陸・第三章 第五話
新たなる天地創造。
以前失敗したその神の奇跡を、俺は手にした『天沼矛』を大地に突き立てることにより、今ここに成し遂げ……
「……あれ?」
天地創造を成し遂げるその寸前、俺は足元にあった「ソレ」がふと視界に入り……「ソレ」が何なのかを理解した瞬間、驚きに全身を硬直させてしまう。
膝辺りまでのサイズしかない「ソレ」は、一言で言い表すならば塩の塊だった。
詳しく視線を向けた先にある「ソレ」は、薄紅色の城のような塩の建造物だった。
だけど、何故か俺は「ソレ」に見覚えがあり……具体的に言うと、「ソレ」は薄紅色をした近代ビルディングの形をしている癖に、何故か一部だけ西洋っぽい城の装飾がくっついている、まるでラブホテルのような模型だったのだ。
恐らくその模型の中には、壁や天井一杯に死者の苦痛と恐怖の面が張り付けられていることだろう。
──嘘だっ?
──何で、こんなっ?
……そう。
俺の膝辺りまである記憶より遥かに小さな「それ」は、俺が一度天地創造を試みて諦めた……あの居城だったのだ。
ただ一つ腑に落ちないのは、このラブホテル擬きが何故こんなに……まるで模型のように小さくなってしまったのかという点か。
尤も、その答えすらも最近は妙に自己主張し始めた『天啓』が、あっさりと答えを導き出してしまう。
──まさか。
──まさかまさかまさかまさか。
いや、『天啓』が自己主張を始めたなんて馬鹿な話ではなく、恐らく俺自身が考えるのを放棄して『天啓』に頼り始めているのだろう。
ネットで検索すると楽になって辞書を引かなくなった挙句、自分で考えなくなる……そんな訳の分からないことを「俺の素体となった存在」の両親が言っていたような記憶があるが、それが一番近いのかもしれない。
『天啓』が導き出したその答えに納得出来なかった俺の思考回路は、そんな風に脇道に逸れた思考を開始するが……いつまでも目を逸らしていられる筈もない。
──まさか冗談抜きで……
──本当に、俺が大きくなった、ってのか?
俺は溜息を大きく吐くことでその認めがたい現実を何とか脳内へと詰め込んでいた。
実際問題、そう考えてみると、あの竹が燃えている小人の世界とか模型サイズの鋼鉄の世界とか、今までの世界と随分と趣が違うと思っていたが……生きている人類種が地球とほぼ同じ種類だったとして、俺が大きくなったと仮定すると、色々と辻褄が合ってしまうのだ。
少なくともあの髭爺……父神にして創造神ラーディヌゥクオルン=ヴァルサッカラーヴェウスは人類の「救いを求める声」によって地球に発生した後、数多の世界を創り出し、そこへ地球人類を転移させて住まわせていたのだから、その知識を冷静に思い返してみると「小人なんてほぼ別種の人類が存在する筈がない」のである。
「……くそったれ。
いつの間に、どうして、こんなっ」
自分の身体が巨大化した事実を知った俺は、身体の奥底から湧き上がってくる焦燥感に耐えられず、頭を抱えながらその場に座り込む。
異形と化した手から生えた爪が額に突き刺さり、ちょっとばかり痛いのだが……その痛みのお陰で俺の脳は少しだけ冷静さを取り戻していた。
と言うか、現実問題として身体が大きくなったところで新世界を創造出来ない訳でもないのだから、別に実害なんてない。
仮に俺の身体が小さかったところでどの生き物だろうと膂力だけで粉砕できる以上、サイズに拘ったところで何の意味もない。
つまり、焦ってみたものの身体の大きさなんか気にするほどのこともない訳だ。
「……だよな。
ったく、無駄にビビらせやがって」
そう呟いた時点で、自分が巨大化していると知った時の焦燥感はあっさりと消え失せていて……俺はすぐさまその思考を放棄する。
そんなことよりも今は、新たな世界を創り出すことの方が遥かに大事だった。
「さぁ、この俺が新世界の神になる時が来たっ!
苦しみも不幸もない、素晴らしい世界をっこの手にっ!」
全知全能の神になる偉業を前に、俺のテンションは少しだけ変な方向へと向いていたのだろう。
もしかしたら幾つもの世界を破壊し、その世界に住んでいる人々を虐殺し尽くした一連の作業で少しばかり精神に負荷がかかっていたのかもしれない。
理由はどうあれ、俺は変なテンションでそんなことを叫びながら再度『天沼矛』を大地に突き刺し……『創世』の権能を発動させる。
俺の中にある創造神の力は、旧世界という妨害がなくなった今、俺が脳裏に描き出した通りの世界を眼前に具現化する。
緑豊かな山々、豊富な水、命溢れる草原が広がり、暑くもなく寒くもない穏やかな気候の中、新たな人類がその中で生きていく。
そうして俺が幸せを具現化した世界を試しに創ってみた……その直後だった。
──ぁ?
その幸せしかない素晴らしい世界が、何かに塗り替えられたかのように真っ白な「ただの塩の塊」へと変わり果てる。
……まるで創り上げてからコンマ数秒が幻でしかなかったかのように。
「どういう、ことだ?」
破壊と殺戮の神ンディアナガルの名に誓って言うが、俺は『創世』を失敗してはいない。
そして、ンディアナガルの『天啓』も新世界は完璧に……俺の思った通りに創り上げられたと語っている。
なのに……新たな世界はこうして塩の塊と化した。
もしかして何か失敗でもしたのかと思った俺は、先ほどとは少しだけ『天沼矛』の角度を変えて大地に突き刺し、新世界を『創世』するものの……結果は先ほどと同じで、コンマ数秒でその幸せな新世界は塩へと変わり果ててしまう。
「そんなっ、馬鹿なっ、ことがっ!
ある筈がっ、ないだろうっ!」
叫ぶ度に世界を『創世』する俺だったが、結果に違いはない。
一応、あの塩の荒野が争いのない緑にあふれる大地になるように、あの蟲の砂漠が水と豊かな自然に包まれた平原になるように、腐泥と浮島の世界が大樹と動植物の楽園になるように、海に沈む世界が海の中に多数の島が群がる広い世界になるように、燃え盛る世界が憎悪に焼け落ちることのない世界になるように、鋼鉄の世界が自然と調和し公害や嘆きと無縁になるように。
そんな願いを込めながら、この地球と呼ばれていた惑星の上に一つ一つ、俺が望む新世界を再現していくものの……結果はどれも同じでしかない。
俺が創り出せるのは、ただ塩で模られた楽園の残骸だけ、だった。
「……何故だっ!
何故こうなっちまうっ!」
何をどうやったとしても、創り上げた筈の幸せな世界が滅ぶのを目の当たりにさせられた俺は、『天沼矛』をへし折らんばかりに力を籠めながらそう叫ぶ。
答えは……実のところ分かっていた。
二度目辺りから、延々と『天啓』が答えを教えてくれるのだから、さほど頭が良くない……恐らく現代日本で生きていた連中と比べても平均辺りに位置するだろう俺なのだから、その答えが分からない訳がない。
ただ、その「答え」を、理解したく、なかっただけで……
──数多の世界を喰らった俺の権能が大き過ぎて……
──世界が、俺の存在に耐えられない、だと?
当たり前の話ではあるが……その答えだけは、俺が認める訳にはいかない。
何故ならば、俺は新しい完璧な世界を創るために数多の世界を喰らったのだ。
そうして数多の世界を、多くの命を喰らった所為で、俺の存在が大きくなり過ぎ、新たな世界を創れないなんて……そんな馬鹿な話が許される、筈がない。
「ふっ、ざっ、けるっ、なぁああああああああああああああああああっ!」
俺は怒りのままに歪んでしまった『天沼矛』を大地に突き刺すと、俺の立つ大地そのものを……俺が生まれ育った地球を溶かし、喰らい尽くす。
怒りに任せて自らの母星を喰らった俺は、怒りで荒ぶる息を必死に押し殺しながら……必死に落ち着こうと両手で肩を掴み、爪を突き立てて怒りを押し殺す。
──宇宙空間で荒い息を吐くっても、どうなってるだろうな?
その甲斐あってか、俺は何とか自分のその行動に疑問を覚えるくらいには冷静さを取り戻してきた。
実際のところ……息が荒くなっているというよりは、ほぼ無意識の内に呼吸をしているつもりになっていた、というのが正しいと『天啓』は教えてくれるのだが、今はそれどころじゃない。
──つい……カッとなった、な。
──まぁ、再生も簡単なんだが。
我に返った俺は、自らの短気を少しだけ恥じると……『天沼矛』を虚空へと突き刺して砕く寸前の地球を再生させる。
そうしてコンマ一秒にも満たない短時間で「喰らい尽くす前の地球」を軽々と再生し終えた俺は、ようやく一つの事実に気付く。
──俺が近づかなければ……
──幸せな世界を、創り上げられるんじゃないのだろうか?
その思い付きは的を射ていたようで……俺は何度も試すまでもなく、たったの一度だけで思い通りの世界を創り上げることに成功する。
尤も、それほど難しいものを創った訳ではなく、俺だった存在があの日……破壊と殺戮の神ンディアナガルと同化する前、創造神ラーウェアの召喚に応じたあの瞬間を再生し終えただけの……要するにあの日の地球をコピーしただけでしかない訳だが。
その模倣された地球の、俺の記憶にある日本の一地方では、かつて「俺だった存在」が異世界に飛ばされることも召喚陣に触れて粉砕されることもなく、周囲に不平不満をまき散らしながらも一介の学生として記憶の中にある懐かしい道を歩いていた。
──あ、あああ。
記憶の中にある、だけどもう遠くなってしまったその光景を前に、俺はゆっくりと地球へと歩み寄り……『天啓』が教えてくれる「これ以上近づくと世界を破壊してしまう境界線」ギリギリまで近づいていた。
権能を使って拡大した俺の視界の中では、何の不満があるのかすら分からない、恵まれた暮らしの中にいる筈の「馬鹿」が、相変わらず周囲に殺意だけをまき散らしながらも、実家へと帰りつく。
──あ、あああああ。
そして、「俺」が実家のドアを開き……「おかりなさい」という母の声を聴いて、鬱陶しそうに舌打ちをしたその瞬間。
耐えきれなくなった俺は、つい眼前の光景に……いつか俺がいた筈の、その記憶の中の楽園とも言える「当たり前」の光景に手を伸ばす。
……伸ばして、しまう。
──ぁああああああああああああああああああっ!
楽園の崩壊は、一瞬だった。
俺の伸ばした手が、その境界線に触れた次の瞬間……まるでガラスよりも脆い、シャボン玉の泡に触れたかのように、緑の楽園だった筈の地球の全ては瞬きよりも短い間に崩壊し、ただの塩の塊へと化してしまったのだ。
眼前で唐突に訪れた「楽園の終わり」が信じられなかった俺は、数十秒間ほどその場で硬直して呆然と虚空を眺めていたが……よくよく考えれば今の俺は『創世』の権能を思い通りに使える万能の創造神なのだ。
──くそっ、もう一度だっ!
そう決断して行動に移すだけで、失敗すらも軽々と巻き戻せる万物の超越者となっているのだから、リトライを試みない道理はない。
実際のところ、俺はそうするために数百人数千人数万人を犠牲にして……誰もが幸せに暮らせる新世界を築く権能を手に入れたのだから。
そうして俺は、『天沼矛』を塩の塊となった地球へと突き立てると、塩と化した世界を少しだけ巻き戻し……再び「俺だった存在」が幸せに暮らす様を見届けようと、先ほどより少し離れた位置からその様子を観察し始める。
……だけど。
──ぁあああああああああっ!
俺の視界の中心部にいる「俺の素体」が零した実家への不満の言葉を聞いた瞬間、俺はついその「馬鹿」が持て余している幸せな世界と手を伸ばしてしまい……世界の全ては再び塩の塊へと化し、台無しになっていた。
──もう一度だっ。
──もう、一度……もう、一度。
後は、何度試してみても同じことの繰り返しにしかならなかった。
俺は……どうしても、俺がこの手から零してしまった眼前の「楽園」に手を伸ばしてしまうのだ。
尽きることのない水、満足のゆく食事、清潔で流行り病のない空間、命を奪い合わない平和な社会、凍えることのない暖かな家、海の彼方まで広がる世界、壁に閉ざさることのない自由な社会、焼け落ちることのない社会に崩れ落ちることのない大地。
……そのどれもが満たされている、何もかもが素晴らしい「楽園」。
だと言うのに、眼前の「馬鹿」は何度繰り返しても何度試してみても、その楽園に憎悪を抱き、周囲に殺意ばかりをまき散らし、全てを手にしているのに満足せず更なる欲望を抱き……俺が見ていられないほど傲慢で強欲で嫉妬深い生き方ばかりを繰り返す。
──くそがぁああああああああああああああああっ!
そうして七度ほど世界を創り直した時の、ことだった。
眼前で繰り返される愚行に、ついに俺の堪忍袋の緒がブチ切れてしまったのだ。
──何で、てめぇっ、だけがっ!
──そうやって生きていけるんだぁああああああああああああああああああっ!
触れられないその楽園と、楽園の中でクソみたいな生き方しか出来ない「馬鹿」を延々と見せられ続けた俺は、魂の底から湧き上がってきた嫉妬と憎悪と殺意に駆られ、八度目になるその「完璧な世界」を……ついに自らの『爪』で叩き潰していた。
……そう。
その何もかもが揃っている幸せな新世界とは、新たなる神となった俺にとっては、モニターの向こう側の楽園と同じで触れることも交わることも出来ない、文字通り「見るに堪えない」最悪最低の世界でしかなかったのだ。
だと言うのに、俺の眼前では「俺の素になった存在」が、その全てが満ち足りている幸せの中で、不幸そうな面をして周囲に殺意を不平をまき散らしながら生きているのだ。
あの「クソ野郎」がそれを嫌な面で享受しているというのに、その世界を創り出した俺自身は、その楽園に触れることも出来やしない。
……そんな不条理が、許せる、筈もない。
──俺はっ!
──俺が欲しかったのはっ!
下らない授業を適当に聞き流しっ!
誰とも知らない人ごみの中で、鬱陶しいと思いつつも人の命に触れっ!
カップルに殺意を抱きながら、誰かの行動を不快に思いながらも、それでも人が生きている、触れられる、言葉を交わせるっ!
そういう、ありふれた、普通の世界だったっ!
世界があって、人が生きているっ、ただそれだけで……
──だけど。
だけど、俺はもう……二度とそれらに触れることは叶わないのだ。
ただ俺が触れるだけで……いや、俺が近づいただけでさえ、人々は命を失って塩と化し、世界は滅んでしまうのだから。
──ぁあああああああああああああああああああああああっ!
そうして俺は、自分が二つの選択肢を眼前に突き付けられていることに気付く。
この『創世』の権能を使い、触れることの出来ない「完全なる楽園」を築いた創造神として生き続けるか。
新世界の創造を諦め、全てを破壊した破壊と殺戮の神として何もかも失い、何一つ築き上げることのないままに朽ち果てるのか。
その選びようのない選択肢を眼前にした俺は……
──クソがっ、こんなものっ!
──こんな世界のっ、全てなんざぁあああああっ!
そのどちらを選んでも救われることのない、二つの不条理すぎる選択肢を前にした俺は、身体の奥底から湧き上がってくる怒りとも絶望ともつかない激情に突き動かされ、声にならない雄叫びを上げながら、『爪』を振るって近くに浮かんであった月を砕き、金星を割り、『雷』を放って火星を焼き尽くし、水星を蒸発させ、『紅石の槍』を放って木星を貫き、土星を壊し、『翼』で斥力を操って天王星と海王星を対消滅させ……
それだけでは飽き足らず……ぎらぎらと眩しくて鬱陶しかった太陽へと『主砲』を放ち、その光り輝く存在そのものを吹き飛ばしてみせる。
──ちく、しょう。
そうして一切の光すら届かない……いや、虚空の彼方には数え切れないほどの星が煌めく宇宙空間の中、俺は脱力感に身を任せて漂いながら、そんな嘆きの声を零す。
尤も、空気もない宇宙では音は伝わらず……俺の口がただそんな形に動いただけで、一切の声が零れることはなかったが。
そうして何もない虚空の中で、世界を創っては壊し、創っては砕き……そんな意味もないと分かり切っている下らない作業を五度ほど繰り返した頃、だろうか。
──こんなことを、何度繰り返したところで……
そんな当たり前の結論に達した俺は、手にしていた『天沼矛』を無造作にへし折ると、惑星の破片すらない虚空へと投げ捨てる。
五度目にしてようやく俺は、自分のやっていることが積み木崩しや砂場遊びに過ぎないことに気付いてしまったのだ。
事実、コレは、何度繰り返したところで満足のいくものなんて出来やしない……永久に終わらない、触れることすら出来ない、誰一人として共に遊ぶ相手もいない……ただの虚しい一人遊びでしかないのだから。
──俺は、このまま……
──たった一人で、こうして……
そうして俺が虚脱感に苛まれ、虚空に浮かんだまま虚空を見上げ、何となく眼球を動かして焦点を合わせると……そこは数え切れないほどの星があった。
手が届かないほど遠く……だけど、文字通り数え切れないほど、終わりがないほど無数に広がる星々が、空の彼方に浮かんでいるのだ。
──ああ、そうだ。
たった太陽系一つだけがダメだったから、何だと言うのだろう。
空を見上げるだけで、ああして数え切れないほどの煌めく星が……恒星が浮かんでいるのが見えるのだ。
あの中には恐らく……星々である恒星の周辺には地球と同じように惑星があり、もしそこに知的生命体が生きているならば、俺と同じように祈りから神が生まれている可能性も高く。
そうして髭爺と同じように創造神が発生しているというのなら……俺と同等の存在が、あの星空の彼方に必ず存在してる筈、だろう。
──何処かに、何処かに、いる筈、なんだ。
宇宙は広いのだ。
何十年何百年かかるかは分からない。
だけど……このまま不貞腐れて考えることすら辞めて浮かび続けるなんて、ただの人でしかない俺に耐えられる訳がない。
それよりは、あるかどうかも分からない可能性を求め、進み続ける方が遥かにマシ、だろう。
──さぁ、行こうぜ、相棒。
俺は自分と存在を重ね合わせている破壊と殺戮の神ンディアナガルにそう呼びかけると……『爪』と『翼』と組み合わせた宇宙空間を跳ぶための権能を新たに創り出し、宇宙の彼方に出会いを求めて飛び立つのだった。
※実はコレ(虚空に浮かびながら考えるのを辞めるエンディング)が二期を書き始めていた時の、ンディアナガル殲記のエンディング案の一つでした。
……けど、その案は没にしたので、もうちょっとだけ続きます。
2019/11/06 23:04投稿時
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