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僕の学園日常生活は非日常になってしまいました。  作者: 鯨@バーベキュー
転校・出会い・引っ越し
12/18

掃除

第12話

掃除

前回、心に土曜日学校に集合と言われた。そして、土曜日になった。とりあえず、行ってみることにした。

でもなー、何があるか分かったもんじゃないからな・・・心の考えたことだし・・・というか、あいつ変わりすぎじゃね?前は、もっとこう・・・ゴ〇ラみたいなやつだったよ?

それがどうよ、今は暴走したキング〇ドラに、なってるよ。まあ、それでも昔と変わらないところがあるからいいけど・・・

さて、そろそろ行くか。とりあえず、携帯、財布だけでいいか。

「ちょっと、出かけてくるよ」

「ん?いってらっしゃい、お兄ちゃん」

「ああ、いってくる」


学校の前につくと、心だけが来ていた。

「あれ?これ、俺たちだけか?」

みんな来ると思った。

「ん?ああ、大丈夫だ。みんな来るよ。多分もう来るんじゃないかな?・・・とか、言ってるうちに来たようだね」

ああ、ほんとだ。

「遅れちゃった?」

「いや、多分まだ早いくらいだと思うけど」

「よかったあ」

「それで、心なんで俺たちを呼んだんだ?」

なぜ、呼ばれたのかを知らなかったので、一番気になった事を聞いてみた。そしたら、

「ふっ」

「ふふ」

「クスクス」

「あはは」

「え?なんで、みんな笑いだすの?」

なぜか、笑われました。なんで!?

「だ、だって・・・ふっ」

「その・・・ね。ふふ」

「さっき・・・クスクス」

「蓮お兄ちゃん、『僕』じゃなくて、『俺』になってるんだもん・・・あはは」

「・・・」

やっぱり、変じゃん!ああ、泣きたくなってきた・・・

「でも、私はいいと思うよ?」

「私も、そっちの方がいい気がするわ」

「私も、そっちの方がいい気がしますよ?」

「わたしも、蓮お兄ちゃんはそっちの方が似合ってるよ?」

意外と、好評でした。そっかー、やっぱりこっちの方がいいのか・・・

「なら、いいか・・・それで?ほんと、何で呼んだんだ?」

「あれ?蓮は何も聞いてないの?」

「え?」

「私たちは、聞いているのだけれど・・・」

あるえー、おっかしいなー。まさか、俺だけ何も知らされてないとか?

「そうそう、蓮には言ってなかったけ。呼んだのは、とある場所の掃除だよ」

「掃除?」

「ああ、『神無月荘』っていう、私の家が所有しているアパートだよ。ただ、一つ他のアパートと違うところがあって、全員で集まれるリビングがあるんだ。そこの掃除をお父さんに頼まれてね。それで、手伝ってほしいんだ」

それで呼んだのか・・・なるほど。みんな知ってて来てるってことは、手伝うという事だろう。

まあ、何か手伝ってくれって言われたら、手伝うつもりだったけど。

「わかった、手伝うよ」

「ありがとう!」

というわけで、俺たちは『神無月荘』に、向かった。


「ここか・・・ずいぶん、大きい建物だな」

そこには、綺麗な建物があった。学校を小さくしたような感じの建物だ。

「それじゃあ、はじめよう!」

「「「「「おー!」」」」」

そして、『神無月荘』の掃除がはじまった。


「うっへー、ほこりがすごいな。長い間使ってなかったんだろうな」

外見とは裏腹に、中は結構汚れていた。

『うわあ』

ん?桜姫の声だ。何かあったのかな?とりあえず、桜姫の所へ向かった。

そこには、桜姫が床に倒れていた。

「大丈夫か、桜姫!?」

「あ、蓮。うん、大丈夫だよ」

「たっく、何してんだよ?」

「あ、あー、ちょっと重いもの持っちゃって・・・」

その近くには、いくつかの段ボールが落ちていた。ああ、あれか

「わかった。俺が運んどくよ。んで、何処に運べばいいんだ?」

「いや、いいよ。私の仕事だし・・・」

「遠慮しなくていいよ。それが原因で、転んだじゃないか。だから、ここは俺に任せてくれないか?」

その後、桜姫は少し悩んでから首を縦に振った。

「わかった、それじゃあお願いするね。その代わり、私は蓮の掃除していたところをやっておくよ」

「OK。じゃあ、よろしく」

この後は、運んで、他のみんなの所へ手伝いに行った。


こうして、日が暮れたころようやく終わった。

「みんな、手伝ってくれてありがとう。それと、みんなに謝らないといけないことがあるんだ」

「どうしたんだ?心、謝る事ってなんだ?」

「うん。そのな、本当はここに『私たち』が住むんだ」

へえー、そうなのか。って、ん?

「『私たち』って?」

どういうことだ?

「ああ、その・・・ここにいるみんなで、ここに住むんだ」

「え?」

「「「「「えーーー!?」」」」」

この日一番の驚きが、俺たちを襲った。

こんにちは、妖夢です。

先日、1話~10話までを手直ししました。それで、ここの話から少し展開が変わります。

それでは、また次回。

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