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【作中補足06 裁判制度】
紀元前450年、共和制ローマは貴族だけでは無く、平民にも平等に公開される法として『十二表法』を成立させました。
第一表から第三表までは民事訴訟について記述されています。
古代ローマの裁判は公会堂で審理されます。一般に公開されており、目の肥えたローマ市民の娯楽として楽しまれていました。
法務官と呼ばれる、司法を担当する政務官が裁判の進行を行います。
裁判では原告・被告の弁論の時間を公平に扱う為、水時計で時間が測られていたそうです。
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参考文献
フィリップ・マティザック.訳 岡本千晶.古代ローマの日常生活:24の仕事と生活でたどる1日.原書房.2022年発行




