前菜 プロローグ
まだ素人なので分かりにくいところがあると思いますがご了承ください
聖下暦283年。
地球温暖化などと騒がれていた時代の名残などほとんど残っておらず、代わりに広大な自然に覆われた大地に人は生き残った科学と魔法と呼ばれる不思議な力を用いて世界と共存している時代である。しかし自然と共存している時代がゆえに落差は激しかった。そのため裕福な者は自らを過信し国を建て群雄割拠の荒波に呑まれ、数多の国が生まれ消えていった。
旧アメリカ領継承戦争
トラニウル興国動乱
アカサダ戦争
スカーペイン世界戦争
数多ある戦いの記録の中で最も悲惨だった戦い。特にスカーペイン世界戦争では数多く国が傭兵部隊スカーペインに滅ぼされ、スカーペインもまた世界に滅ぼされ終結。死者は9千万を越えたという。それから百年後の世界であるこの時代で平和を目指す一人の王女がいた。世迷言だと父や母に言われても諦めず書物を読み漁り、いずれ世界この目で見てどうすれば平和を実現出来るか思案したいと考えていた彼女は図らずも世界を旅することとなる。
彼女の名は
フェルムアーデ・C・セントブラッド
一応この物語の主人公である。