表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/27

レギュラス大聖堂にて

本当にお久しぶりです。

遅れてすみません(・・;

頑張ります…

本当に王都は人が多い。

この前来たのは、それこそ入学初日に殿下、エディに連れられてきた時だ。

あの時と違うのは私から誘ったという点だろうか。

正直言って平民と王族という組み合わせはなかなかにあり得ないだろう。

身分制度なんぞ縁もゆかりもなかった前世ではあったが、ある程度こちらで暮らして居るからこそ分かるものである。

周りから見ても不思議なはずだ。それだけでなく私に不満を抱く人も少なくないはず。

乙女ゲームというのはヒロインのための世界でご都合主義ではあるがある程度の不幸はつきものだ。バランスを取るためか、はたまた恋は障害があるほど燃えるという説によるものかは分からないが一応ある。しかしどれも乗り越えられるものと相場で決まっているのだ。

(でも…)

少しだけ目を伏せる。たくさんの人で賑わっている王都ではあるが、この景色が悲惨なものに変わる時もある。

(バッドエンドもきちんとあるのよね)

かなり予想できない展開が多かったのも人気の一つのであった原作。バッドエンドにも気合が入っていた。その中でも最悪とされたのが王国の滅亡だ。ただ一人生き残ってしまった主人公(ヒロイン)が涙を流すスチルで終わらせられた。

そんな結果は嫌だ。

王都の街を眺めて改めて思った。


「ミイレは誕生日もうすぐだよね」

突然エディが聞いてきた。もちろん初めて聞かれた。なのに当然かのように知っている。

「そうですね」

私の誕生日は6月6日。今5月末だからもうすぐだ。

「でん…エディは3月ですよね」

毎年王族の誕生日は祝賀祭が開催されるので知っている。

「知ってたんだ」

意外そうに言われた。 

「もちろんですよ。毎年祭りをしているでしょう?」

「まあ、そうだね」

かくいう祭りも2度ほどしか参加していない。

遠出はあまりしたことがなかった。

「あっ、着いたね」

エディの声に目線を前に向ける。

「…キレイですね」

歴史書などで絵は見たことあるがこんなに綺麗だとは。

大理石で作られた聖堂は白く光り輝いていて、ある種の厳かさがある。慎ましやかでいて、華もある。

本当に綺麗な建物だ。

「あそこにステンドグラスがあるだろ」

指をさしてエディが言う。その先にはこれまた綺麗で鮮やかなステンドグラスの窓?があった。とても大きくて建物3階分はありそうだ。

絵柄は二人の女神が手を繋ぎ祈っている姿だ。

「ありますね」

「あれは最高神メーヴェの12使徒のうちの一組の双子が描かれているんだ」

この国の宗教は『ファーディナンド教』だ。

最高神はメーヴェとアージェ。そしてメーヴェには12の使徒がいる。全員が双子で計6組。

このステンドグラスは金髪の双子だから『光の使徒』だ。ということは…

「双子の一人はレイラと名前が一緒なんだよ」

「ルミレイラとルリミイレですね」

今まで結びつけて考えたことはなかったが、私たち双子と同じ名の組み合わせだ。

途端にステンドグラスに親近感が湧いてきた。

「なんだかかわいく見えてきました」

「…君はレイラに少しでも関すれば何でもかわいく見えるんじゃない?」

「当たり前です」

エディが若干引いた感じで押し黙る。

「もう少し近くで見ましょう」

「ああ、そうだね」

私たちは中の方へと進んでいった。


宗教とか人名とかあんまり深い考えないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ