工具とは、なんぞや? 結構大事だ!トルク管理編
トルク管理 それは、安全の為の原則!
トルクとは、ボルト、ネジを締め付けるための力の事を言います。
いまは、ニュートン、昔はKgで計ってました。
1Kgf・m=9.80665N・mとなります。
この計算で、昔のトルクレンチも使用はできますが、会社や、仕事では、どうかしれません。
締め付けトルクが、規定のトルクより弱いとボルト、ネジは、外れる危険があります。
また、締め付けトルクが既定のトルクより強いと、ボルト、ネジは,伸びたり、破断したりします。
ネジ山が痛み、緩めようにも、緩まないこともあります。
だからこそトルクの管理が必要で、それこそ守らないといけない事と思います。
機械、車、バイクいじりの中で、トルク管理は必要なことなのです。
家庭の棚、机などには、トルク管理は、必要ないかもしれません。
しかし、車、バイクいじりになりますと、話は変わります。
過去にニュースになった、車のタイヤが外れて、人に当たり、死亡した事例もあります。
では、どの様にトルク管理をするの?
そこで必要になる工具が、トルクレンチになります。
ここでトルクレンチの種類になるのですが、プレセット型、デジタル式、ダイヤル型、ビーム型など、いろいろあります。
色々あるトルクレンチですが、メリット、デメリットもトルクレンチの種類であります。
また、メーカー品は、校正された証明書が付いてきます。
校正されたものは、キチンとしたトルクで締められますというような証明書で、数ヶ月に一回?、メーカーにトルクレンチを送り、検査を出しますと、メーカーの校正証書が、また付いてくるようになります。
しかし、校正に出すのにも、お金は掛かります。
中を分解し、摩耗している部品を交換するので、しょうがありませんが。
トルクレンチは、ゆっくりと動かすが基本です。
精密な工具ですので、投げたり雑な扱いも出来ません。
ここからは、トルクレンチのメリット、デメリットも含めトルクレンチを解説していきます。
プレセット型
メモリでトルクの設定をし、設定したトルクまで締め付けされた場合、ヘッド部分が少し倒れ、カクンと音や振動で教えてくれるものです。
工場などの数多くのボルトを同じトルクで締めるのに適しています。
一本、一本が違うトルクの場合、トルクの設定を再度、直さないといけないことが、デメリットの一つになります。
また、ヘッド部分が、ラチェットレンチと同じようになっており、ボルトに掛け直さずに締め付けられるのは、メリットのひとつになりますが、緩めるのに使用することは、基本出来ません。
ただし、ラチェットレンチの頭部分を使用しているため、切り替えレバーが付いていることが多くありますが・・・・・。
価格も・・・・メーカー品は、それなりに高額になります。
次に、デジタル式ですが、プレセット型のトルクの設定をデジタル化して、設定を簡単にしたものです。
音でトルクの規定値を教えてくれる為、大きな音のある場所では、向いていません。
価格も・・・・メーカー品は、それなりに高額になります。
ダイヤル型
ダイヤル型は、円柱のねじれ角により、トルクを時計のような盤面で見るタイプで、音や振動による規定値のお知らせは、ありません。
メリットとしては、通常の締め付けトルクと逆ネジのトルクも確認することが出来ます。
また、盤面で見る構造の為、規定値の設定もない為、ボルト一本、一本のトルクが違うのを締め付けるのに適しています。
円柱のねじれ角により、トルクを見る為、トルクのずれが少ない(正確な数値)メリットもあります。
ダイヤルの為、数値が見やすいと言うメリットもあります。
円柱のねじれ角により、トルクを見るため、ボルトへの掛け替えが必要になる場合があります。
これはデメリットですね。
あと、価格が高いのもデメリットになります。
ビーム型
ビーム型もしくは、プレート型トルクレンチは、トルク本体の梁部分がたわむことにより針が、本体に付いたプレートに表示されたメモリを読むタイプとなり、構造がシンプルな為、価格を抑えることが出来ます。
たわみを利用しているため、通常の締め付けトルクと逆ネジのトルクも確認することが出来ます。
壊れにくいのもメリットです。
しかし、デメリットとしてダイヤル型と同じく、ラチェット機構が付いておらず、ボルトへの掛け替えが必要になる場合もあります。
ダイヤル型とビーム型は、ある程度、締め付けをしてから使用することになります。
おすすめは、ダイヤル式なんですが、価格がちょっと、難ありですよね。
安いプリセット型もありますが、正確化と言うと・・・・・?校正証明ついてこないし。
どうなんでしょう?タイヤくらいはいけるのかな、昔の人は、テルクなんて言って、手の感覚だけで、タイヤ交換している人もいたし・・・
まあ、ショップの人じゃないし、素人の人だったし・・・・
昔は、パンクしたら、車載工具で応急タイヤに、交換が普通だったし・・・・・
でも、今の車には、スペアタイヤってないですよね?
そおゆうこと?なのかもしれません。
量販店で、タイヤ交換したときも、目の前で、トルクの確認しますよね。
でも、何回もカチカチさせるのは、正確には、オーバートルクになっている場合もあるんですけど。
トルク管理、簡単なようで、難しい・・・でも安全の為には、と思います。
今回は、これでおしまいです。
でわでわ
今回は、簡単なようで難しいかもしれないトルク管理でしたが、タイヤが外れた車が目の前にってことがサーキットであったのを、思い出したからです。
しっかりしていれば、事故にならなかったかもしれません。
そのときは、ぶつからなかったけど、タイヤの外れた車は、悲惨でしたね。
全損でボコボコでしたもん。
こわいこわい。