第11話:席替えで机ごと“除霊”されかけたんだけど!?
「よし、文化祭も終わったし、今日は気分転換に――席替えすっか!」
朝イチで唐突にテンション上げてくる担任・大島。
「ちょ、待って待って待って!?
席替え!? 俺、移動できないのよ!? 机すら“幽霊専用”なのよ!?」
そう、俺の机は**“床から2センチ浮いてる”**特別仕様。
重力無視、接触不可、気合いでは動かせない。
「よーし、クジ引いてー、移動してー!」
クラスメイトたちがわいわいと席を移動する中、俺の机は――
誰にも触れられないまま、空中で静かにたたずんでいた。
「いや置き去り!? 誰か俺の机も気にして!?
これクラス全体で“除霊”の儀式始めてない!?」
真中志乃:「無念くん、そこから動かないの?」
「いや動きたいよ!? 気持ちはとっくに新しい席に移動してるよ!?
でも机がついてこないんだよ!! もはやポルターガイスト案件だよ!!」
そこへ、今回の新キャラ――
吉野あきら(よしの・あきら)(男子、寡黙系・無駄にミステリアス)
席が無念の隣に決定。
「あれ? ここ……なんか寒くね?」
「お前もう気づいてるからな!?
でも“気づいたけど言わない”スタイルやめろや!!
怖がってんのか悟ってんのかはっきりしろ!!!」
その後――
俺は移動を断念し、**“物理的にそのまま”**を選択。
担任:「幽ヶ崎は特殊だから固定席でいいよ」
「この際、特殊って言い方にもツッコまんけどさ!
せめて“特別席”とか“VIP席”とか、響きよくしてくれ!!!」
結果、今日の席替えの成果:
•クラス中がシャッフル
•無念だけ不動
•隣が無言でたまに震える男子
「席替えで除霊されかけたの、俺が初めてじゃね?」
明日から、俺の左隣では
たまに塩の小瓶がカタカタ震えている。
誰か俺の人生(死後)にお祓いしてくれ。




