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詩、あるいは詞

左ばっかり

作者: 志賀飛介

たまにたまに ごくまれに

どうしようもなくなるときがある

黒くよどんでドロドロしてて

気持ち悪くなるときがある


そんな時傷つけるのはいつも左腕

決まっていつも左腕


ひっかき傷も切り傷も

赤くなるのはいつも左

それは僕が右利きだから

カサブタになった線をなぞって

ごめんねって呟く


時々ドキドキ痛むから

どうしようもなくなる時がある

鋭く尖ってトゲトゲしてて

気が狂ってしまう時がある


そんな時傷つけるのはいつも左腕

今日だってまた左腕


ひっかき傷も切り傷も

血を流すのはいつも左

左利きならたぶん右

まだ痛む線をなぞって

ごめんねって呟く


いつもいつも、いつもそう

狂って傷つけて我に返って

ごめんねじゃ足りないくらい傷つけて

でもねでもね、仕方がないの

心がもうどうしようもなくて

傷つけないと落ち着かないの


ひっかき傷や切り傷が

なくても生きていけるまで

右利きの僕は左腕を傷つける

赤くなった線をなぞって

ごめんねって呟く


ちゃんと生きていくからって呟く


最近ふと気がついたんですが、なんか左にばっかり傷があるんですよね。考えてみたら僕は右利きなので、とっさの力仕事は全部右手がやってるんですよ。なんかちょっと申し訳ない気持ちになりました。


余談ですが、「こんなに雨の降る日には」にメロディを付けてみました!

僕のTwitter、あるいはYouTubeにもあげてるのでぜひ聞いてみて下さい!


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