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【完結済】ンディアナガル殲記  作者: 馬頭鬼
肆・第三章 ~最強無敵の戦奴~
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肆・第三章 第四話


「はい、(ファン)

 きょうのごはんです」


「……ああ」


 翌日。

 俺は(リァン)の差し出してくる朝食を口にしていた。

 農奴のころと違い、鳥の餌としか思えない罰ゲーム、もとい粟粥が出てくることはなくなって、小麦の塊を焼いた、パンというかナンというか……そういう類の食べ物が出てくるようになっていた。


 ──まぁ、普通に不味いんだが。


 とは言え、食べるものなんてコレしかないのだ。

 俺はその味気ない癖に麦の匂いだけは妙にキツいパン擬きを、もそもそと口に運ぶ。

 ろくに塩味すらついていない、イースト菌で膨らましもしていない、しかも作ってから日が経っているらしく、変な弾力があるそのパン擬きと……

 メインディッシュのつもりなのか、噛み切ることも困難なほど硬く、だけど薄っぺらくて食うほどもなく……その挙句に腐ったような濃厚な牛の臭いを放つ、干し肉が一つ。

 ……それが、戦奴としての、俺の食事だった。


「……っ」


「はい、皇、水です」


 そのパン擬きを、普通のパンのつもりで口に含んだ所為だろう。

 咽喉のつっかえを感じた俺が息を詰まらせるが……それを予期していたらしい鈴が、ほぼタイムラグ無しに水を入れた木のお椀を持ってくる。

 俺は慌てて水を飲んで、咽喉に詰まったパン擬きを洗い流すものの……


 ──臭ぇ。


 その水は、飲み水というのには、あまりにも臭かった。

 泥臭く、生温く、カビ臭かった。

 それはまさに泥水だった。

 ……と、自分の中で訳の分からないモノローグが入るくらい、クソ不味いのだ。

 正直に言って……あの村で農奴として畑を耕して暮らしていた方が、まだマシだったと思える味である。


「ぉおおお、にくだ、にくっ!」


「おれ、こんなの、はじめて見たぞっ!」


「みずも、くまなくていいんだっ!」


 尤も、あの粟粥が主食などという、俺が巡って来た数多の異世界でも底辺レベルの食生活を送っていた餓鬼共にとっては……こんなものでもご馳走らしい。

 ついでに、水汲みという重労働から解放されたことは、この不味い水を許容するのに必要にして十分な条件だったらしい。

 とは言え……嬉しいのは分かるのだが、叫ぶのは心の底から止めて欲しい。

 ……やかましいこと、この上ない。


「あなたたちっ!

 しずかにたべなさいっ!」


 餓鬼共を統率している鈴のそんな叫びは、さっきまでの餓鬼共が放っていた騒音よりも、遥かに大きなダメージを耳に与えてくる。

 それもこれも……この部屋が狭く、石造りの壁が音を反響させる所為、だろう。

 ……そう。

 あの戦いで快勝して見せたというのに、俺はまだ個室を得られていなかった。

 まぁ、次の戦いで勝って儲けさせてやれば、(サォ)(ムン)のおっさんも少しは俺の待遇を良くしてくれるに違いない。


 ──もうちょっと肉を多くする、とか。

 ──このクソ不味い水を何とかする、とか、な。


 朝飯を食い終えた俺は、そんな期待を抱きながら次の戦いへと思いを馳せつつ……やることもないので、二度寝をしようと寝転んだ。

 そんな時だった。


「鈴~っ!

 つぼ、もういっぱいになってる~」


「うわぁ、ほんとだ~。

 すてにいかないとなぁ」


 餓鬼共がそんな叫びを上げたかと思うと……部屋中に悪臭が漂い始める。

 大便と小便をブレンドさせたその匂いの原因は……まぁ、言わずとも分かる。

 部屋の隅っこにある肥壺という名の便所……その匂いを塞ぐ役割をしている蓋を、餓鬼共の誰かが開けやがったのだろう。


「……おい。

 頼むから、さっさと蓋をしてくれ」


 流石に眠っていられなくなった俺は、上体を起こして餓鬼共に向けてそう告げる。

 正直、飯を喰ったことで眠たくなってきたから、とっとと眠ってしまいたいのだ。

 ……この部屋にいても、やることなんて何もないんだし。


「でも、皇。

 このままじゃ……」


「……適当に捨ててこい。

 別に、外に出られない訳じゃないだろう?」


 一度寝ると決めて横になった所為だろう。

 眠気と気怠さに抗い切れなかった俺は、餓鬼共に適当な指示を出す。

 実際問題、この部屋は周囲を頑丈な石壁で覆われていて、出入口も木組の格子で出来ている、まるで牢屋みたいな造りになっているのだが……

 ……それでも出られない訳じゃない。

 門番というか、監視役にその旨を伝えればドアは開けて貰える、らしい。

 少なくとも、俺を雇っているあの曹孟っておっさんはそう言ってくれた。


 ──まぁ、逃亡防止のための安全弁、ってヤツだろうな。


 尤も、その気になった俺がぶん殴れば……石壁も堅固なドアも、監視役でさえも何の意味も持たないのだが。

 俺がそうして眠気に意識を奪われそうになっている間にも、餓鬼共は俺の言葉通り、外へ出ようとして、近くを歩いていた監視役のおっさんに声をかけていた。


「おっちゃんおっちゃん。

 つぼのなかみ、すててきたい」


「そとへだして。

 ちゃんとかえってくるから」


「ああ、仕方ないな。

 ほら、さっさと行って来い」


 幸いにして、監視役のおっさんは意外に気の良いヤツらしい。

 敬語すら知らない餓鬼共の言葉にも、笑顔まで見せて格子の戸を開いてくれた。

 ……監視役としてそれはどうだと思わなくはないが、まぁ、話が早くて助かる。


「そっとだぞ。

 そっと、ゆっくり」


「わかってるって。

 ……ほら、そっちもって」


 目を閉じた俺の耳に入ってくる餓鬼共の声は……正直に言って、いつ大災害(カタストロフィ)を引き起こすか分からない、酷く危ないものではあったのだが……

 生憎と今の俺は、意識を闇に引きずり込もうとする、絶望的な眠気を前に抗う術を持たなかった。


 ──ま、アイツらだって馬鹿じゃないんだ。

 ──自分たちで何とかするだろう。


 そう内心で呟いた俺は、そのまま意識を暗闇の奥へと沈めることとなっ……


「何しやがんだっ!

 この餓鬼がぁっ!」


「きゃぁああああああああああああああああっ!

 (アン)っ、杏~~っ?」


 ……そんな俺を直後に眠りから引き剥したのは、悲鳴と怒号だった。

 正直、眠っていたのはほんの数秒くらいだろう。


 ──くそったれ……

 ──一体、何だってんだ……


 一度は確実に眠りに落ちたところを、瞬時にたたき起こされる形になった俺は、再び襲い掛かってくる眠気と気怠さを振り払うと、ゆっくりと立ち上がる。


「……ったく、何だってんだか」


 まだ焦点の合わない目を見開いてみれば、どうやら牢……じゃなかった、俺たちの部屋の外で、騒ぎが起こっているらしい。

 起きたての所為で今一つ力が入らないまま、俺はゆっくりと歩き、部屋の外へと顔を出す。

 そこは……凄まじい刺激臭と、それに負けない血の匂いが漂う、大惨事の現場があった。

 床に散らばっているのは糞尿と、それを収めていた壺で……

 そして、その中で倒れている……首が変な方向を向いているあの子供は、確か……


 ──(アン)って、言ったっけか。


 その少女の亡骸を中心に、(リァン)を先頭に子供たちと、筋骨隆々とした二人の大人が対峙していた。

 一人の男は髪も髭も伸ばし放題の、恰幅の良い熊みたいなヤツで……もう一人は頬に刀傷があり顔が歪んでいる変な男だった。

 そんな、現代日本では大の大人ですら関わろうとしない大男二人を、鈴が正面から睨み付けている。


「何でっ!

 こんなことをっ!」


「うるせぇっぞ、小娘!

 その餓鬼がっ!

 俺様に、肥壺なんざをぶちまけやがったんだよっ!」


「そうだっ!

 死んで当然だろうがっ!」


 そんな鈴の叫びと、男たちの罵声を聞いて……俺は何となくこの状況を理解していた。


 ──畜生。

 ──あの時、俺が、手を貸して、いれば……


 ……そう。

 餓鬼共の小さな身体では、あの肥壺を運ぶのはちょっとばかり無理だったのだろう。

 恐らくは数人がかりで一生懸命運び。


 ──そして、あの大人にぶつかった、んだろうな。


 こうなってしまった以上、どっちに非があるのかは……まぁ、どうでも良いのだろう。

 カッとなったあの大人……恐らくは俺と同じ戦奴が、子供を殴りつけ……

 ……その結果が、この惨状、という訳だ。


「さっさと、その餓鬼共を渡せっ!

 落とし前をつけさせてやるっ!」


「そんなっ、無茶苦茶なっ!」


 そして今現在、鈴が矢面に立っているのは……背後の餓鬼共を庇っているのだろう。

 ……そりゃそうだ。

 殺されてしまった杏って女の子一人で、あの肥壺を持てる筈がない。

 恐らくは五~六人くらいで運んでいて……残りの数人を庇うべく、鈴が最前線で粘っている、という感じか。


「……てめぇっ!

 いい加減にっ!」


 そうしている間にも、男たちに我慢の限界が訪れたらしい。

 熊のような大男が、その拳を振りかぶり……


「そこまでにしてもらおうか?」


 流石に見ていられなくなった俺は、男たちに向かってそう声をかける。

 ……二人の男も、流石に小さな女の子へ拳を振り下ろすのは後ろめたかったのだろうか?

 俺の声を聴いてすぐに拳を引っ込め、こちらへと振り向いたのだ。

 すぐさま拳を握りしめた俺は、杏という名の少女を殺したコイツらに、その罪を命で贖って貰おうと、前へと一歩踏み出し……


 ──っと。

 ──いつも、此処で殴り殺して……

 ──ろくでもないことになるんだよな。


 ……すぐにそう思い返す。

 実際、俺はこうして迂闊に手を出すことで、殺戮続きの……ろくでもない目に遭い続けて来た。

 いい加減、権能を振るい続け、一人の例外もなく皆殺しにするまで延々と戦いが続く……この殺し合いの連鎖から解放されたい。

 そう考えているからこそ、この世界では常人を……もとい、少し常人から逸したくらいの、強い兵士のふりをしているのだから。


 ──取りあえず……話し合えば何とかなる、か。


 そもそも、ついカッとなって殴りかかるくらい、俺も何度も通ってきた道だ。

 コイツらも恐らく同じで……そして、カッとなったところへ小娘でしかない(リァン)に正論を説かれ、引っ込みがつかなくなったのだろう。

 ……それくらい、よくあることだ。

 と言うよりも、酷く身に覚えがある。


 ──上手く、治めないと、な。


 こうして同じ戦奴……同僚となった身なのだ。

 下手にことを荒立てる必要はないだろう。

 勿論、杏を殺したのだから、その落とし前はつけてもらうにしても……まぁ、腕一本くらいで勘弁すれば良いんじゃないだろうか?


 ──手加減、手加減っと。

 ──頑張って……殺さない程度の手加減をしないとな。


 俺がそうして寛容の精神を発揮すべく、口を開こうとした。

 ……その時だった。


「うぎゃっ?」


「痛いっ、痛いよぉ~」


 その熊のような大男は一体何をとち狂ったのか……周囲の餓鬼共を蹴飛ばしながら俺のところへと歩み寄って来やがったのだ。

 蹴飛ばされた餓鬼共が泣き声を上げるものの……この熊のような大男は意に介した様子もなく、そもまま俺の胸ぐらへと手を伸ばしてくる。


「あ~?

 てめぇが、コイツらの保護者か?」


「餓鬼共の所為で、くせぇんだよ。

 どうしてくれるよ?

 あぁ?」


 熊のような大男と、その背後に立つ傷面の態度を見て……俺は、瞬時にコイツらへの評価を改めた。


 ──ああ、反省してない。

 ──俺とは、違う……下衆共だ。


 つまりがコイツらは……生かす価値が欠片もない、どうしようもないクズ共だったらしい。

 ただカッとなってやらかしただけのヤツなら、助けてやろうと思っていた。

 だけど……その温情は、あっさりと裏切られえたのだ。

 である以上……情けをかけてやる理由もない。


「ああ。

 だから、この餓鬼共は……俺が、保護、させて貰う」


 俺はそう宣言すると……ソイツの拳を掴み、軽く握る。


「ぐ、ぎゃぎぃえええええええええええええっ?」


 俺が軽く握るだけで、その熊のような大男の拳は、生卵のように簡単に潰れていた。

 手の甲にあった骨が皮膚を突き破って飛び出し、ぐちゃりと生暖かい血の感触を感じるが……もう今さらだ。


「……そもそも、だ。

 てめぇの口が臭いのが悪いんだよ」


 俺はそう笑うと……その熊のような大男の顎を掴み、軽く捻って毟り取る。


「あぁ、ぁあぐぁあああああああ?」


 顎がなくなった所為、だろう。

 男はそんな気の抜けた声を上げていた。

 まぁ、本人は必死に叫んでいたかもしれないが……


「だから、死ね」


 俺はそう告げると……顎がなくなって悶え苦しむ男の頭蓋を掴み、近くの壁へと叩きつける。

 どうやらそこは、狭苦しかった俺の部屋と、隣の部屋とを繋ぐ壁があるところだったらしく……その衝撃によって、二つの部屋を仕切る壁は、半分ほどが脆くも崩れていた。

 そして、当然のことながら……それほどの衝撃を頭蓋に受けた男が、ただで済む訳もない。

 男の頭蓋は見事に砕け……周囲には血と共に、脳みそだったらしきぶよぶよしたモノが散らばって、汚らしいこと、この上ない。

 だが、まぁ……そんなものなんて、この腹の奥で煮え滾る憤怒に比べれば、そう大した問題でもないだろう。


「お、おい?

 一体、なに、が……?」


 眼前で起こったことが信じられないのだろう。

 顔面に傷のある男は、呆然とそんな言葉を口にしていた。

 そして……その呆けた時間こそが、ソイツの命取りになった。


「さぁて。

 ……よくも、人様の部屋を汚してくれたなぁ、おい?」


 俺は、ソイツの肩を掴むと……優しくそう問いかける。


「ひぎぃぃぃっ?

 そ、そんなっ!

 そ、それは、お前、がっ?」


「汚したら、掃除だろう?

 ……なぁ?」


 必死に男は自己弁護を始めようとしていたが……そんな泣き言、聞いてやる筋合いなどありはしない。

 あの(アン)という名の餓鬼は、何も弁護すら出来ずに殺されたのだから。


「ほら、綺麗にしろよ?

 てめぇの、身体で、なぁっ!」


「ひぎゃぁあああああああああああああああああああっ?

 た、たっ、たすっ、いぎゃあああああああああっ?」


 俺は、肩を掴んだ腕に少しだけ力を込め、男を力任せに引き倒すと……ソイツの身体で床の掃除を始める。

 この建物は石造りであり……あまり腕の良い石工がいなかったのか、その石畳は凸凹になっている。

 しかも一枚一枚の石畳も、綺麗に平らにはなっている訳でもなく、ところどころ、段差が残っていた。

 この傷面の男は、そこへ押し付けられたのだ。

 言うならば、石で出来た大根下ろしに、擦り付けられたようなモノである。

 

「ひぎぃいいいいいいいいいいっ?

 や、やめっ?

 たす、たしゃああああああああああっ?」


「ほら、ほらっ!

 汚してんじゃねぇぞ、ボケがぁああああああっ!」


 服が破れ、皮がめくれ、肉が削ぎ落ち始めるが、俺は手を止めるつもりはない。

 庇護下の餓鬼を殺された怒りと、温情を無下にさせられた憤りと……そして、眠りを妨げられた憤怒が、俺から慈悲という言葉を奪い去る。

 当然、男を擦りつけられた床は血で汚れ……俺はその汚れを洗うべく、腕に力を込める。


「っと」


 急に手応えがなくなったことに気付いて手元を見れば、俺の指は男の肩に食い込み、肩の骨は砕けていて……

 そして、傷面の男の顔面はもう骨が見えるほどになっていた。

 当然のことながら……男はもう動きすらしなくなっている。

 手応えがなくなったのは、どうやら男が息絶えたことで、痛みのために硬直していた筋肉が弛緩した所為だったらしい。


「……ったく。

 汚ねぇんだよ、ボケがっ!」


 怒りのはけ口を失った俺はそう吐き捨てると……その死体を近くへと放り捨てる。

 そこには、同じような格子戸があって、どうやら俺の同僚である戦奴が入れられていた部屋だったようだが……吹っ飛んで行った男の死体がその戸を突き破り、部屋の中でグチャグチャに潰れていた。

 ちょっと強く放り投げ過ぎたらしく、石壁にぶつかって色々とはみ出したらしい。


「……ま、いいか。

 二度寝、二度寝っと」


 俺はその肉片と化した男から視線を外すと、大きく欠伸をすると、そのまま自分たちの部屋へと戻り、横になる。


「……ったく、汚ぇなぁ」


 近くに転がっていた布で真っ赤に染まった血を適当に拭うと……そのまま横になる。

 綺麗に拭き取れた訳ではないだろうが、今はそんなことよりも、目蓋に圧し掛かってくる眠気の方が重要だったのだ。

 ……だけど。


「この騒ぎは……一体、何事だっ!」


 俺が目を閉じて十秒も数えない内に、俺の眠りを妨げるべく……そんな声が周囲に響き渡ることとなったのだった。


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