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僕の学園日常生活は非日常になってしまいました。  作者: 鯨@バーベキュー
転校・出会い・引っ越し
8/18

護身

第8話

護身

 —土曜日

 今日は休日。いつもなら、お昼前までは寝ているが、今日は違う。咲夜と一緒に出掛けるのが楽しみすぎて早く起きちまった。

 しかも、

(どうすんだよ・・・今夜中の3時なんですけど・・・)

 早く起きすぎました(笑)。いやいや、笑えねえよどうすんだよこれ!

 ちなみに、二度寝しようとしたけど全然眠れませんでした・・・。

 くそう、どうすればいいんだ。約束の時間は9時半だから今からだと・・・6時間以上あるじゃん!

・・・仕方ない、本でも読んでるか・・・。


「ぐぅ・・・はっ!」

 寝ていたみたいだ、時間は・・・うわっやばい!もう、9時じゃん!このままじゃ遅れちゃう。

 急がなきゃ遅れて咲夜に怒られちゃうよ。まずいな。

 というわけで、急いで着替えた。

「いってきまーす!」

「蓮朝ごはんは?」

「コンビニで何か買って食べるから大丈夫!」

 僕は急いで駅へ向かった。


 急いできたせいか、時間に余裕があった。

(遅刻するかと思ったけど・・・早く着きすぎた。まあいいか)

 少しして咲夜が来た。

「ごめんなさい。待ったかしら?」

「大丈夫だよ。さっき来たばかりだから」

 まあ、ほんとは10分前に来たけど。気を遣わせないようにしよう。

「ならよかったわ。それじゃ行きましょうか」

「そうだね」

 そう言って、僕たちは改札へ向かった。


 -桜姫・涼春視点

「蓮、何処にいるんだろう?待ち合わせ場所知らないけど、どうしようか?」

「やっぱり、やめましょうよ」

 と、涼春ちゃんが言った瞬間。

「ねえ、あれ蓮と咲夜ちゃんじゃない?」

「ほんとですね」

 何処が待ち合わせなのかが分からなかったから、適当にぶらぶらしてたら、駅前で2人をみつけた。 

「じゃあ、予定通り尾行してみようか」

「尾行って、言い方はどうかなと思いますけど」

「そんなこと言わずに行こうよ。2人行っちゃうよ」

「待ってくださいー桜姫ちゃん!」

 そういって、私たちは2人を追いかけた。


-蓮・咲夜視点

「やっと着いたー・・・気持ち悪い・・・」

 酔いました・・・やっちまった・・・乗り物ダメなの忘れてた・・・。

「大丈夫?蓮君」

「う、うん大丈夫・・・多分」

「今多分って言わなかったかしら?」

「言ってないよ・・・とりあえず行こうよ」

「そうね、急がないと混んでしまうわ」

 というわけで、僕たちは遊園地に入っていった。


「何から乗る?それ以前に蓮君、乗り物大丈夫なの?」

と、咲夜が聞いてきたので、

「僕が酔うのは、基本的に電車だから大丈夫だよ」

「そうなの?じゃあ、ジェットコースターに、行きましょう」

 というわけで、ジェットコースへ向かった。


・・・意外と、きつかったです・・・。

「・・・意外とスリルがあったね」

「ええそうね」

 あれ・・・もしかして

「・・・咲夜って・・・こういうの平気な人?」

 と、聞いたら

「たしかに、好きな方ではあるわね」

 という風にかえってきた。やっぱり、女の子はこういうのが好きな子が多いのだろうか・・・。

「それじゃ、次は何処に行く?」

「そうね。それじゃあ・・・」

 といった感じで僕たちは遊んでいました。


 -時間をさかのぼって、蓮と咲夜が入っていった直後。

 桜姫・涼春視点

「2人はこの遊園地に入っていったよね」

 私たちは2人を追って2人が入っていった、遊園地についた。

「そみたいですね」

「じゃあ、私たちも入ろうか」

「そうですね」

 でも、ここに来たのに、遊ばないで帰らないでもったいないような気がしたので、

「ねえ、涼春ちゃん」

「はい。なんでしょうか?」

「せっかく来たんだし、少し遊ばない?」

 と聞いてみた。すると、

「たしかに、2人を追いかけるためだけに、お金を払うのはもったいないですしね。

それじゃあ、少し遊びましょうか」

 まあ、普通に考えたら女の子がこういうところに来て遊ばないのは、変だもんね。

「それじゃ、入ろうか」

「そうですね」

 というわけで、私たちは遊園地に入っていった


 -時間を戻して現在

 蓮・咲夜視点

 ぐぅ~、と不意におなかがなった。やべ、すごい恥ずかしい。

「もうお昼だし、お昼にしましょうか」

「そうだね。おなかすいちゃったよ」

 というと、

「それで、なんだけど・・・」

「ん?どうしたの咲夜?」

「私、お弁当を作ってきたんだけど・・・」

 と言ってきた。すごく嬉しいんだけど・・・周りの視線が痛い。ここでもかっ。くそう、とりあえず気にしないでおいた方が良いか。

「それでよかったらなんだけど・・・このお弁当を食べてくれないかしら?」

「もちろん、それじゃあベンチに座って食べようか」

「ええ!」

 咲夜がすごく上機嫌になった。何かいいことあったのかな?

 というか、やっぱり視線が痛い。まあそんな事より咲夜が作ったお弁当が楽しみだ。


 というわけで、近くにあったベンチに座った。

「じゃあ、はいこれ」

 もらったお弁当を開けてみると、

「おお!なんかすごく鮮やかなみためしてるな。すごくおいしそうだ」

 というと、

「ほんとに?じゃ、じゃあ食べてみて」

 ちなみに中身は、卵焼き、ハンバーグ、ポテトサラダ、ミニトマト、から揚げ、ごはんには鮭がちらしてある。とりあえず僕は卵焼きを食べてみた。

「・・・どうかしら?」

「うん!すごくおいしい!」

「ほんと!?」

「うん。嘘はいわないよ。すごくおいしい」

「ありがとう」

 といった感じに、お弁当が食べ終わった。

「ふぅ・・・おいしかった。今度お礼に僕がお弁当を作ってこようか?」

「い、いいわよ」

「いやいや、一応僕は、料理できる方だよ?」

 というと、

「じゃあ・・・今度お願いしようかしら」

「まかせてよ」

「よし、腕がなるな。楽しみにしててよ」

 まあ、前の街で父さんの帰りが遅かったから、僕が家事全般をやっていただけなんだけどね。

「うん、楽しみにしてるわ」

 といった感じになった。

「それじゃあ、次に行こうか。何処へ行く?」

「そうね・・・って、あれ桜姫と涼春じゃないかしら?」

 と、咲夜がいった先にいたのはナンパされている桜姫とすずちゃんだった。


 -もう一度時間をさかのぼること数時間前

 桜姫・涼春視点

「いやー結構遊んだね」

「そうですね」

 でも、そろそろ本題に入らないとだめだなあー。

「それじゃ、そろそろ蓮たちを探そうか」

「そうですね」

 というわけで、私たちは蓮たちを探すことにした。


 数時間後

「見つからないねー」

「そうですね」

 蓮たちはなかなか見つからない。

「何処にいるんだろうね」

「うーん何処にいるんでしょうか・・・」

 などと悩んでいると、

『なあなあそこの姉ちゃん。2人だけなら俺たちと遊ばない?』

 急に数人のチャラい男の人たちが声をかけてきた。こういうのは、しっかりと断らなきゃ。

「いえ。私たちは人を探しているので・・・」

 というと、

『そんな事言わずにさー、遊ぼうぜ?』

 といいながら腕をつかんできた。

「やっ、離して!」

「離してください。私たちは急いでるんです!」

 と言っていると、

「その2人の腕を離してあげなよ」

 声がした方を振り返ると


-蓮・咲夜視点

「たしかに、あれは桜姫とすずちゃんだ」

「あれ、まずくないかしら?」

 たしかに、腕をつかんでいる時点でいい雰囲気とは言えないな。助けなきゃ。

「何処へ行くの?」

「決まってる。助けに行くんだよ」

「無茶よ。何も持ってないじゃない」

「ん?武器ならあるよ」

「えっ?」

 というと僕は隠し持っていた刃のついていないナイフを取り出した。

「それは危ないわ!」

「大丈夫。刃はついていないから。じゃあ、いってくる」

「・・・無理はしないでね」

「もちろん」


「その2人の腕を離してあげなよ」

「蓮・・・」

「れなくん・・・」

 2人は少し泣きそうな顔になっていた。見たところ4人か。これくらいならどうにかなるな。

『誰だお前は?』

「僕はその2人の友達だよ。だから、離してあげなよ」

『うるせえ!お前らやっちまえ』

 と、相手が言うと周りの奴らが襲い掛かってきたので一発だけ受け止めて、他は受け流した。

「これで、正当防衛は成立したね」

 そう言って僕は刃のついていないナイフを取り出して構えた。

「安心してよ刃はついていないから」

 僕はナイフで4人のうち1人の鳩尾をついた。すると、相手は気絶した。

『こ、こいつ強いぜ。に、逃げようぜ』

 と言って男たちは逃げていった。


「大丈夫だった?2人とも」

「う、うん・・・ありがとう、蓮」

「あ、ありがとうございます。れなくん」

 2人とも怪我とかはないみたいだよかったー。それでも、2人は若干涙目だ。すると、そこに咲夜が来た。

「大丈夫!?」

「みんな無事だよ」

「よかったわ。みんな無事で」

「にしても蓮」

「ん?なに?」

 と、急に桜姫が声をかけてきた。なんだろう?

「いつのまにあんなことできるようになったの?」

「たしかにそうですね」

「それはたしかに気になるわね」

 と、聞いてきた。説明しといたほうがいいか。

「ああ、あれは護身用に覚えたものだよ。ほかに、柔道も少しできるよ」

「そんな事ができるようになってたんだ。びっくりだよ」

「すごいです。れなくん」

「たしかにすごいわね」

 ・・・まあ、それが原因で何回も警察に補導されたけど・・・。

「まあ、とりあえず帰ろうよ」

「そうだね」

 といった感じで僕たちは帰った。


「それじゃ、また学校で」

「バイバイ」

「さようなら」

「また学校で」

 僕たちは別れた。

「じゃあ帰ろうか桜姫」

「うん!」

 この後は他愛もない話をした。


「ただいまー」

「おかえり蓮」

「それじゃあ、僕は疲れたから部屋で休んでるよ」


 今日は疲れたなー。明日はゆっくり休むかー。

 こうして長い1日が終わった。

こんにちは妖夢です。

今回は前回が短かった分長くなりました。いかがでしたでしょうか?

前回、新しい小説を書くといいました。あれは作成が決まったのでやるつもりでいます。

制作次第報告します。それと、サブタイトルは二文字で終わらせていますが、これは決まっていないので二文字じゃなくなる時が出てきますので、ご了承ください。

ではまた次回に。

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