薄夕
薄夕 はくゆう
日の暮れまでには
まだ早いが 薄暗い
すっぽりと雨雲が覆い尽くし 暗さを増している
こんな時は 気分が滅入る
目の前のカレンダーを
見ても 予定は わずかしかない
この虚無感は やり場のない自分を 追い込んでしまうほど 辛い
今日も 終わろうとしているのに
なにも出来なかった日に
なってしまった
ただ漠然と 大切な生きる日を 消化して行くのは
もったいなさすぎる
やはり充実感が欲しいのだ
小さなことでも やり遂げた感覚が
1日を ぼっーと過ごしている自分には
残りの時間など存在しないような気分になる
食べる 寝る だけの日々
それは残酷すぎないか
自由時間は あるけれど
何かに拘束されている
気がしてならない
いったい人間には
生きる楽しみとは
なにかと
考えたら 何も無いのが
答えとして 思い浮かんできた
無理やり 楽しみを
作らなければならない
生きること
しかも たくさんのストレスを 抱えながら
もう少し 生きる楽しみを
享受して欲しい