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僕の学園日常生活は非日常になってしまいました。  作者: 鯨@バーベキュー
転校・出会い・引っ越し
10/18

生徒会?

第10話

生徒会?

 生徒会長、鹿苑寺心が来る前。

 僕はその日、誘拐された。

「・・・なんで、誘拐されたんだろう?あー、どうしよう。帰れるのかなー。てか、誰だよ誘拐したやつ。

僕なんか誘拐しても、意味ないと思うんだけどなー。あー、暇だ。というか、暇とか考えられる僕がすごいよ。・・・あっ、携帯持ってたかな?えーと・・・あれ、無いぞ!?くそう、犯人が持ってったな?

まあ、普通だよな。しかも、ここどこだよ?あー、ってか、『あー』多いな!?自分にツッコんでどうする!・・・はぁ。疲れたなー、最近運悪いなー。この学園に来てから、日常?何それおいしいの?みたいになってたもんな。もう嫌だ!毎日、3人に弁当押し付けられるし、おなか壊すし、川に落ちるし、何もないし、紐なしバンジーやりそうになるし、どんどん僕の日常が、非日常に変わりつつあるな。

ハハハハハハハハハハハハ・・・寝よう」


——誘拐犯視点

「どうしよう・・・すごく入りにくいんだけど・・・うーん、ああなってしまうぐらいになってしまうとは、思わなかったなー。とりあえず、今はそっとしておいた方がよさそうね」

 犯人は何も聞かなかったことにした・・・。というか、誘拐したことを後悔した。


——そして、現時刻

「・・・なんで、生徒会長がいるんですか?」

「なんでって、まだ気づかないのかい?」

「・・・いや、その可能性を考えたくないからです」

「ならば教えるとしよう。君を誘拐したのは・・・私だ!!」

「おやすみなさい!!」

 僕は現実逃避した。うっわー、やっぱこの人だよ。この人が出てきた時点で、もう犯人だと思ったけど!

 しかも、この生徒会長、噂じゃすごく優等生って話だったよな?なんで、僕を誘拐したんだよ!

 ・・・あっ、そういえば隼が、転校してきた日に4人、隼の所に来たって言ってたな。

 そういや、なんでみんな隼と僕が仲いいって知ってたんだ?凄く怖いんだけど・・・。

「えっとー、大丈夫かい?」

「・・・大丈夫だと思いますか?」

「うん。思わない!」

 うん。いまので気付いた。この人は・・・ダメな人だ!!

「一つ聞いてもいいですか?」

「ん?いいぞ」

「なんで、隼と僕が仲いいって知ってたんですか?」

 いやー、なんで今まで疑問に思わなかったんだろう?

「・・・昔、あったことがあるからだけど?」

 思わぬ返答が来た。えっ、あったことあるの!?いや、でも普通こんなに美人な人だったら、気付くと思うんだけど・・・。

「やっぱり、覚えてないよね?じゃあ、私から説明しておくとしよう。君は昔、男の子と仲良くならなかったかい?」

「ああ、はい。いましたね」

 たしかあいつは、たしか以前にも思い出したよな?ココ・・・だったよな?あいつ、今どうしてんのかな?

「それで、その男の子の名前——というか、あだ名は、ココだろう?」

「えっ、なんで知ってるんですか?」

 というか、あだなだったんだ・・・全然気づかなかった・・・ってか、あっちが本名だと思ってたし。

「・・・」

そして、生徒会長の無言・・・まさかとは思うけど・・・

「・・・ココ?」

「・・・うん」

 えー、またこのパターンかよ。最近・・・というか、再会することがこの学園にきて多くなった な・・・。

「いやでも、ココは男のはず。・・・何かあったの?」

「いや、現実逃避しないでくれよ、蓮」

 うん、やっぱりココだ。この口調はココだ。うっわー、男じゃなくて、女だったのか・・・。

「ずいぶん変わったね、ココ」

「うん、まあいろいろあったからね」

「そっか・・・そういや、なんで誘拐したの?」

 根本的なことを聞くの忘れてた。

「ちょっと・・・手伝ってもらいたいことがあってね」

 そんなことかよっ!

「だったら、直接言えばよかったんじゃ?」

「隼君から聞いていると思うけど、って言ったらわかるよね?」

 ああ、そういう事か。僕の知り合いはみんな、人気があるからな・・・桜姫や咲夜、すずちゃんもよく

告白されてるって言ってたな。じゃあ、ココにも言えることなのか・・・。

「うん・・・察したよ」

「ありがとう」

「それで、用は何?」

「・・・怒らないかい?」

 なんだ?怒られるようなことなのか?

「その・・・本当は、手伝ってほしいものがあったんじゃなくて、ただ、会いたかっただけなんだけど・・・ダメだったかい?」

 うわっ、ココとは思えないぐらい・・・かわいいです。

「どうしたんだい?やっぱり、迷惑だった——」

「いやいや、全然、むしろなんていうか、嬉しいよ」

「・・・っ」

 爆発するんじゃないかってぐらい、顔を赤くしている。

「そういえば、ここどこ?」

「ここは、桜神学園の生徒会室だよ」

 どおりで、誘拐されたにしては綺麗で、整頓されてるなと思った。

 ・・・天井から吊るされているという事を除けば・・・。やばい、死にそう。頭がくらくらしてきた。

「・・・れ・・・きて・・・て」

 僕はそのまま、意識がなくなった・・・。


 目を覚ますと、自分の家だった。

 夢だったのか?まあ、そうだよなー、ココが女の子だったなんて、そんな話あるわけないよなー。ハハハ!

「あっ!みんな、目を覚ましたよ!」

「あれ?みんな、どうしたの?人の部屋に集まって・・・」

「どうしたのはのはこっちだよ、蓮!」

 なんか、怒られた・・・

「そうよ、蓮君」

「れなくんどうしたんですか?」

「蓮お兄ちゃん、大丈夫?」

「お兄ちゃん、私が分かる?」

 え?ちょっと待て。そもそも、なんで僕はねてるんだ?それに、みんなはどうして、心配してるんだ?

「・・・なにかあったのか?」

「実は、蓮が帰るのが遅いなー、と思って学校を探したんだ。そしたら、生徒会室の前で倒れていたんだよ?」

 ・・・え?

「マジ?」

「マジ」

 いやいやいやいや、そんなことは無い、絶対ない!

「どうしたの、蓮君?そんなに汗かいて・・・」

「い、いや、何でもないよ?」

「?そう。ならいいんだけど・・・」

 明日の朝になればわかるか・・・


 ——翌日

「いってきまーす」

 玄関の前には、

「おはようだ、蓮」

 やっぱりいた。夢の方がよかった気が・・・。

「蓮、また増えてるね。というか、生徒会長じゃん!?どうしたんですか、鹿苑寺会長?」

 ココの姿があったからか、若干桜姫のキャラがぶれている。これはこれで、面白いね!

「いやな、私も一緒に登校しようと思ってな」

 いやー、誘拐された時も思ったけど・・・どうして、僕の周りには女子しか集まらないんだよ・・・

できれば、静かに暮らしたいんだけどな・・・

 ・・・まあ、こんな生活でもいっか!何事もポジティブにいこう!

 ・・・でも、ココが加わったことによって、何か嫌な予感したんだけど・・・気のせいか。

こんにちは、妖夢です。

PV数が2000回を超えました!ありがとうございます。これからも、頑張っていきますので、よろしくお願いします。

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