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僕の学園日常生活は非日常になってしまいました。  作者: 鯨@バーベキュー
転校・出会い・引っ越し
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過去

第三話

過去

 ここは何処だろう?真っ暗で何も見えない。

(あれ?むこうに光が見える・・・。行ってみよう)


 ぼくは、1人で山道を歩いていた。すると、

『だれか・・・、たすけて』

 女の子の声が聞こえてきた。ぼくは、声のする方へ、向かった。すると、そこには崖から落ちそうになって、助けを求めている。

『大丈夫!?いまたすけるからね』

『うん・・・、ありがとう』

 女の子は、少しほっとしたような顔になった。


 それから、少したって何とか女の子を助けることができた。

『ありがとう、たすけてくれて』

 お礼を言われた。すると今度は、

『あの・・・』

『なあに?』

何だろう?

『名前を教えてくれませんか?』

 名前を、女の子が聞いてきたのだ。まあ、名前くらいならいいか。

『ぼくは、なるみれん、っていうんだ。きみは?』

『わたしは、つばきさくや』

すると、急にぼくの意識が途切れてきた。


「ん?・・・」

 目を覚ますと白い天井が見えた。さっきまで昔の事を、夢で見ていた気がする・・・。とりあえず、体を起こした。

「いてて・・・頭でも打ったのか。いや、普通転んだだけで気絶するのは変だな・・・。

あたりどころが悪かったんだろうな・・・にしても、どうやったら、こうなるんだ?まあいいか」

 独り言が聞こえたのか、誰か来た。

「大丈夫?」

 横を見ると、さっき廊下でぶつかった女子生徒がいた。

「うん。大丈夫だよ」

「そう・・・ならよかった」

 あれ?この人、どこかで・・・あっそうだ、さっき夢で見た子とそっくりだ。もしかして・・・よし、聞いてみよう。

「あのさ、もしかして・・・、咲夜ちゃん?」

「えっ?・・・」

 なんと、彼女が驚いた顔をした。すると、

「あなたこそ、もしかして・・・蓮君?」

 やっぱりか、やっぱり咲夜ちゃんだ。

「僕の事、覚えていてくれたのか」

「もちろん。だって、命の恩人の上に、はつこ・・・な、何でもないです」

 そう言って、顔を真っ赤にしながらうつむいてしまった。にしても、最後の「はつこ」って何だったんだろう?・・・まあいいか。

「でも、こんな形で再会するとは思わなかったよ」

「わたしもだよ、私はすごく嬉しいよ」

 そういわれると、こっちもうれしくなるな

「咲夜ちゃんは元気だった?」

「うん。でも咲夜ちゃんはやめてほしいな」

 それもそうか。

「わかったよ。これからは、咲夜と呼ぶよ」

「うん、ありがとう」

 そういえばここは何処だろう?。よし、咲夜に聞いてみよう。

「咲夜ここは何処なんだ?」

「そういえば、蓮君はここに転校してきたから知らないんだっけ。ここは桜神学園の保健室よ」

「保健室?なんで僕はこんなところに?」

「えっ?覚えてないの?」

 なにかあったけ?うーん

「えっとね、さっきぶつかったときに蓮君は頭を打って気を失ってしまったの」

「なるほど、だからか」

 そういえば、今何時だろう?聞いてみよう。

「咲夜、今って何時?」

「そうね・・・、6時限目の途中かな」

「えっ!まじか。てか、咲夜は戻らなくて大丈夫なのか?」

 そこが、疑問になった。

「うん。私は大丈夫、学年トップだから」

「そうなんだ。すごいね今度勉強教えてくれないか?」

 僕よりも、頭がいいみたいだった。

「いいよ。蓮君はどれぐらい、勉強はどれくらいできるの?」

「僕は、前の学校では学年トップだったけど」

「そういう、蓮君こそ頭いいね」

 まあ、これでも父さんに負担をかけないために、予習、復習をしっかりやってたからなー。

「じゃあ、そろそろ戻ろうか」

「そうだね」

 というわけで、保健室を後にした。


 教室に戻ると、すでに授業は終わっていた。

 教室に入ると、桜姫が抱き着いてきた。すると、周りの男子生徒達のきつい視線がとんできた。

 こういう時僕は、気付いていないふりをしている。主に嫉妬で・・・。まあ、優奈や桜姫と一緒にいると、睨まれたりして体力がごりごり削られるんだけどね。某RPGで、例えるならMP0の上に回復アイテム 無しの時に敵の攻撃を受けているような状態です。

 まあそれは置いといて。

「蓮、大丈夫だった?」

「うん。咲夜が見ててくれたらしいからね」

『なんだ?鳴海の野郎。椿さんともあんなに仲がいいとか死ねばいいのに・・・チッ』

 などと聞こえてきたから、これから先気を付けた方が良いなと思った。

 まあこんな感じに僕の日常が壊れてきています。でも、これ以上に酷い事が起こる事を僕はまだ知らない・・・。


『やっぱり・・・あの時会った人だ。・・・私の事覚えているでしょうか?覚えてくれていたらいいなー』

こんにちは、妖夢です。

今回は、短くなってしまいましたが、これは編集中に2回ほど消えてしまったのでこんな結果になってしまいました。すいません。次は、なるべくそんなミスがないようにします。

誤字脱字がありましたら行ってください。感想も受け付けています。


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