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勝負です!!

読んでくださってありがとうございます(*^^*)


今日はちょっとお姉ちゃんが暴走気味です。


「どのルートから行こうか」

「そうですね…」

 エディの言った言葉にそう返す。


 集団実習の説明が終わり、今は各班での作戦会議の時間だ。

集団実習は私達SクラスとAクラス、総勢40人ちょっとで行う。場所は学校にある結界の張られた森。5つのエリアに分けられた森を全て周り、高ポイント順に順位付けされる。

 ポイントは倒した魔物の強さや、数に比例し、魔石を水晶にかざすことでポイントに換算される。各エリアにあるスタンプを見つけることでもポイントは加算される。


「緑のエリアから順に回るというのは?」

レイラがそう言った。他のグループと被ると魔物の奪い合いになる可能性があるが、高難易度のエリアだと他グループとの共闘という選択肢を取らざるを得ない可能性も出てくる。そう考えると確かに緑のエリアは私達にとっては丁度いいかもしれない。


ちなみに高難易度から順に黒>緑>黃>青>赤となっている。


「妥当だね。もし厳しかったり、案外易しかったりしたら速いうちに他のエリアに移ればいい」

「私も賛成です」

流石レイラちゃんである。真剣な顔は凛々しさに溢れていて思わず崇めたくなるほどだ。

「じゃあ、後は装備についての確認だね」

「確か、服は学園から支給されている訓練用のもの。武器は各自2つまで、でしたよね」

「ああ。それに当日、食料と水、救護セットなどが入ったカバンを渡される」

集団実習は4時間ある。そのため各班に食料と水も配られる。

「…今回は魔法が禁止とのことでしたから、私はレイピアと短剣を持っていきます」

きっと私達の事情を考慮した結果だろう。魔法を使う際には杖などの媒体を用いる人もいる。


(私は何にしょうかな)

レイラがレイピアや短剣だと言うのなら速さや正確性に自信があるんだろう。多分短時間で集中的に攻撃を加えて倒すタイプだろう。一撃必殺型だ。

エディは何を選ぶんだろうか。それ次第で私の武器を決めればいい。


「ミイレは得意な武器はあるか?」

「…エディ次第で決めようかと。割とどの武器も扱えます」

「…そうか。じゃあ、僕はロングソードと、短剣かな」

なるほど。だったら私は攻撃と防御どちらもいける、汎用性が高いものにしようかな。

確か、弓やチャクラムなどの飛び道具はものによっては数個までオッケーだったはず。

「私はミドルソードと…確認を取って投げナイフにします」


「意外だね。もしかして剣術にも覚えがあるの?」

愉快そうに目尻をさげながらエディが訊いてきた。

「はい。剣術なら誰にも負けない自信があります」

 私は特大の笑みを添えて返す。前世の記憶が戻ってから今まで私は並でない鍛錬を重ねてきた。なんなら魔法より剣術の方が得意だと言えるほど。

予想よりもはっきりと私が答えたからかエディが軽く目を見開く。それも一瞬のことで、すぐにいつもの王子様スマイルに戻るのかと思ったが代わりに浮かべたのは挑戦敵な笑みだった。

「ふっ…いいよ、勝負といこう、ミイレ!」

「臨むところです!」

私達のやり取りをすぐそばで見ていたレイラが呆気にとられているのが見なくても分かる。

そんなレイラの方を向き言う。

「レイラも勝負です!」

「えっ!?」

「レイラも剣術得意でしょう?」

「分かりますか?」

もちろん!…まあ、原作知識ではあるけど。でも、武術を鍛えているおかげかある程度の力量は測れるようになっている。

原作公式設定ではレイラもエディも剣術が得意とあった。さらにエディは爽やかなイメージとは裏腹に血気盛んとも…。

ずっと公務やら学校やらで忙しく鍛錬する暇も無いだろう。私も内心ガッツポーズをするほど喜んでいる。いつも淑女らしく(?)と学園では気を張り、寮暮らしだから、鍛錬する場所も見つけられず今まで結構我慢してきた。

ここまでワクワクしているのは久しぶりだ。


「ふふ、負けません」

レイラも楽しそうに、やや不敵に笑っていた。ズッキューン!!。レア度SSランクなみの顔。まさかの始まる前にK.O.負けするとこだった。

集団実習ではカッコいい顔とか得意げな顔とか、もっとたくさん見れるのだろう。

(楽しみだなあ)

もう待ちきれないほどだ。きっとあっという間にその時はやってくる。

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