黒い鬼は何でも屋
この物語は一応フィクションです。地名、人物名は存在してるものと違います。
全てを捨て、全てを憎んで、何も信じたくなかった男が見せる過去と今の話。
一章、全て捨て、鬼になろう。
「死にたい」ある男がいきなりそう、ぼやいた。彼は、コンビニで働いているあるフリータだった。少し髪は長く、目つきは優しいが中は何にもない。いろんなことがありやる気をなくした。彼は少しした多重人格である。仕事と私事とでは性格が全然違う。仕事は真面目で笑顔を絶やさないが、私事だとこんなにネガティブである。
「なんでかな、こんなふうに思うのって。はっきり言ってつまんね。生きるのがめんどい。なんか楽しいことはないのかな。アニメや小説みたいな生活があるわけないのにな」
彼にとっては今は刺激がなく、つまらない日々が続いていた。
仕事をする?そんなの金を稼ぐため。では、なぜ今やっている仕事を選んだ?考えていない・・・。
彼にとって生きることの意味はこうだった、刺激があればいい。
「いっそのことこんな風に考えるのも飽きたな。記憶なんていらないのに。そうだ」
彼はベッドの上においていたPCを起動させ、通販のサイトを開いた。スタンガン、彼はそれで自分の記憶を消せるのではないのかっと思い買うことにした。ただし自分の記憶はスタンガンではないものによって消えた。彼は高圧のスタンガンを頭に当てたが気を失い少ししか記憶を消すことしかできなかった。そして目が覚めたのは仕事に行く前の時間だった。彼はスタンガンを頭に当てたせいか意識が完璧と言えないが保っていた。しかし、これが彼の記憶を消すきっかけになった。仕事に行く途中で彼はまた、意識が飛んだ。その時の彼はバイクに乗っておりヘルメットをしていたがスピードが出てたこともあり、近くに建っていた電柱に頭をぶつけた。それに、今日は最悪で天気は雨でした。
彼は病院で目を覚ましたました。彼は何も思い出せません。家族も仕事も友人も全て忘れていました。彼にとっての願い「死にたい」「記憶を消したい」が叶いましたが今の彼にとってはどうでもよかった。彼にあったのは「無」ということだけだった。何をしたらいいのだろうかどんなことをしようかなど迷いました。警察に事情聴衆もありましたが彼は覚えていない、なぜ意識を失ったかさえも。スタンガン。それはもうありません。なぜなら?彼はそれを隠していたからです。どこに?もちろん土の中に。彼は記憶が消せないのならいらないと思いそれを粉々にして土へと。彼は記憶がなくなっているにもかかわらずこんなことを考えてました。刺激が欲しいと。今の自分には何もない、刺激が欲しいのなら今なら手に入るかも。そんな期待を持ち彼はこう考えました。鬼みたいな人間になれば刺激のある日常が送れるかなっと。
彼にとって鬼って何かはわかりません。なんせ記憶がなくなり、知識さえも乏しいのだから。でも、そんな彼の考えた、思いついたのが「鬼」という言葉だった。でも、警察の方との話の時に言われたこと、
「自分たちは国や国民を守るものです」っと。周りからは警察は逮捕っていう罪を犯した人を捕まえることができると聞かされていた。なら邪魔になるなら潰すか抜け道を見つければいいのかっと彼は考えた。
彼は必死に勉強した法律やら格闘やら隠密行動の仕方など。彼はお金も必要だからコンビニで働きながらお金も貯めた。
一年後。
彼は家を出た。家族に黙って。戸籍も変えた。名前は鬼灯貴音珍しい名前に変えた。そして彼は貯めたお金で住むところを変えた場所は日本の中心。行動が取りやすい地域に事務所を借りてそこに住むことにした。会社ではなく自分ひとりでやる、相談所にした。名前は黒い相談所。概要欄にはどんな依頼にも応じますがお金の貸し借りは受け付けません。っと書いた。彼にとってお金は貸したくないという強情な考えなのでしょうね。そうして彼は鬼となりました。次の仕事は「なんでも屋」でした。
もちろんネットや張り紙したら迷惑になると思い、よく街を歩きバーや居酒屋、カフェやいろんなところに行き自分のことを話した。仕事は何しているのか?っと聞かれたら、「人からの相談やカウンセラーをしたりしてる、簡単に言えば人助けの仕事かな、俺一人だけど。お金のこと意外だったらなんでも聞くよ。まぁ相談は無料でしてるが頼みごともよくある犬の散歩や子供の世話やいろいろね」っと彼そういった。そして彼の初めての依頼は、犬の散歩だった。次にいじめにあったので助けて欲しいという相談。浮気の調査。そんなのが彼の日課なのだがもう一つある、それはヤクザ、マフィアの関連の場所、闇金事務所、別荘の襲撃などしてお金集めてました。もちろん体は傷だらけ。ヤクザやいろんな人たちから狙われたりもする。ただしそんなことを彼は気にしてませんでした。こんな依頼が来るまでは。続く
この作品は自分の夢に出てきてるものを利用してます。すこし興味の湧いた人はツイッターにもいますので声をかけてください。