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私の彼が家で一人で黙って静かにしている時は、大抵黙々と絵を描いている時だけだ!

作者: 七瀬
掲載日:2026/04/08





”私の彼が家で一人で黙って静かにしている時は、

大抵黙々と絵を描いている時だけだ!”




普段の彼は賑やかで明るく大勢の人達と一緒にお酒や遊んでる

印象が強い!

どうも彼は一人で居るより大勢の人達と一緒に居たがりな、

寂しがり屋さんなのかもしれない。

そんな彼だから家に一緒に居ても私の隣にピッタリくっついて

離れない時の方が多いのだ。



・・・ただ彼は”絵を描く時だけは真面目な顔で真っ白な画用紙に向かい”

“いつも見ない顔で黙々と絵を描き続けている!“

私が彼に話しかけても集中しているのか?

全く私の声が聞こえていないのだ!

だから彼が絵をやめるまで私はひたすら待つしかない。

それほど“何かに没頭できるモノがある彼を羨ましくもあり尊敬もしている。“




『”あの~ユウスケさーん! 晩ごはんが出来たんだけど?、

まだ食べないんですかー!“』

『・・・・・・』

『早く食べないと冷めちゃうよ。』

『・・・・・・』

『今日さ、会社に行く途中で転んじゃったんだよね。』

『・・・・・・』

『ほらほら、これ見てよ! ここ、ここ! 怪我しちゃった!』

『そう言えば? 高校の時の同級生でほら? 光春って居たじゃん!

その子とバッタリ道端で会ってさ~』

『・・・・・・』

『”そんなに絵が好きなら? 私と別れる?“』

『別れない。』

『聞こえてんじゃん! じゃあー答えてよー。』

『”今のだけ聞こえた! ああ~お腹空いた~“』

『もう出来てるよ、早く食べよう!』

『うん。』




・・・たま~に、彼の耳に私の声が届く時があるらしい。

それがどんな内容かはいろいろだけど、きっと彼の集中力が切れた

時じゃないかと私は思ってる。



普段は話も凄く面白くて、何でも私の話を聞いてくれて、私がソファで

寝てたらそっと私を抱えて二階のベットまで連れて行って寝かせてくれる。

冷蔵庫にプリンが一個しかない時も必ず私に譲ってくれるし、

私が落ち込んでたらそっと隣で黙って一緒に居てくれもするの。

本当に申し分がないぐらい彼はステキな男性ひとなんだと私は想って

いるのだけど、“ただ絵を描いている時だけは少し私から見たら何時もの彼

じゃないみたいで寂しくも感じるわ。“

きっと構ってもらえないからそう想うのかもしれないのだけど......。

それでも私は彼がイイ! 彼が好きなの!




『もしもーし! 聞こえてますかー!』

『・・・・・・』

『”私には絵の才能がないからユウスケの絵が上手い事だけは分かるけど、

こんなに床一面に何枚も絵を描けるほど好きな気持ちは分からないな~“』

『・・・・・・』

『何がそれほどユウスケの心を動かしてんの?』

『・・・・・・』

『こんなに集中するまで絵を描けるのは凄いけど、なんか寂しいよ。』

『”ごめん。“』

『えぇ!?』

『やっぱり寂しい想いさせてた?』

『いいよ、気づいてくれてただけで嬉しいから。』

『ごめんな!』

『ううん、謝らないで。』

『・・・ううん。』




・・・彼も彼なりに私の事を気遣ってくれているという事が知れた

だけで私は十分だったわ。

これからは彼の絵を描く事にもっと理解していきたい!

“だって! この世で大好きな男性ひとが大好きな事が出来る

この時間を彼には大事にしてほしいから!“

きっとね? こういう事が“好きって“事なんだと私は想うの。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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