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巨人の大陸でしか育たない果実

「あんのぉー犯罪者(こびとのガキ)めぇ〜ッッ!!!!彼らの果樹園に侵入しおってからにィ〜ッッッ!!!!とんだ仕事をつくりやがってェェェ〜ッッッ、許さんぞォ〜下々の分際がぁ〜〜!!!!!!!ゼヴェンザ様の耳にこの案件が入りでもしたら、妾の首は吹っ飛びかねないだろ〜あのヤツめがァァァァ〜〜!!!!!!アダブーワッッッ、応答しろォォォ!!!!!」

けたたましい警報の音に掻き消されまいと双頭蛇のフィヴァエが澱みのない池の水面を覗きながら怒声をあげていた。

巨人の大陸の西端に聳え立つ大樹の幹の中に、騒々しさが続く。

ある巨人の一族が管理するある果樹園内で育てられたある果実が、下界の人間族の一人の娘に盗まれた。

その大事件に、ゼヴェンザが激怒したのは、大事件(こと)が起きた5日後であった。


下界の土地で暮らす人間族が、巨人の大陸に侵入出来る筈もないのである。

巨人の大陸に脚を踏み入れた人間は、彼女を含め——たったの三人である。

彼女が盗み出した果実は、下界の土地にとってはどのような展開にも転びうる代物である。

その果実は、龍奏笛にも匹敵する代物である。



「ノンソージュヌエ、アレの使用許可をやるっっ!!」

「どちらに、墜としますか?国王さま」

「忌々しい土地、じゃあッッッ!!!!!!」

国王であるゼヴェンザの怒りの鉄槌が——下界の土地に降り注いだ。

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