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『魔王と勇者の闘い』

「ふぇぇえええええ……!!?わ、私の兜返してくださぃいい〜〜…泣」


「はぁ!?勇者っ……⁉︎女の子ぉぉおおお!?」


なんだ。なんなのだ…!?あんなにタンカきっといて…あんなになんか強そう感溢れた言葉使っていたのに…え!?クッソ弱い上に……


「クッソ可愛い…」


「ふぇ…?」

ーーッポ///


いやいやいやいや汗 ッポてなんだよッポて…


「お前…さっきの勇者なんだよな…?口調が…」


「え…あ、はい。勇者…です…けど…。そ、そのとりあえず私の兜返してくださぃい〜…それがないと恥ずかしくて生きてられないです〜…!!」


そういうことか…魔王を倒すべくやってきた勇者さまは兜を被らないと人とまともに話せない女の子でしたか…そうですかそうですか。


はい!!勇者と魔王との出会い終わりっ!☆☆


「なんっで!!!!!!っだぁあああああああ!!!!!!!!!いやいやいやいや?!勇者っておっさんで超強いはずじゃん?!なのになんでクッソ弱くてクッソ可愛い女の子なの!?いやいやそこはやっぱり魔王と勇者との熱いバトルがっーーって展開だろフツー!?」


【そこはやはり作者兼神様の欲望なので。察してください】


「お願い…します…兜返して…」


「あ、はい。」


ーーカポッ


「ふっ…魔王…先程の私は私ではない…先程の私は内なる弱い部分が漏れただけだ。決して本当の姿ではない…!!」


ーースポッ


「ご…ごめんなさぃぃいい…泣」


ーーカポッ


「っふ…倒れた敵をいたぶるのが好きなのだな貴様は…!」






………だめだこりゃ。






何もしてこない魔王相手にシャクをこじらせ、勇者は殺せ殺せと言い、挙げ句の果てには別のもので自分と闘い勝負を決すると言ってきた。



当然魔王は勇者の攻撃をただ受け流していただけで、勇者には傷一つつけていない。

ただ勇者が疲れ果てただけ……



勝負ということに興味を持ち1週間休戦ということで勇者を魔王城の部屋に休養させた。




ー1ヶ月目はジャンケンに腕相撲、ババ抜きなどのトランプゲームやタネ飛ばしー



ー2ヶ月目はかけっこに腕立て伏せ、どちらがより長生きなのか、魔法力はどちらが上なのかー



ー3ヶ月目には自分の武勇伝、はたまたどちらが面白い話をできるのか、最後にどちらがより大食いなのかー






《結果》

魔王ー100戦中100勝0敗

勇者ー100戦中0勝100敗








そして…自分を倒すはずの勇者さまより強い魔王さまはある事を決意しました。







「ジョブチェンしよう……もう魔王やだっ!!」






ーーというわけで魔王は勇者連れて家出しましたーー

スランプ大祭っ!!☆

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