【これまでのあらすじ】
第二部からお読みいただく読者様向けに“あらすじ”をご用意しました。
運送会社に勤める日本の会社員『川瀬 匠』24歳。
彼がトラックで帰社している最中の事、路上に飛び出してきた白い兎を撥ねそうになり、回避しようとして崖から転落してしまう。
“白い兎”は異世界の大神に仕える7種7体の竜“生と死を司る竜バース”であった。
「我、大いなる奇跡を持ちて、異世界なれど同質同量の魂の器を見出さん。
かの器に魂を注ぎて世界の均衡を保たんとす。この奇跡を持ちて小さき者への贖罪と成す。
あい、すまぬ」(第06話)
こうして、匠の死に責任を感じた“生と死の竜バース”は秘めた力を使い、彼を異世界人『ヘリオン』の体へと転生させたのであった。
匠ことヘリオンは“地上海”と呼ばれる地域を席巻する大帝国『クロネリア帝国』帝都で盛況を誇る闘技場の牢獄で目を覚ます。
剣闘試合の中で大男『カルギス』と友情を築き、“天空と雷の竜サンダー”の幼生『おはぎ』に助けられ、匠は命からがら“市民権”を得た。(20話)
市民となった匠は通いの剣闘士として生計をたてるべく興行師『ダモン』の経営する“ブルトゥス訓練所”に登録。逃亡奴隷『オドリー』を新たな家族として迎え入れた。(31話)
リヴィアスの紹介でパルテナス大使『パティア』と知己を得て、この世界に魔法が存在する事を知る。
“魔獣戦”という過酷な試合に際し、最強の魔獣闘士『カサンドラ』から戦闘教義を受け、魔獣カルキノスとの試合に臨む。(48話)
無事に魔獣戦を乗り越えた匠は、いくつもの武器を携えて5連戦に突入。
帝都中を沸かせたその闘いは苛烈を極め、彼はその日、英雄になった。
『転生式異世界武器物語』第二部は毎週、月・水・金の週3回17時30分投稿になります。
次回投稿は12月10日(水曜)です。
よろしくお願いいたします。




