彼女とメディア
何が悲しくて新聞の切り取りをやらなければならないのだろう?やっぱり、日頃の行いかなにかが犯人だよな。
社会で赤点ではないけど、新聞を読まなさすぎるって怒られてきた。仕方ないからさっきコンビニで買ってきたのは良いんだけど。
「夕刊か」
2、3の新聞社の新聞があったほうが良いと聞き用意したが。流石に夕刊はなくてもよかったか。
しかし、似たり寄ったりだな。
パラパラと新聞を捲った。しかも意外とどうでもいいこと。
これだと指定の量まで出来ないな。
さて、どうしたものか。
「あら、居残り?」
「うん、ちょっとね。」
彼女は、僕の隣に座る。
「君は?」
「樹斗先生の挑戦状」
そう言ってノートを広げた。
樹斗先生の所に行ってたなぁ、と思ったらこう言うことをしていたのか。しかし、難しそうな数式だな。
見てるだけで頭がいたくなりそうだ。
「夕刊なんてどうするの?」
不思議そうに夕刊を見つめる彼女。
「課題で切り取りしなきゃいけないんだけど…」
流石に夕刊は無断だったかな。
「そうね」
夕刊は載せることがないから。と彼女は続けた。確かに、夕刊はネタが尽きてきた結果なのだろう。
どれもゴシップめいた話しか載せていない。こんなの見て楽しいのかな?
「メディアは、只のストレス解消のツールよ。」
世の中のためにと言う信念を抱えて目立つ人を叩く。まるで、子供みたいにね。と彼女は言う。
それはまるで彼女みたいに。
彼女の考えと能力で周りは彼女が何かしようとすると叩く。メディアとは、子供なのか。
「本当の事は教えてくれないしね」
「そうだね」
曖昧に隠すし、捏造するし。
「まぁ、それが世の中の常で」
そんな世界を愛している。と彼女は言った。




