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煽り運転か!!??

 仕事を終えて、お米を貰いに実家へ帰る途中であった。手ぶらで帰るのは不孝の極みかといって大それた土産も買えずスーパーで葡萄を一房。安い、けれど妙に気取った顔をしてレジを通した。人間、見栄ばかりである。

 スーパーから道に車を出す時、少々無理に左折した気がした。いや自覚はないのだが後ろの車が、えらく近い。まるで私の運転席の背もたれに鼻を押しつけて息を吹きかけてくるような距離感である。煽られているのか? 

 しかもその車ライトが改造されているのか、やたらと明るい。明るすぎる。まるで私の愚行をスポットライトでさらしあげる舞台監督のようだ。いやいや勘弁願いたい。

 10キロ以上ついてくるが、たまたま同じ方向に向かっていると言う可能性も充分ありえるだろうと思っていたら、とうとう実家の目の前にまでついて来るので、これは後ろの車の人は今きっと、とても怒っているだろう。

その怒りは私に向けられた刃であると怯えに怯えて私は実家を素通りした。

 だがその瞬間、後ろの車は当然のように私の実家へと入って行った。


 ――兄の車であった。

 私は葡萄を握りしめたまま呆然とした。

 何の因果で兄に煽られねばならぬのか。世の中には「親ガチャ」なる言葉があるらしいが私はもっぱら「兄ガチャ」で外れを引いたようだ。


 いや、そもそも煽られてすら無かったのか。

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