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彼女の友達その2

 今日は、隣街に買い物に来ている。しかし、日曜日となるとやっぱり人が多いな。


 買い物も一段落ついたところで喫茶店に入った。


「相席でもよろしいですか?」


 どうやら店が混んでいて相席になるそうだ。


「えぇ、大丈夫です。」


 相席するほど混んでいるなんて相当だな。案内されたテーブルの人を見る。


「あら、偶然ね」


 彼女がいた。隣には友達だろうか。可愛い女の子を連れて。


「そうだね」


 ここで会うなんてビックリだよ。と彼女に言った。


「紹介するわ」


 友人に僕の紹介をしていた。


「はじめまして」


 ペコリと頭を下げた。


「はじめまして、八束弘瀬です」


 !


 えっと…この感じで行くと彼は、男の子だよね。声も低いし名前も男らしいし。


 説明を求めようと彼女の方を見た。


「男の子よ」


 さらりと彼女が言う。


 やっぱり男の子だよね。うん……。


 こんな可愛らしくても付いてるものは付いてるんだよね。


「あー、こう言うのダメな人?」


 弘瀬君がいう。


「大丈夫だよ」


 ただ、肉まんだと思って食べたらあんまんだったショックと似ているだけで。すぐに立ち直れるよ。


「微妙な例え」


 そう言って弘瀬君はゲラゲラ笑った。こう見ると男の子だな。格好は女の子だけど。


 まぁ、気色悪い訳ではない。


「今日は、何してたの?」


 2人に聞く。


「洋服を買いに行ってたの」


「そうそう、そしたら俺にロリータ着せようとしたんだよ」


 彼女が言ったあとに弘瀬君が続けた。


 ロリータか……。似合うと思うな。


「とくに白系統かな……」


 僕の呟きに彼女が反応した。


「なら、頭に赤のバレッタでアクセントをいれた方が良いわね」


 そうだな、白系統だけだと物足りなくなるからな。


「この2人怖い…」


 弘瀬君は、引き吊った笑いで言った。


「どうして苦手なのかしらね」


 不思議そうに彼女が言った。


「俺は、普通に着られるのが好きなの!」


 そう必死に説明していた。


「そう言えばそっちは何してたの?」


「人形のパーツと記事をね」


 僕の趣味は人形の製作だ。


 そう言うのが売っているのは少ないので買いに来るといつも隣街の店になると言うわけだ。


「新作?」


「うん、新しいパーツも入ったし」


 作るのは時間が掛かりそうだけどね。


「趣味が人形作り?」


「そうよ、やっちゃん」


 彼女は、僕の人形の写メを弘瀬君はに見せた。


「へぇ、売り物みたい」


「きれいでしょ?」


 彼女がそう言うと弘瀬君は頷いた。



 次の日、


「やっちゃんがお金払うから人形作ってほしいんだって」


 図書室にいると彼女が来た。


「弘瀬君?良いよ」


 でも、趣味で作ってるだけだからお金はいらない。そう付け加えた。


「うん、取りあえずそう伝えとくね」


「ありがと、何かリクエストとかあったら教えて」


 そう言うと彼女はケータイをいじり始めた。


「あった、この服の着ているのが良いんだって」


 ウェディングドレスかそうなると金髪系の人形の方が良いかもしれない。


「弘瀬君、可愛いのが好きなの?」


「そうよ、部屋の中も可愛かったわ」


 でもやっちゃんそう言うの気にしているみたいなのよね。少し悲しそうに彼女が言った。


 まぁ、女装していると嫌なこと言う人もいるよね。


「性別で物事を決めるなんておかしいわよね」


 彼女がケータイをしまった。


「私は、そんな世界が最高だけど」


 やっちゃんにとっては大嫌いなんだろうね。そう言うと彼女は図書室から出ていった。

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