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匿名の一報

昨日、活動報告に「書き始めるぞー!」とか書きつつ、書いた後に「なんか考え方が近代的すぎるかな」と思って書き直しましたm(_ _)m

今回もセリフが少なかった。どうしてかな?ww

 屋敷に戻ると、いつもどおり執事のニエルが扉の前で待っていた。


 「おかえりなさいませ、レイスぼっちゃま」

 「あぁ。それと"ぼっちゃま"は止めるように」

 「このあとはいかがなされますか?」


 何度言っても、ニエルは子ども扱いをやめない。成人こそまだだが、これでも王国に貢献している身だ。相応の態度であってしかるべきだと思う。


 「湯浴みの準備を頼む」

 「かしこまりました。すぐに手配させましょう」


 ニエルが後ろに下がり消える。現在、この廊下に遮蔽物はないのだが、彼は消えた。さすがミナの父親兼師匠。


 自室に戻り、椅子に腰掛ける。ショウ様付きになってからというもの、久しく十分な鍛錬を行っていないせいか、体力が衰えたように感じる。


 湯を張り終わるまで少しの間、横になろうと考え立ち上がるのだが、そこで机の上に白い紙きれがあることに気が付いた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 アグラド家ニ不穏ナ影アリ

 シカシ、ソレハ華ヤカサ二隠レル

 コレヲモッテ、我ラノ義理ハ果タサレタ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 …………


 「…ニエル」

 「はい、ここに」


 張った声を出したわけではないが、ニエルはどこからともなく現れる。


 「今日、この部屋に入った者は居るか」

 「私が部屋の手入れの際に入らせていただきました」

 「お前だけか?」

 「はい」

 「分かった。下がっていいぞ」

 「かしこまりました。清めの準備は既に出来ております」


 ということはニエルも気付かないほどの手練れがあちらにはいるかもしれない訳か。それはかなり厄介だ。


 「アグラド家か…」


 あそこは血統や地位を重要視する派閥を率いている。ということはショウ様へ何か危害を働くつもりなのだろうか。ショウ様はまだそのお姿は隠されているが、相手も四大貴族のひとつ。どこからか情報が流れたのだろう。


 「いや…それは軽率か」


 この知らせはセントオール家の所に届いている。これは家を狙ったものかもしれない。


 この文章を送った者は義理といっていたが、幼少のころからスズカ様に仕えてきた私個人に義理と呼べる関係を持つ者はあちら側には居ないし、それはスズカ様、ショウ様、セレナにも言えるだろう。そう考えるならば、セントオール家への義理という可能性が高い。


 「『しかし、それは華やかさに隠れる』。か…」


 短い情報を記す上では不必要な、この1行。アグラド家の華やかさとは一体何か。あそこはここ数年。私の知る限り、表立って何かをすることはない。精々、キャンヴェラ様の件で祝いの席を設けているくらいだ。


 「祝いの席の背後で何かしているのか?」


 しかし既にそれは終わっている。次にあそこが開くのは定期的な社交の為の舞踏会ぐらいだ。


 「いいや、そっちか……」


 とりあえず、次の舞踏会の前日から『影』を送るとするか。


 『影』とは、代々セントオール家に仕えている一族のことだ。彼らは人間として極めて稀である『闇』の魔素を所有している。私達が彼らの居場所を保護する代わりに彼らは私達の影として1人につき1人仕える。この王国の英雄様も人とは違う魔素をもつことで迫害されたが、それとは話が違う。『闇』というものはどう転んでも肯定されることが無いのだ。だから彼らは隠れて暮らしているのである。


 私付きの『影』はショウ様の護衛としておいきているミナであり、先程のニエルは現当主付きである。今は訳あって『影』を持たない妹のエルメラに貸し与えられているが。


 閑話休題。


 とにかく、『影』を送る。ニエルには家の警備をして貰わないといけないから、ミナを動かすとしよう。


 その間、ミナの代わりに許可をもらって泊りでショウ様の御側に私が居よう。


 セントオール家も王家も私、レイステッド・K・セントオールの名の下に必ず護りきって見せよう。

久しぶりだから感覚戻すために読み返すか!と思って、多大な精神的ダメージを喰らった、そんな気持ちで書きました。

ところで前書きに「昨日」とか書きつつ、後書きの時には「一昨日」な件についてww

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