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2、ドワーフだって踊りましょう!

メデューサの号令とともに一気にざわめく合コン会場。

よもやパーティというべきか。その大きさは相当なものだった。


大きいものもいれば小さいものもいる。

そんな体の比率でなんとかおさまっているようなこの部屋。

壁も床も椅子も、いったいどこの国のなんの材料なのか、持ち寄ったものにしかわからない。

それをすべて一緒にレイアウトしているところに異世界文化を感じるとも言えるのだろうが。



「そちらのレディを紹介願えるかな、ジョージ殿」



さっそく手近なところで声掛けをはじめたのはお客と煙草が大好きという初老のドワーフ、トロッコだった。

どんな者かとびくびく振り返った魔法使いジョージも、相手が自分の半分ほどの

小人妖精ドワーフだとわかると急に偉そうな態度をとってくる。



「お生憎、此奴は儂の助手でな。今日は異世界生物学の研究で来て居るのじゃ。

 研究にそぐわぬ用件で動く余裕はないのぞ。それとファーストネームもやめていただきたい」


「ほほー!なら儂を調べてみるというのはどうかね、ジョージ殿」



目をまんまるくしたドワーフを、魔法使いは立派に伸びた眉をひそめてやや睨みつけた。

肝心の"レディ"は相変わらず部屋の装飾を見入ったりだ。



「ふん…ならばいいだろう。では遠慮なく。主らドワーフは上質な煙草を栽培すると聞くが?」


「おおおお、ビールも好むぞ!それから客人!美しいお嬢さんなぞ大歓迎じゃ!」



赤らマカロンのような満面の笑みを浮かべて投げかけられてもレディは相変わらずと言った様子。

ジョージの方はなにか下品なものを見下すような眼をしてさえいた。



「まったく。異種族とはいえ今宵は仲良くするべきだと思いますわ」



鈴の鳴るような声に振り向けば、月夜に透けるような長い髪を持ったエルフ。

傍らに寄り添うようにして立つ男のエルフの方も合わせて、二人はそう…

「気品」とか「清楚」……色だったらまさに「銀」と言うべきなのだろう。



「ほほー!なんとまぁ今宵はまさに絶世の美女ぞろいじゃのう!」

陽気なドワーフ編どす(笑

みなさんは魔法使いとドワーフ、どっち派で??

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