四話 「魔法」
本日は晴天なり
私は今研究所のグラウンドに身体能力と魔法の確認のために来ています。
これから魔法の簡単な概要とその実演をディミオンさんがやってくれるそうだ。
グラウンドと言っても野原が爆撃を受け掘り返されたような場所だが・・・一体どんな実験をしたらこうなる!!
心の中でそう突っ込みを入れた後、地球になかった未知の技術=魔法の解説に耳を傾ける。
ディミオンさんが口を開き言う
「魔法とは軌跡を扱う全ての総称である。であるからして当然様々な呼び名がある魔法、妖術、神聖術、道術、錬気術などなどがあるが、根底は皆同じである。
それはすなわち、生命なら皆必ず体内に持っている魔素を消費することで、軌跡を人為的におこす とことである。」
「生命なら皆必ず持っている魔素と言ったけどその言葉からして、生き物ならすべて魔法を使えるの か?」
「、、、、その体の歳に似合わない口調は気になるが、まあおおよそそう思ってもらって構わない。
だが生命すべてが使えるわけではなく、知性の低いものは使えないとゆうことが分かっている。
これは人間でも重度の脳障害があるものは使えないことから判明した。」
「知性がどれくらいあるものなら使えるんだ」 と気になったので聞いてみると。
「社会性昆虫が魔法を使えないことから、個々の意識がはっきりしている物なら使える。
この条件さえ満たしている知性の高い生物なら魔法を使えるということであり、事実植物である賢木は 人間よりより強力な魔法を使うことができる。」
サボテンが歌うとゆう情報が地球にはあったが、まさか知性があるとは。
おまけに人間より強力って植物意外と強いんじゃないか。
ディミオンさんはそのまま続ける。
「魔法はその扱える者によって三つに分けられている。
一つ目は『一般魔法』これは一般的に普及しており、生活の中や
戦闘時に使われていて魔法の中では最も数が多く誰でも使うことができる」
手を出して 「સ્પાર્ક છૂટાછવાયા દેખાય છે ગૌણ આગ 『灯火 」と唱えると
差し出した人指し指に小さな火がともる。
、、、、、、、初魔法地味すぎないか?魔法って聞くから目の前のクレーターができるようなクラスを想像していたんだが指先に火をともすとは。
まあ生活で使うものと言っていたし下手に威力があるものよりは良いのかもしれない。
少しがっかりした顔の私を尻目に話しはつづく。
「二つ目は『種族魔法』これは特定の種族が持っていてその種族専用のものだ
代表例を挙げるならお前も使えるはずの、精霊の【属性同化】
ダークエルフの【仮定物質ーオリハルコン】
他で言えば竜種の【竜の吐息】
エルフの【新緑の加護】
ドワーフの【仮定物質ーダマスカス】まあこんなものだろう。
この魔法『種族魔法』を持たない種族もいて人間や鬼人
はその代表だな。
まあ血が混ざれば使えるようになるからこの計画ができたんだがな。」
少し嫌味をこめて言う。
「最後の三つ目は『固有魔法』これは偶然もしくは訓練の末に修得する ものだ。
根本的には『一般魔法』と変わらないが、技術が隠蔽されており特定の者しか習得できない。
たいてい修得している者は王侯貴族になることが多いなな
代表例は縛龍ポドゥンスの【仮定物質ードゥザー】
隷呪皇に連なるもののの【隷属の呪い】
身近な人で言えばサニタテム家の【身体操作】がある。」
身近と言われても聞き覚えがなかったので聞いてみた
「サニタテムなんて名前の人と会ったことがあったか」
「ああ緑色の髪の女性の助手アミカがいただろ、彼女のことだ。
あと彼女の祖父のプラウオネムもあったことがあると思う、鬚を伸ばしたジイサンだ。
彼女たちの魔法の効果は傷をいやしたり内臓を再生させたりすることで、それを応用して彼女たちが前 らを創ったんだ。」
鬚を伸ばしたってことは水中で見たあの老爺のことか、そう考えていると今までよりさらに大きな声で
ディミオンさんが言った。
「かくゆう私も『|固有魔法』持ちの一人。
かの発明王イグノタム・ディミオンの子孫であり【異世界への天窓】が 使える。
とゆうか死んだお前たちの魂をその体に移したのは私だぞ。」と自慢げに伝えた。
そんな かの と言われても異世界から来たから誰か知らないんだけど。
とゆうか白衣を着た4人のうち三人が『|固有魔法』持ちとゆうことは残るジイサンも持ってるのか?
「水中の外から私を一緒に見ていたあのジイサンはなんか持ってるのか。」
そう問うと彼は嫌そうに少し顔を歪め言った。
「あの成り上がり者のエロジジイのことか。
あいつも持っている。魔法名は【魔法強化】と言って他人の使った魔法の威力を上げるとゆう効果だ。
私単体では魂を引き込むのが無理なので上から派遣されてきた新参貴族だ。」
と忌々しそうに答えた。
新参者が厳しいのはどこでも一緒か。
「じゃあ本題に入りたいんだが、魔法ってどうやって使うんだ。」
「ああそれなら私が教えれるのは、『固有魔法』ぐらいしかないな。
それもお前が持っていたら、の話だな。」
と投げやりな調子で答える。
「はぁ?なんで他の二つは教えれないんだ。」
と聞くと。
「『一般魔法』は基本的にこの世界の言語が使えないと使うことができない。
私が日本語が喋れるから今意思の疎通が出来ているが、お前は帝国語なんて喋れんだろう。
『種族魔法』なんてお前が帝国語を喋れても、『種族魔法』を持たない人間が教えれるわけがないだろう。
サニタテムの屋敷に行ったら亜人の奴隷がいるからそいつらに教えてもらえ。」
その答えに一刻も早く帝国語を覚えねばと誓い、残り一つについて聞く。
「『固有魔法』を持っていたらとゆうのはどうゆうことだ。」
「お前の中の龍の血が古代龍種だったら使える、とゆうことだ。
噂では指の数ほどしかいない古代龍種は全員『固有魔法』持ちだとゆうしな。
まあ、使えなくても悲しむことはない、ほとんどの生物が『固有魔法』なんて使えないわけだしな。」
と言った後真面目な顔になり続ける。
「『固有魔法』だが使い方としては自分の心の奥底を覗く感じでさがして。
そいつを見つけ出したら思いっきり引っ張り出して使う感じだな。
手本を見せるからよく見ろ。」
と言うと、目を閉じ両手を広げ大声で言った。
「અમે પડાવી લેવું ગેરવાજબી પ્રકાશ હેન્ડ ખંડ વ્યક્તિ 【異世界への天窓】」
唱え終わると同時に彼の開いた手の間の空間が歪み、ねじくれ、そしてそれが広がり青空以外のものを映し出す。
「ハァ どうだこれが ヒュウ 私の『固有魔法』 フゥ 【異世界への天窓】だ」
顔を真っ赤にし息を切らせながら自慢げに言う。
「覗いてみろ、もう二度と見れない光景だぞ。」
と言い体をずらす。
広がった歪みを覗くとそこには、、、
白に輝くいくつもの街頭 道路を音も立てず高速で走る車 そして看板の見慣れた文字。
気づき思わず叫び突っ込んだ
「日本だ!!私は帰れるのか。
ならばすぐさま教授にこの姿を見せねばっ。」
がそのまますり抜け転んだ。
転んだ私を助けようともせずに彼は言った
「【異世界への天窓】の効果はどうだ
一定時間だけ異世界を覗けるとゆう効果だ。
これを使いイグノタム・ディミオンは発明王とまで呼ばれるようにまでなったのだ。」
帰れると思ったのに帰れなかったのに自慢げに言放った彼にむかついたので殴ろうとすると、
この体にまだ慣れてないのかバランスを崩し地面を殴ってしまった
すると
“ズョォォォォォォン” と音を立てながら私の小さな拳が大地を抉った。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、なにこれ凄い
この体本気で殴るとクレーター作れちゃうんだ。
わ~~~凄いな~流石最強、転生チーター殴るだけでクレーター量産できるなんて、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ってこの筋力で生活しろっていうのか、無茶があるぞ。
これは魔法より先に自分の体をコントロールできるようにならないとまずいな。
呆けてる私を前に前にして彼は言う
「まあこんな感じだな。 当然自分の力が何かハッキリ解っている方が使いやすい。
まあ、お前にあるかどうか解らないからなくてもおかしくはないがな。」
、、、この状態で平然としてるとゆうことは、こうゆうことは日常茶飯事なのか。
そう思いながら私は暮れるまで『固有魔法』の練習をした。
ダマスカスは実在するから入れたくなかった。
他にいい名前の伝説の金属があったら教えてください。
後詠唱の内容考える怠いのでこの二つで終わり。




