おっぱいがありました 事件概要
お読みいただきありがとうございます。
異世界恋愛で書いているものとリンクしているようで別物としておきながら、青年が何に対して相談しているのか異世界恋愛の方を読まねばわからない、というものでしたので、起きた事はこちらで説明したうえでログ、という流れに改訂します。
すいませんでした。
これがおっぱい事件です。
↓
青年は少々イライラしていた。
少女がなかなか起きて来ないのはいつもの事だが、彼は昨夜にこっそりと彼女のクローゼットにドレスを吊るしている。
その結果はどうだったのか知りたいのに、彼女は未だに起きて来ないのである。
陸軍大将から贈られたホールクロックは煩い大音を轟かせることができる。
一昨日から昨日に掛けて時計を作動させたが、彼女は煩いと文句も言わずに寝直すという、淑女としては奥ゆかしいが実に太々しい行動を取っただけであった。
「また時計を動かすか?いや、繊細な俺こそ神経がやられる。」
彼は溜息を吐くと少女を起こしに彼女の眠る部屋に入った。
「まあ、まあ!ヤスミン様は!」
ところが、彼に怒った彼女が彼を突き飛ばそうとした代わりにベッドに転がって、それは可愛らしい足を彼にさらけ出した。
それも、彼の下半身を彼女の両足で挟み込むような形で転んでくれたのだ。
彼は両目をぎゅっと閉じ、ドレスではなくパジャマを買ってやるべきだったと自分を叱りつけた。
そうしていたら、この無防備な少女は、何も着ていない体にシュミーズ一枚という恰好で布団に入ることも無く、彼に大事な場所まで見えそうなほどに裾をからげて転がってしまう事も無かったはずだ。
「や、ヤスミン様!」
彼は自分がお父さんになった気持ちで少女のシュミーズの裾を直し、お父さんな気持ちでいろと自分に命じながら彼女の額に自分の額をこつんとつけ、こんなことでは動じない世慣れした男の声を彼女に出した。
だが出したところで、よれよれな声だなあ、と世慣れした声どころでなかったと、彼は自分を情けなく思うばかりだ。
「君がどこもかしこもヒヨコさんでうれしいよ。色気全くなし。」
そうだ、色気なんて無かったんだ。
だろ?
具が見えそうだったなんて、思い出すんじゃない。
しかし、ヒヨコって凶悪なものである。
必死に自分を立て直そうとしている青年に対して、彼女は心の赴くまま、えいやっと、彼の脚を彼女の無防備な足で蹴ってきたのである。
せっかく彼が直した裾は、その行為によって再びぱらりと捲れた。
彼の目は裾の中の両足の間の翳りを見てしまったかもしれない。
結果、ゆるぎない男だと戦地で尊敬されていた青年は、足元を大きくぐらつかせることとなった。
青年は自分に言い聞かせた。
見えてしまったことに気付かせるな!
撤退だ。
名誉ある撤退を、今すぐに威厳持って行うのだ!
「急げよ。」
彼は急いで少女の部屋を出て、自分の額に手を当てて扉に寄りかかった。
「あの無防備さはなんなんだよ。嗜み以前に赤ちゃん程度の警戒心しかないじゃないか。俺に襲われたらどうするつもりなんだ!」
小声で吐き出した後、彼は両手で顔を拭った。
彼女が出てくるまでに自分の劣情を消し去るんだと言い聞かせて。
…。
……。
…………。
数分後、完全に体は冷めきった彼であるが、彼女が部屋の中から出てこない。
「また寝直しちゃったのか?」
彼は大きく扉を開けた。
開けた一瞬で彼の脳みそはスパークした。
ツンとした胸にきゅっとした腰と、プリンとして形よく持ち上がったお尻が、真珠色の肌の色一色で光り輝いていたのである。
つまり、彼の目の前には少女の裸体が恥ずかしげも無く存在していた。
彼がクローゼットにドレスを吊してしまったばっかりに、着換え途中の彼女は見つけたドレスに見惚れて動けなくなってしまったのだろう。
彼は急いでドアを閉め、再び自分の顔を両手で覆い隠した。
「警戒心に仕事させろよ!」
彼の心の叫びは、いつもの掲示板を頭の中に呼び出した。
230:イッチ 2021/05/14/08:20(水)ID:???
誰かいませんか?




