絶え間ない勧誘
更新、遅れてすみません。そろそろお正月ですねー!皆さん、お年玉とかどれくらい貰ってるんでしょうか。私はお年玉とか貰えませんけどねー
小学生の頃でもー。あっ、今回は少しというかかなり短くなっています。
「なぁ、ラピス。」
「なに?カイル。」
僕が廊下を歩いていると、カイルが横から覗き混んできた。
「…それ、どうしたんだよ。重そうだな…持ってやろうか?てか、それ全部勧誘か?」
「みたいだね。下駄箱に机、ロッカーとか行く先々で積まれるからさ…拒否できないんだよね。てか、既に前が見えない。半分お願いしていい?前が見えないんだ。さっきから皆避けてくれるけどさ、どんどん積まれてくからキリがないよ。」
「おぅ、勿論だ。」
カイルに半分もってもらうと、視界が広がった。
「ラピスはどこの部活に所属するつもりだ?」
「んー、僕?まだ決めてないよ。
チラシみてから決めようと思うんだ。」
「これだけ量があると仕分けも大変だなぁ。」
「そういうカイルはどうなの?どこに行くか、決めた??」
「俺か?俺は勿論、騎士部だ。」
「騎士部?」
「ああ。騎士になる為の知識や技術が学べるんだ。授業でされない部分もな。騎士部は既に何人も騎士を排出してるからな。」
「なるほどー。カイルは騎士志望だもんね。」
「まぁ、今のところ冒険者業だがな」
「カイルは強いから騎士になれるんじゃない?」
「だが、ラピスに負けただろう。不意打ちでも勝てなかった。」
「魔術師と剣士じゃ分が悪いからしょうがないよ。」
「……だが、似たようなものだろう。魔術師は確かに強い。遠くからでも、相手に気づかれない内に攻撃することも出来る。欠点は、詠唱までに時間がかかるということだ。その点、剣士は距離こそあまりないが、連続で攻撃も可能だし詠唱時を狙えば魔術師にも勝てる。」
「僕の場合は無詠唱だけどね」
「ラピスは論外だ。」
「なにそれ、酷くない?」
「だから、俺もまだまだって事だ。」
「ふっ…カイル、僕は一応王族だよ?元々血筋がいいからこんなにも強くなれた。でも、カイル。君はどう?王族と違い、他の貴族は魔力が多いとは言えない。そんな中、カイルは僕の背後を取れたんだから充分強いよ。きっと僕以外が相手だったら楽勝だよ。まぁ、僕も油断したら危ないけどさ」
「ラピス…お前、ほんといい奴だよな。王族特有の棘がねぇ。」
「えっ、なにそれ。僕弱そう?」
「いや、そういう意味じゃねぇ。」
「ふーん。まあ、いいや。細かい事は気にしてもしょうがないし。」
『やめてっ!』
「ねぇ、カイル。」
「おぅ、なんだ?」
「今、何か聞こえなかった?」
「いや?特に何も聞こえなかったが…」
「……カイル、ごめん。これ僕の机の上に置いといてくれる?」
「うぉっ!?どこにいくんだ、ラピス!」
「重たいと思うけど、お願い!!また後でね!」
「あっ、あぁ……。なんだ、いきなり?てか、俺はそんなやわじゃえねぇ…これくらいの重さ、剣と同じだぜ……。」
首を傾げながら、カイルは教室へと向かった。
書く時間がないなぁー。お片付け忙しいっ!
正月記念と令和元年?だし、一月一日に沢山投稿しようかなぁー。いや、多分間に合わない(笑)




