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【完結済】ンディアナガル殲記  作者: 馬頭鬼
陸 第四章 ~星々を喰らう災厄~
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陸・第四章 第七話


「~~~っ、馬鹿野郎っ!

 それは~~~~っ?」


 同胞の自爆を制止するために【強欲】マーンモーンはそう叫ぼうとし……口を開いた次の瞬間に訪れた「新たな化身(アバター)に人格が転写される痛み」に悶絶し、自分の周囲にあった機器類を衝動的に殴り壊す。


「……此処、は?

 戦艦『プルデンティウス』、か」


 目覚めたばかりのマーンモーンは、自分の状況に疑問を抱き……すぐさまその答えを自ら見つけ出す。

 実際のところ、一度でも化身(アバター)の死を経験した身であれば、この神経を繋ぎ直す激痛と同時に記憶の混濁が訪れる独特の感覚を味わえば、自分の身に何が起こったかをすぐさま理解出来るのだった。


「……【憤怒】の馬鹿が。

 まさか、自分の意思力全てを撒き散らすなど」


 あの化け物と相対し、自らの敗北を悟った【憤怒】セイタンが行ったのは……一言で言うならば「自爆」である。

 しかも【憤怒】が使ったのは通常の自爆ではなく、自らの精神体を全て消費するような……死を克服するために化身(アバター)を使っているにもかかわらず、本体を枯死させてまで意思力を使い切るような、最悪最後の切り札だった。

 【強欲】と【傲慢】両者の化身(アバター)を抵抗一つ許さずに消し飛ばした爆発の威力から、同僚がその切り札を利用したと理解したマーンモーンは、仲間の死を理解し……


「……あの馬鹿も、少しは役に立ったか」


 ……そう毒づいた。

 事実、あの【憤怒】セイタンという名の同胞は、【強欲】とは欲望の形が合わず、何度か衝突を繰り返したこともあり、頼りになる仲間というよりも鬱陶しい同僚という側面の方が強い。

 そもそも、欲しいモノ全てを手に入れようとする【強欲】と、気に入らないモノ全てを破壊する【憤怒】が衝突するのは、至極当然とも言える。

 尤も、戦闘における意思力においては【憤怒】が七皇で最強だったため、【強欲】マーンモーンは何度か煮え湯を飲まされたものだが……それも相手が死んでしまえば、良い思い出というものだ。


「流石にアレを喰らえば、あの化け物であろうとも……」


 マーンモーンがそれ以上の言葉を口にできなかったのは、ソレを口にしてしまえば決定的な何かを招いてしまうような……そんな根拠不明の予感に囚われたからだった。

 【強欲】の名を持つ七皇は、そこから口を閉ざしたままで指を動かし、眼前に現れたパラメータ画面に触れることで周辺宙域の状況を知ろうと……


「ああ、間に合ってしまったのか、【強欲】よ。

 運が良いのか、悪いのか……」


「……【怠惰】か。

 珍しいな、貴様が起きているなど」


 まるでその行為を遮るかのように現れた、脳みそのみの生命体……同じ七皇である【怠惰】ベールフェゴールの複製体(コピー)に少しばかり驚きを覚えつたマーンモーンは、素直にその疑問を口にする。

 

「調べるよりは聞く方が早いな。

 状況はどうなってる?

 流石に、あの化け物でも……」


「そうだね、説明するまでもない。

 何故ボクが起きているかも、見てくれればすぐに分かると思うよ」


 【強欲】の要請に対し、【怠惰】は気の抜けた声で説明の手間すらも省くべく、周囲状況を全天モニターに映し出した。


「……っ、これはっ?」


「正直に言って、状況は最悪さ。

 この戦艦『プルデンティウス』はもうもたないだろう」


 マーンモーンの眼前に映し出された状況は、それはもう酷いものだった。

 あの化け物から生み出されたのだろう環形生物が、戦艦周囲に群がり……戦艦の主砲と護衛艦らがそれらを次から次へと撃ち落し続ける。

 勿論、プルデンティウス自身も無傷ではなく、赤く輝くダメージアラートは戦艦の約二割が大破し、黄色のメッセージが各攻撃機関の五割が軽微な損傷を受けている事実を表していた。


「くそっ、【憤怒】の自爆で外殻が剥がれ……(ワム)共が大量に湧いたかっ!

 俺様も出るっ!」


「止した方が良いよ、【強欲】。

 少しばかり問題があるんだ」


 状況を瞬時に理解したマーンモーンは、勝てる勝てないを考える前に戦場へと飛び出そうと身体を乗り出す。

 だけど、【強欲】の意思を乗せていた化身(アバター)は、わずか一歩を踏み出したところで突如四肢が動きを止め、その場に崩れ落ちてしまう。

 意思力を以って「手足の支配権を奪う」という強引な方法でそんな【強欲】の出鼻をくじいたのは、同じ空間にいた【怠惰】の複製体(コピー)だった。


「何をしやがるっ、【怠惰】っ!

 貴様、俺様を裏切……いや、待て。

 あの馬鹿は……【傲慢】はどうしたっ?」

 

 同胞に邪魔された怒りのまま怒鳴り散らそうとした【強欲】だったが……すぐさま眼前の【怠惰】がそんな無駄な行動をする訳がないと思い留まり、そんな疑問を口にする。

 そして、それこそが……【怠惰】ベールフェゴールの複製体(コピー)が【強欲】をこの場に留めた理由でもあった。


「相変わらず理解が早くて助かるよ、【強欲】。

 まぁ、あちらを見てくれればすぐに分かるだろう」


 そんないつも通りの様子で【怠惰】の複製体(コピー)が拡大した全天モニターの一部では、凄まじく巨大な……恒星とほぼ同サイズの銀色と赤褐色をした惑星がこちらの宙域に向けて突進していた。


「……ぁ?

 馬鹿、な」


 ソレが何かを理解した時、【強欲】マーンモーンはそんな間の抜けた呟きを零すことしか出来なかった。

 それもその筈で……あの銀色と赤褐色の巨大人工惑星こそ要塞艦『ゲーヒンノーム』。

 七皇の本体が安置され、虚数宙域に隠されていた筈の……七皇が絶対に護らなければならない唯一にして絶対の存在だった。


「何故、アレがここにあるっ!

 【怠惰】あぁっ!」


 流石にそんなものを見せられたマーンモーンが冷静でいられる訳もない。

 すぐさま渾身の意思力を以って、近くにあった脳みそばかりの存在……【怠惰】ベールフェゴールの複製体(コピー)に向けて拳を叩き込む。


「あいたたた。

 何もしてないボクを怒鳴っても無駄だよ、【強欲】。

 まぁ、要するに……【傲慢】はアレの対処で精いっぱい、という訳さ」


 マーンモーンの拳を喰らった【怠惰】は、その脳細胞を砕かれながら、痛みを感じてすらない様子で痛みを訴えると……いつもと変わらない口ぶりで説明を行う。


「くそがっ!

 ……『コレ』しかないかっ、畜生っ!」


 そのあまりにも緊張感のない言葉に、【強欲】は苛立ちを隠すことなくそう吐き捨てると……何の躊躇いもなく自らの頭蓋と胸部の中心へと、左右の拳を叩き込んだ。

 実のところ、頭部には記憶と思考演算を行う本体の脳細胞の複製と、胸部には肉体再生を自動で行うための補助機関が入っていて、それを同時に破壊することこそが、七皇の化身(アバター)を破壊するための唯一にして無二の手段だったのだ。


「……なるほど。

 流石は【強欲】、決断が早いね。

 どうせ、無駄だってのに……」


 同じ七皇である【強欲】の仮の死を見届けた【怠惰】の複製体(コピー)はそう小さく呟くと……意識を全天モニターの右前方のやや上辺りへと向ける。

 そこには数えることすら叶わぬほどの大量の環形生物の猛攻に何とか耐え続けた、頑強な巨大な戦艦『プルデンティウス』に興味を惹かれたのだろう……好奇心という感情をまき散らしながら、星を喰らう化け物が凄まじい勢いでこちらへと迫ってきている様子が映し出されていたのだった。





「……がっ、はぁっ!」


 化身(アバター)を失ったいつもの感覚の直後、本体の意識を取り戻した【強欲】マーンモーンが行ったことは、しばらく使っていなかった呼吸器の中に「呼吸に必要な周辺の気体」を放り込むこと、だった。

 実際問題、【強欲】の身体は保存液に漬けられ、活動しないギリギリの低温で保存されていて……その所為か、呼吸一つですら億劫なのだ。

 尤も、マーンモーンは遥か昔に意思力で物理を超える存在である「超越者」となっており……意識さえ戻ってしまえば、しばらく使っていなかったことによる身体の衰えも、呼吸機能の低下も、体温すらもすぐさま最盛期の状態へと戻せるのだが。

 そんなマーンモーンの身体は別に銀色に輝く、余計な飾りのない大きな人型ではなく……ワウたちと比べても半分ほどの非常に小柄な、毛のない二足歩行の哺乳類だった。


「……【傲慢】と【色欲】は……

 ~~~っ、こっちだなっ!」


 そんな外観の身体に向けて意思力を行使することで瞬時に健常な身体を取り戻したマーンモーンは、特にモニターを必要とすることなく自らの感覚だけで周辺の意思力を検索……相対している同胞を見つけ出す。

 本来ならば化身(アバター)に埋め込まれている機械器具の助けを借りてようやく可能な宙域レベルでの索敵行動を、生身のマーンモーンは容易く行っている。

 実のところ……ベールフェゴールを除く七皇は「化身(アバター)を使うと意思力が低下してしまう」という欠点を持っていた。

 各々の持つ欲望の形によってその減衰率は異なっており……相手に怒りを叩き付ける【憤怒】セイタンや相手の破滅を願う【嫉妬】レヴィアータは身体が違ったところでさほど意思力は減衰することなく、逆に【強欲】マーンモーンや【色欲】アエーシュモなどは己の手で欲することが欲求を高める要素なのか、化身(アバター)を使った場合の減衰率が高い。

 それでも本体を老いから護ること、意思力を発揮できない不意打ちに対抗するため……そして機械文明に頼ることで一々意思力を使って「疲れる」ことを防ぐため、七皇たちは化身(アバター)を使って好き勝手過ごしていたのだ。

 とは言え、現在進行形で本体の危機が迫っている以上、化身(アバター)を使い力を出し惜しんで死を迎えるよりは、寿命を削ってでも意思力を行使し生き延びなければならない。

 そういう計算を瞬時に行った訳ではなく、ただの直感によって「自らが出向いた方が良い」という判断を導き出した【強欲】マーンモーンは、意思力を用いて空間を捻じ曲げて現在の座標位置と任意の座標空間とを繋ぎ合わせ……空間転移を行う。


「その反応は【強欲】かっ。

 さっさと手を貸せっ!

 コイツを止めるぞっ!」


「邪魔をしないでっ【傲慢】っ。

 私はっ、あの寂しい御方に、愛を届けるのよっ!」


 マーンモーンが転移した先では、【傲慢】ルーキフェルの本体……七色に輝く派手な翼をした鳥類が、意思力を行使して必死に「何か」を押し留めていた。


「……はぁ?」


 そして、状況を把握するために肝心の【色欲】アエーシュモの方へと視線を向けたマーンモーンは思わずそんな間の抜けた声を放っていた。

 そもそもアエーシュモの本体は性愛の相手すら見つけずに幼少期から幽閉されたまま老いさらばえた、毛のない哺乳類だったとマーンモーンは記憶している。

 その姿は【傲慢】ルーキフェルがあちこちの惑星にバラまいた、毛のない哺乳類型知的生命体のひな形に似通っており……少なくともあの滅びたワウたちとそう大差ないサイズだった筈である。

 だと言うのに、眼前のアエーシュモはあの星を喰らう化け物とほぼ同じサイズの身体を徐々に構築しながら、若々しい女性の……本体とは少しばかり異なる六本脚で触手を備え、アエーシュモ曰く「寂しい御方」とやらによく似通った姿を取っていたのだ。


「……何て真似しやがるっ!

 ゲーヒンノームを取り込んで肉体にしたのかっ!」


 ……そう。

 【色欲】アエーシュモは己の意思力を用いて本体を溶かし……要塞艦『ゲーヒンノーム』そのものを己の身体としていたのだ。

 全ては、あの化け物と性愛を交わす……たったそれだけのために。


「……クソ馬鹿がっ!

 俺様を殺す気かよっ!」

 

「貴様などどうでも構わんがっ!

 己の欲に我の本体を巻き込んだこと、許し難いっ!」

 

 そんな【色欲】の我儘に、【強欲】マーンモーンと【傲慢】ルーキフェルはそれぞれ己の怒りを叩き付ける。

 尤も、両者とも仲間を裏切ったことを咎める訳でもなく、ただ自分のことしか言っていない訳だが……彼らはそういう生き方をして来た知的生命体であり、そういう関係で七皇自体が成り立っている以上、それは普通の行為でしかなく……今回の【色欲】アエーシュモの我儘は、別に【強欲】や【傲慢】に批難されるべき行動という訳ではない。

 ただ今回の場合、いつものように七皇間で交わされる和平協議とは異なり……【色欲】アエーシュモは己の欲のために全く退く気はなく……だからこそ、【色欲】の名を持つ七皇は、同じ七皇たる両者と矛を交えてでも己の欲望を貫く覚悟を持っていたのだった。


「邪魔よっ!

 どきなさいっ!」


 アエーシュモはそう叫ぶと同時に右腕を振り回し……直後、その腕の質量と意思力によって【傲慢】ルーキフェルが放った意思力の拘束を、あっさりと振り払い、引き千切ってしまう。

 その挙句、振り回された右腕の質量と運動エネルギー、そして意思力の余波を受けて【傲慢】の本体である七色に輝く派手な翼をした鳥類は、抵抗も出来ずに全身の細胞全てが砕かれるという……通常の生物ならば避けようもないほど決定的な致命傷を受けていた。


「……馬鹿、な……

 我と貴様、そこまでの差は……」


 勿論、【傲慢】も七皇であり、意思力で物理法則を越えた超越者である以上……身体が多少砕けた程度で死ぬ訳もない。

 だけど……個体の持つ意思力よりも圧倒的な、防御すら叶わないほどの大量の意思力を叩きつけられてしまえば、話は別だった。


「……嘘だ、この我、が。

 新たな、世界を、生み出す……新たな、神たる、この我が。

 こんな、ところ、で……」


 まるで彗星が恒星の重力に囚われて掻き消えるように、【傲慢】ルーキフェルの本体は再生することも叶わないまま、その存在を終えてしまう。


「ふざけるなっ!

 幾ら眼前に欲望の対象がいるからって……七皇に差はそれほどない筈だっ!」


 眼前で見せつけられた同僚の死を理解出来ず、マーンモーンはそんな叫びを上げる。

 事実、本体の意思力で言えば【傲慢】と【強欲】はほぼ同レベル……つまり【色欲】が先ほど振るった腕の角度が少しばかり異なっていたならば、ああして死を迎えたのは【傲慢】ルーキフェルではなくマーンモーン自身となっていたのだ。

 それに、そもそも七皇というシステムが成り立っていたのは、七皇それぞれの意思力が大差ないために、正面衝突した場合の被害が大き過ぎ……三竦みならぬ七竦みが成り立っていたから、である。

 【色欲】アエーシュモがこれほど強かったならば、とっくにあの愛欲に頭が狂った馬鹿が全ての七皇を支配していただろう。

 大体、先ほどの一撃に【傲慢】が全く抵抗できなかったのは、最低でも倍近い意思力を叩きつけられたから、だった。

 これが多少の差しかなかったならば、【傲慢】は仮にも超越者を名乗る身……その辺りに散らばった一片の細胞からでも蘇生したに違いないのだ。


「待て……倍?

 まさか……っ?」


 幾ら反りが合わなかったとは言え、同胞の死に動揺を隠せないマーンモーンの脳細胞は、ちょっとした違和感から一つの答えを導き出そうとする……まさにその時のこと、だった。


「今っ、行くわっ!

 愛しい御方~~~っ、愛し合いましょうぉおおおおおっ!」


 邪魔者の排除が終わった途端、七皇最強となった【色欲】アエーシュモが要塞艦『ゲーヒンノーム』と同化したまま、星を喰らう化け物に向け、両手を広げてすっ飛んで行ったのだ。


「~~~っ、あの馬鹿野郎っ!

 俺様の寝床をっ!」


 あと三名となった同胞の我儘に、マーンモーンはそんな非難の声を上げるものの……迂闊に妨害を仕掛けて現在の【色欲】の敵意を一身に受けることとなった場合を想像すると、【傲慢】のあの末路が脳裏を過り……【強欲】マーンモーンは意思力を用いてまでの足止めを行うことを断念してしまう。


「さぁ、愛してるわ、貴方。

 分かるかしら?

 私と貴方で、愛を語り合い、愛を確かめ……ぁっ?」


 そうしている間にも、巨大化した【色欲】は凄まじい速度であの化け物の真正面へと飛び込むと、両腕を広げて化け物にそう語りかけながらもゆっくりと近づき……

 直後、化け物の腕が大きく突き出され、巨大化していた筈の【色欲】アエーシュモはそのたったの一撃で胸のど真ん中……恐らく中枢となっていた「本体」があった箇所を砕かれていた。


「そんな……私の、愛、は……」


 そんな小さな呟きと共に、【色欲】アエーシュモの本体と、そしてソレと同化していた要塞艦『ゲーヒンノーム』だったモノはゆっくりと塩化ナトリウムの塊へと姿を変えていき、宇宙の塵と化してその存在の痕跡一つすら残さず、虚空へと消え去ってしまったのだった。


……完結まであと七話(震え声)。

今度こそ間違いないだろうけど、別にわざとやってた訳やないんやで……


2020/02/05 22:26投稿時

総合評価 20,570pt

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― 新着の感想 ―
[良い点] ついにンさんが人(?)を救うことに成功しましたね() いやーめでたいめでたい [一言] ラストまであと6話、どんな終わり方をするのか楽しみにしています
[良い点] ラストは一風変わった感じになりそう。 ラストの展開が楽しみで水曜の心の支えになってる。 [一言] 宇宙爆発して全部終了みたいにはなりませんように...(切実)。
2020/02/07 01:18 チェンソーパンチ
[良い点] 90%以上の作品が完結しない中、完結に向けて書いてるのは非常に好感が持てます、次回作を書くかは分かりませんが頑張ってください [気になる点] 塩化カルシウム もしかして:塩化ナトリウム
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