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無敵賢者でチート炸裂  作者: 皐月 芽衣
第1章 転生しました
8/11

7話 〜学校に行った〜

6日も開けてしまってすみません。


少し忙しくて、皆様に迷惑をかけたことお詫び申し上げます。

トウヤとどんどん歩いていくと、大きな学校が見えてきた。あそこに通うのか、なかなか広いじゃない。


前居た世界よりもずっとずっと大きい。当たり前か、18にもなる大人たちが通うんだから。私はまだ高校生だったけど。


勉学に対してはずっと満点一位をキープしてきたから問題はないと思うけど、あの非常におかしなステータスは問題ありかと思う。


嘘つくなとかまた言われるかもしれないし、ステータスって人に見られないように見れるのかとか全然知らないし、スキルとかも全く分からない。


第1初めて行く学校に馴染めるのかどうかさえも危ういってほど。今隣にいるトウヤは美少年という武器と18歳でFクラスという武器を持っている(Fクラスがすごいのかは全く知らないが)。それに交えて私は驚異的(?)なステータスとランクという武器を一応持っている。


まだ、人間として生きていた(今も一応人間)時よりも前に生きていた記憶とかもなくしちゃってるみたいだし、学校が終わったら神社に直行するつもりだけど。


ふと前を向くと目の前に校門があった。もう着いたようだった。


「ミハル!着いたよ、ここがこれから通う学校だよ!!今、そのまま直行してきたから資料とか諸々持ってるよね?」


「うん!もちろん、資料が必要なの?」


「そうそう、ランク別のクラス分けがされるから年とか関係なしのクラスなんだ。ただ、A以上はみんなおんなじクラスなんだよね。僕らは関係ないかもだけどさ」


めっちゃ関係あるんだけど、とりあえずA以上ってことしか知らさないようにしようかな それともちゃんと言ったほうがいいのかな。


資料があればいつかはバレるよね、出来るだけ隠すつもりで行かないと


「学校は出席自由なんだけど、休んでる人は少ないかな。仕事してる人は別だけどね」


「そうだね、仕事してる人はしょうがないよね。トウヤはパン屋の仕事大丈夫なの?」


「お父さんに『学校の方に行ってなさい、こっちは大丈夫だから』って言われちゃって」


「そっか、じゃあ心配ないね。息子想いのいいお父さんだね」


本当にそう思う。私の両親たちもいい人だった。今の私には両親はいない、どう生まれてきたのかと言われたら転生か、はたまた神から生まれたのかなどちらかだ。


「こんにちは。ミハルさんとトウヤくんですね、こちらの席にお座りください。」


若い大人系の女性が私たち二人に声をかけてきた。どうやら学校の人たちらしいが、私たちの名前を一瞬で当てたということは何か能力を持っているに違いない、なんか力がみなぎってくるし。


「あの、なにか魔法とか使ってますか?」


「ミハルさん、どうして分かったんですか?そちらも何か使いましたか?これを見抜ける人は稀にしかいないのに」


見た目は大人っぽいが、中身は若い女の子のようだった。


「いえ、勘みたいなものです。驚かせてすみません。」


「いえいえ、こちらこそすみません。名前とか間違えてはならないのでちょっと探っちゃいました。ミハルさんもトウヤさんも相当な力の持ち主ですね、名前くらいしか探れませんでした。」


ステータスを探る魔法か、なるほど いいな それ。それがもし使えたら相手がどんな強さかとか自分が人と比較してどんな強さなのかも知ることができる。


素晴らしいじゃないか。名前ぐらいしか探れなかったということは自分より強い人のは探れないということかもしれない。


自分も頑張ればできるようになるのだろうが。


「ミハル、早く行かなきゃ遅れちゃうよ!場所教えてくれてありがとうございました。これで失礼いたします」


「こちらこそ、引き止めてしまってすみません。良いご入学期待しております。」


「「ありがとうございます!!」」


私は言われた座席に戻って待っていると校長先生らしい威厳のあるおじいさんが事務員と思われる人と一緒に歩いてきた。


「次は君たちか、書類はコピーしてある向こうからもらったものでもうクラス分けしてある。トウヤくんは7組だ。ミハルさんは1組だ。ミハルさんとまだ話があるからトウヤくんは先にクラスに行っておいてくれ」


1組ってすごいの?すごくないの?どっちでもいいけど話ってなんだろうか。

ものすごーく嫌な予感がしてたまらないが


「ミハルさん、君はこの学校内で いや、この世界で最強のお方だ。5Sなんてランクを生きているうちに見られただけで泡を吹いたよ。この学校に来てくれたことには大いに感謝する。そこでな、生徒会長になって欲しいんじゃ」


「生徒会長?!!」


「この学校は生徒会長も生徒会に入っている人も誰にも知られないのだがな。頼む生徒会に入って欲しい。そして生徒会長になって欲しい。君は誇りになる。この町のこの世界のな!」


「嘘でしょう。私そんな力持ってません!人違いではないですか?」


「いいや、ミハルさん君で間違いないよ。君が無自覚な理由は神社にあるそうだ。神社に行って願えば君の力だったらすぐに記憶が戻る。そしたらまたここに来てくれ。神社には今すぐに行って欲しい」


とんでもないことを…!!まさかこんなことになるなんて思いもしなかったんですけど?


ちょっと嫌そうにしたら、ものすごく頼まれた。頭を下げて土下座されたうえに他の人の視線もあったので折れた。


「わかりました、行きます。行きますから」


私がそういうと校長先生は涙を流して


「ありがとうございます、本当に感謝します!」


と言って貰った。


私はあんなことになるとは思いもせずに神社に向かった。




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