日本だって捨てたもんじゃない~思いやり~
思わず書いてしまった。
連載作品の方は、設定を考えている途中。
ある晴れた日のことだった。
暑ぅ~と思いながら、外を歩いていたらピーポーピーポーというサイレンの音が聞こえてきた。
音的に救急車だなと考えそのまま歩き続けようとしてふと気づく。
あれ?この道ってよく渋滞するよな、と。
焦りと心配の視線を右に向ける。
案の定、渋滞していたその道では、信じられないことが起きていた。
二車線いっぱいに詰まった車たちの先頭から一台ずつ斜めにずれ、真ん中には一本の道ができていたのだ。
そして細いけど、思いやりがたくさん込められたその道を救急車が通っていく。
しばらく、立ち止まってその救急車を目で追っていた。
心から何かが込み上げてきて、目が熱くなる。
まるで、ドラマや映画を見ているようだった。
また、車たちが元の場所へ戻りだす。
そして、僕も元のように歩き出す。
太陽の光が心地よかった。
常識だけど、それでも実際見ると感動する。