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Sword Master ―紅剣の支配者―  作者: 高柳疾風
第十六章 その夏祭りの日に…
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第二部 告白

「あー、楽しかった!!」


両手を伸ばして大きく伸びをする山中さん、その隣では相良が財布を抱えて泣いている。


さて、何があったか簡潔に話そう。

実はお面を買った後、みんなで山中さんの先導で屋台道を練り歩いたわけなのだが、その時にこの人の行動力が遺憾なく発揮されたわけだ。

射的、金魚すくい、水風船釣りなどなど……とにかく遊びまくっていた。

途中で焼そばやら焼トウモロコシやら、祭りの定番品を食べていったもんだから相良の財布は大ダメージだったろう。


で、それにほとんど付き合っていたのが麗奈だ。

食べ物に関しては早々にリタイアしていたが、射的とかは麗奈の方が何かと上手いらしく、途中からは二人の対決みたいになっていた。

だから、俺の財布もかなり深刻なダメージを受けたわけだ。

朝霧さんと宮野さんが山中さんや麗奈のようなタイプじゃなくて本当によかった。

二人はヒートアップしていく二人に圧倒されて、ずっと苦笑いしっ放しだったからな。

途中で無理矢理金魚すくいに参加させられて、そこで取った金魚が二人の腕からぶらさがる袋に入っている。


「さーて、今日の総仕上げや!!」


「まだ何かやんのか!?」


未だ元気一杯の山中さんに精神的ダメージがそろそろ限界を突破するんじゃないかなと思える相良が全力でつっこんだ。


「夏の夜…ほんのり冷たい風に誘われてやるものと言えばこれ、肝試し!!」


屋台道を抜けてどこに向かうのかと思っていたら、道のど真ん中でいきなり叫んでいた。


「き、肝試し!?」


「そや! 今からその舞台に向かうから付いてきてや!!」


相良のリアクションにも余裕で答えて、山中さんがまたどこかに向かって歩きだす。

そして、十五分ほど歩いたところでその足がピタリと止まった。


「ここや!」


「ここは……」


山中さんが足を止めた場所、そこには俺たちがよく見知っている景色が広がっていた。


「学校か…」


「まっ、さすがに学校に入ることはできひんから近くの森を使うんやけどな」


そう言って頭を掻いている山中さん、本当は学校でやりたかったんだろう。

けど、学校には警報装置が付いてるからなぁ。

見つかったら面倒なことになる。

もしやると言い出しても俺は全力で反対していただろう。

なにせ俺は根っからの平和主義者なんでね。


「ほな、班分けするからみんなこの割り箸を掴んで! 先っぽに印付いてるから、同じ印の人がペアやで!」


さっきの屋台で貰った割り箸で作ったのか、先にソースが付いているものもあった。


「せーの!」


掛け声とともに引き抜くと、丸印の付いた割り箸が俺の手に握られた。


「ほな、同じ印の人とペアになってー」


山中さんの声に、各々が自分の割り箸を見てペアとなる人を探す。

さて、俺のペアは……。


「あ、私とペアですね!」


弾むような声で俺のところに来たのは朝霧さんだった、見ると俺と同じく丸印の付いた割り箸を持っている。


「はーい、それじゃ肝試しスタートしよか!」


結局、割り箸くじで決まったペアはこうなった。

柳と山中さん、相良と麗奈と宮野さん、そして俺と朝霧さん。

うん、結構面白い組み合わせになったんじゃないか? 相良が若干浮いているような気はするが…。


「それじゃ、まずはウチと柳君の生徒会コンビで行ってくるわ!」


いつも通る坂道を、学校を越えて登って行くと森が見えてくる。

どうやら肝試しの舞台はそこらしく、入り口に到着すると意気揚揚と中に入っていった。


「そういえばどこまで行くとか聞いてないけど、どうするんだ?」


「あぁ、京香が最初に行くことは決まってたから今頃どうするのか決めてるんじゃねぇか?」


「今!?」


「まぁ、いつものことだしな」


俺のつっこみにも相良は余裕で返してくる。

もしかして、あの人は勢いだけですべて決めてるんだろうか…。


「山中さんはお化けとか平気なのか?」


「そういう類のものは信じてねぇな。まっ、出てきても殴っちまうだろ…。あ、あれか? お前は怖いのかー?」


「アホか、森よりもウチの神社の方が怖ぇよ」


イヤらしい顔で近づいてくる相良の肩を小突く。

こんな何の変哲もない森よりも、明らかに何かありそうな雰囲気を醸している神社の方がよっぽど怖いだろ、色々とまつってあるんだから。


「それよりもいいよなぁ、お前は。ペアが朝霧さんでよぉ」


「意味が分からん」


「だって、あの人なら普通に怖がってくれそうだもんな。こっちのペアを見ろ、絶対驚いたり怖がったりしないような面子だぜ?」


確かに、今も三人で何やら話しているようだが朝霧さんが腕を寄せてぷるぷると震えている。

それに比べて麗奈と宮野さんは非常に落ち着いている。

まぁ、麗奈は剣道の達人だし、宮野さんは補佐役と、よく考えたら一番神経を尖らせているのが宮野さんだろう、周りの気配には敏感だろうさ。


「まっ、運が悪かったと思って諦めるんだな」




「おーい、戻ったでー!」




俺が相良の肩を叩くのと同時に、柳たちが深い森から戻ってきた。

二人が森に入っている間に何も聞こえてこなかったから、まぁ何も出なかったんだろうな。

てか、この二人なら斬り倒してしまいそうだ。


「で、決まったのか?」


「バッチリや!」


相良が声を掛けるとニンマリとした笑顔で答える山中さん。


「ゴールは森を入って一本道を行くとあるごっつい木、そこに紙を置いてきたからそれを持って帰ってくること!」


みんなに聞こえるように大きな声で話す山中さん。

本当に今決めたのか、この人の行動力と決断力には目を見張るものがあるね。


「ほな次、秀真んとこ。行って来て」


「分かったわ」


「一本道なら分かりやすいですね」


麗奈に続いて宮野さんが深い闇の中に姿を消していく。


「あ、持ってくれよぉ!」


さらにその後ろを置いていかれた相良が走って追いかけていく。


「何か仕掛けとかしたのか?」


「いんや、何もしてへんよ。あいつを怖がらせるのに仕掛けなんぞいらへん」


手をヒラヒラさせながらケラケラと笑い飛ばしている山中さん。


「相良は肝試しが苦手なのか?」


「うーん、どっちかって言うと暗いのがあかんみたいやね。灯り消して寝られへんぐらいやから」


「そ、そうなのか?」


「せやからもうすぐ――」


「うぎゃああぁぁ!!」


「な?」


さすが幼なじみといったところか、山中さんの読み通りに相良の叫び声が森中に響き渡った。


「まぁ、小枝でも踏んだんちゃう?」


特に心配するようなこともせずただ腹を抱えて爆笑している山中さん。

結局、その後も相良の断末魔のような叫び声が深い闇の中から発せられ、あいつらが紙を取って帰ってくるまで続いた。


「はい、取ってきたわよ」


麗奈が紙を山中さんに手渡す。

一番最後に森から出てきた相良はグロッキー状態になっていて、完全に心はここになかった。


「ほい、ご苦労さん。ほな最後、ヤッチーペア」


「へーい」


呼ばれて森へと入ろうとしたのだが


「朝霧さん?」


「は、はい!?」


「大丈夫?」


「だ、だだ大丈夫ですよ! は…早く行きましょう!!」


明らかに大丈夫じゃないほど体を震わせている朝霧さんが、ギクシャクしながらも森の中に入っていった。

ありゃ、同じ側の手と足が出てる…、こりゃ相当怖がってるな。

体を震わせながら進んでいく朝霧さんを追いかけて俺も森に入っていった。


「おぉ…見事に真っ暗だな、これは確かに怖い」


「そ…そうですね……」


一歩足を踏み入れると、そこは一点の灯りすらない深闇。

この獣道が無かったら確実に遭難できるほど、右も左も分からない。


「肝試しにはもってこいってことか……。それじゃ、目的地に向かおうか」


「は、はい!」


一人納得した俺は、とりあえず紙を目指して足を運んでいった。

しばらく歩いていたら眼も慣れてくるはず。

そうすれば朝霧さんもきっと怖がらなくなるよな。


………………

…………

……


「ほな、ウチらも行こか」


「行く? どこに?」


「決まっとるやないか、ヤッチーたちの様子を見に行くんや」


「何でそんなこと…」


「おんやー、ええんか? ヤッチーは優奈ちゃんとペアやねんで?」


「べ、別にあいつが誰とペアだろうが私には関係ないもん!」


真と優奈が森に入って、ものの一分経ったころにキョウが私のところに来た。

物凄いしたり顔で言ってくるキョウ、そのちょっと後ろには紫苑もいる。

あ、まずい紫苑の顔がいじめっ子モードになってる…。


「ヤッチーは優しいからなぁ、当然怖がる優奈ちゃんをほっとけへんやろなぁ。せやかてヤッチーも男や、暗闇で可愛い女の子が自分に寄り添ってきたらいらん考えが浮かぶかもなぁ」


「そうですねぇ、殿方は皆狼だと言いますし……」


狼……



“八神さん、怖いので手を繋いでもいいですか?”


“あぁ、側に寄ってもいいよ”


“ありがとうございます”


“そ、そんなに寄ったら俺が我慢できなくなるよ…”


“ふふっ…いいですよ、八神さんなら……”


“朝霧さん……”


“八神さん……”


な…


「なにが“いいですよ”だーー!!」


「うおっ、どないした!? 妄想が爆発したんか?」


「も、妄想なんてしてないわよ!! ……キ、キョウたちがどうしても行きたいんだったらついていこうと思っただけよ!」


うぅ…思わず声に出しちゃった、絶対顔赤いわね…。


「ほな、行ってみよか」


そう言って、一旦相良君たちが居るところに駆け寄る。

おおかた今言ったことを説明しに行ったのだろう。

彼らと少し笑いあったキョウは、綺麗なフォームでこっちに戻ってきたんだけど――。


「何ニヤケてるのよ…?」


「素直に行きたいって言えばええのに……」


「ッ…! うるさい、行くわよ!!」


口に手を当ててニヤニヤしながら言ってくるキョウに更に顔が熱くなった。

私はそれを隠すように顔を背けて真っ先に暗い森の中に足を進めていった。




………………

…………

……




「はぁー、どこにあるんだろ。その紙とやらは……」


「さ、さぁ…山中さんは大きな木があるところって言ってましたけど…」


結構歩いた気がするのだが一向に目的地らしきものが見えてこない。

俺が愚痴ったすぐ後ろから朝霧さんの震えた声が聞こえてくる。


なぜ“すぐ”後ろなのか……それは朝霧さんが俺の服の裾を掴んでいるからだ。

ほんの少し前に、いきなり“裾を掴ませてもらってもいいですか?”と言われて何のことやら戸惑っていたら、どうも怖くてまともに前を向いて歩けないということらしい。


まぁ、予想通りと言えばそうか。

しかし、これの所為で進むのが極端に遅くなってるのは何とかしたい。


「早くしないと麗奈に怒られるかもな…」


「えっ、何でですか?」


「“何やってたんだー!?”って、あいつなら言いそうだ」


朝霧さんのペースに合わせてゆっくりと歩きながら、そんなことが頭を過って苦笑する。

ちょっと麗奈のモノマネをしてもたんだけど、分かってもらえただろうか。


「やっぱり、水城さんが気になるんですね……」


「朝霧さん……?」


不意に裾を掴んでいた手が離れ、振り向くと地面を見つめている彼女が居た。


「八神さんはいつも水城さんのことを気にしてますよね…」


「気にしてるというか、あいつが不機嫌だといいことがないんだ」


いつもと違う、影が射したような声にこっちも少し動揺してしまう。

朝霧さんの視線は未だに地面に向けられていて、その顔を伺うことが出来ないけどなんか泣きそうになってる気がする。


「でも…八神さんの近くに…もっと気にしてほしい人が居るんですよ?」


「朝霧さん、何を……?」


「八神さん……」


「…はい……」


「私はーー…あなたが好きです……」


「えっ……」


朝霧さんが顔を上げた時、ちょうど月が顔を出して彼女の潤んだ瞳を浮かび上がらせた。




………………

…………

……




「おっかしいなぁー、もうそろそろ見えてもええんやけど…」


キョウを先頭にして歩いている私たち。

でも、どうやらその先導さんが道に迷ったみたいね。


「もぉ、しょうがないわね……紫苑、お願い」


「分かりました」


スッと体を屈めて地面に手を置く紫苑。

まだ修業を始めて日が浅いキョウは気付くか分からないけど、今、紫苑を中心にして彼女の気が辺りに広がっていっている。


「この方向、およそ二十メートル先に二人が居ます」


空いた手で方角を示す。

その時に開けられた瞼の奥には、翠に染まった瞳があった。


「それじゃ、行きましょうか」


「ちょい待ち、今何やったん?」


示された方向に足を進めようとする私。

でも、キョウに肩を掴まれて足を止められた。


「端的に言えば風翠翼の力を借りたのです。…私は“空間の支配者”、範囲は限られますが人の気配を察知できます。まぁ、普段から使っていては疲れるので特別な時だけ…ですけどね」


私の代わりにクスクスと笑って答えた紫苑。

その顔が月の灯りに照らされて、とても幻想的だった。


「とにかく行きましょ、じっとしてたら離されるだけよ」


「お…おぉ、そやな」


キョウはいまいち頭がついて来てないようだけど、離されるとまた紫苑に力を使わせることになるので、今は追い掛ける方を優先する。






「居た…!」


歩いてほんの一、ニ分で真たちに追い付くことができた……………のはいいんだけど…。


「何やってるのかしら…」


見つけたのはいいけど、二人の様子がどうもおかしい。

優奈が真の方を向いて固まっていて、真は戸惑っているような表情を覗かせている。


「なんやろな、あれ…?」


「さぁ……………あっ、何か話すわよ」


真が態勢を戻したのと同時に、私たちは二人の会話が聞こえるところに身を潜めた。


「えっと、なんて言うか…ありがとう。そんなこと言われたの、生まれて初めてだよ。ーー…朝霧さんを嫌いなわけじゃない……でも、今の俺に人を好きになったりすること

はできないんだ……」


「なぜ……ですか…?」


「俺にはやらなきゃならないことがある。それはとても大きくて、命の危険すらあることなんだ……………それに――」


気恥ずかしそうにポリポリと頬を掻きながら話していた真。

でも、次に見えたのは、光の加減かもしれないけど、真が…少し笑っていた気がした…。


「俺には護りたい奴らが居る。お調子者だけど仲間のために体を張れる奴、成績優秀の美少年なのになぜか俺らとウマが合う変り者、いつも元気でみんなを盛り上げてくれる人、優しく静かに俺たちを見守ってくれてる人、恥ずかしがり屋でどこかほっとけない天然の人、そして……人一倍素直じゃなくて誰よりも負けず嫌いで、でも仲間のために泣いたり怒ったりできる優しい人。みんな俺に力を貸してくれる頼もしい奴らで、俺はそいつらを全力で護りたい…」


優奈の瞳を真っすぐ見つめてそう言っている真の横顔は、今までにない決意に満ちた表情だった。


「…なーんて、俺には格好付けすぎたかな?」


滅多に言わない気障な台詞から、急に日和って見せる真。

はにかむその笑顔はいつも私たちに見せてくれてるもの。


「いいえ…とても八神さんらしいです」


なぜだろう、いつのまにか優奈の顔にも笑みが見えていた。


「でも、私は天然ではないですよ?」


「天然の人はみんなそう言うんだよ」


そう言って、お互いに笑いあっている二人。


「んーー、言いたいこと言ったらすっきりしました。早く紙を取りに行きましょうか」


思いっきり伸びをした後、目的地に向かって足を進めだした優奈。

その後を真はゆっくりと付いていく。


「私たちも戻りましょうか…」


「ん…あぁ、そやな」


「そうしましょうか」


真たちが見えなくなるのを見届けてからキョウと紫苑に話し掛ける。


「しかし…ほんまヤッチーらしい答えやわ…」


「そうですね、だからこそ私たちは八神さんに力を貸すのかもしれません」


「そやな……レナっちはどう思ったん?」


「そうねぇ…」


後ろから掛けられた声に、私は少し考えてーー


「…秘密……かな」


「えーー、なんやねんそれ。ええやん教えてくれてもー」


「絶対言わないもーん」


そう…絶対誰にも言わない……。


“人一倍素直じゃない”…か……。

そうよ、私は絶対自分から“好き”とか言わない、真の口から言わせてみせるんだから。


後ろの二人はまだ盛り上がってるようだけど、私はそんなことお構いなしに半ばスキップするような心の軽さで森を出た。




………………

…………

……




「あったあった、ありましたよ!」


「おぉ、これか」


あの後、さらに五分ほど歩いたところで目の前に大木が現れた。

すぐ側に平たい石があって、その上には何の変哲もない紙が置いてあった。


「じゃあ、戻ろうか」


「はい!」


紙を取り、元気よく返事した朝霧さんとともにみんなの待つ森の入り口へと戻った。






「ふぅ、到着っと」


「はぁ、怖かったですー」


みんなのもとに辿り着いた途端に、地面にへたり込む朝霧さん。


「はーい、お疲れさん。なんや長いこと掛かったな」


「あ、それは八神さんが私に合わせてくれて…」


山中さんが俺を突きながらニヤリと唇を曲げたが、朝霧さんがすかさずフォローしてくれた。


「まぁええやろ。ほな、みんな戻ろか!」


「そうね」


「えぇ」


「うん」


「へーい」


「はい」


みんながそれぞれに返事をして、山中さんに付いていく。

俺は一番後ろでそんな仲間たちを見ながらゆっくりと足を進めた。


「しーんー、ちゃんと付いて来てるー?」


「あぁ」


先頭の麗奈が振り向きながら俺に話し掛けてきた。

その時のあいつの顔がいやに上機嫌に見えたのは、きっと気のせいではないだろう。


理由は……知らないがな。


いかがでしたか?

ご意見・ご感想お待ちしております!


さて、朝霧さんの告白を見事に振った真。

はたしてこの選択が吉と出るか凶と出るか…。

そして、次話では真の因縁の敵が登場します!

お楽しみに!!

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