着替えたままであの学校へと戻っていった。


帰る途中、蘇らない記憶が一部あったが今知りたい過去でもないために放っておいた。

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