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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

少年ヘイロー

作者:泡夏生
本作品はカクヨムとの重複投稿になります。

 榎本界人は中学に上がりグレていた。親の離婚や環境の変化など様々な理由はあるが、最たるものは親友との離々かもしれない。中学二年になる頃には、信頼がおけるわけでもない『仲間』とつるみ、毎夜寄り集まってはくだらない時間を過ごしていた。

 ある時親友・薊京介と出会う。中学からはすっかり疎遠になっていた彼とよりを戻したいと思い、勇気を出して近寄ってみせた。
 しかし、界人はその気持ちに正直になれなかったのだ。その為に二の足を踏むしかなかった。
 夜のコンビニで出くわした彼は物憂げで、儚げで、無気力で、そして相変わらず――天使のような美少年だったから。
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