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事故とは互いにとって大抵不幸なものである  作者: JUN


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22/22

運命論

 真矢と菜子は、並んで夜風に当たっていた。

「こっちに来て、色々あったなあ」

「うん。最初は驚いたけど、何とかなるもんやな」

「いい人に巡りおうたんも大きいな」

「それは言えるわ」

 背後では騎士団入り乱れての打ち上げ大会が行われており、皆の声も聞こえている。

「後は月並みやけど、結婚か?まあ、どうしても、とは思わんけどな」

「そうやなあ。そういう人がおったら、やなあ」

「よう、『赤い糸が見えた』だの『運命の鐘が鳴った』とか『ビビビッときた』なんて言うやん?わからんわ」

「私もわからんわ。大体、そう言う人も離婚してるしな。ただの、幻覚と幻聴と気のせいやろ」

「そういうもんかな」

「そういうもんや」

「何やってるんだ?食べてるか?作戦勝ちの功労賞なんだからな」

 ジーンが来た。

「ええ人筆頭やな、ジーン隊長」

「そうやな」

「ん?」

「いや、何でもない。隊長に会えて良かったいう事や」

「ありがとう」

「ホンマ、ありがとう」

 ジーンは真顔になった。

「どうした。悪酔いか?水飲むか?」

「失礼やなあ」

 真矢と菜子は笑い出した。

「コーヒーでも飲もか」

「あ、何か飲みたなって来た。

 隊長は?」

「俺も飲もうかな」

 それで、ポットの方へ行く。

「あ。線抜けてるやん」

 菜子が、コンセントを差す。

 バチッと音がした。

「ん?今何か音せえへんかった?」

「俺も聞こえたな」

「・・・真矢。今、ビビビッと来たわ。運命かな」

「アホ!それは感電や!」

「おい、大丈夫か!?」

「フハハハハ!大丈夫や!」

「あ、何かまた面白い事やってるの?」

「ミスラ、違う。今、感電したんだ」

 ワイワイと仲間が笑いながら集まって来る。

 自分達は、ここで生きていく。笑っていられるから大丈夫だと、真矢も菜子も思った。





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