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僕と美人の召使い・・・と異星人  作者: shimaumatousagi
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第28話  包囲

あぐー豚のしゃぶしゃぶに加え、贅沢にも特選石垣牛ステーキまで追加した凛とユナ。


「美味しかったねー」

「ユナお腹いっぱいになった?」


「ええ、とてもお腹いっぱいになりエネルギー補充も完了しました。」


「そうか。ユナもいっぱい食べてくれたんで嬉しいよ。」

「しかし、このシークワーサーシャーベットもすごく美味しいね!」


大満足な感じで嬉しそうにデザートに舌鼓を打つ凛。

急に動きが止まったユナに目をやった。


「あれ?」

「どうしたの?」

「急に厳しい顔になっちゃてるけど?」

「シークワーサーが口に合わなかった?」

「ダメだったら残してもいいよ。俺食べるから。」


「いえ、そうではありません。」

「油断していました。すみません。」

「たった今A国部隊に囲まれようとしています。」


ユナは話を続けながら、直ぐに窓に付いている障子戸を次々と締めて行った。

外から入ってくる沖縄の海と街の光が急に無くなり、凛も臨戦態勢に入った。


「えっ?」

「どういうこと?」


「どうやら凛と私を捕獲しようとしています。」

「目的はY国艦隊を殲滅した戦闘機のテクノロジー奪取のようです。」


「えーっ!」

「不干渉モードで戦闘したんじゃなかったっけ」


「お忘れかもしれませんが、一部で不干渉モードを解除して戦闘しています。」

「その時にスパイ衛星を介し私たちの映像データを提供してしまったようです。」

「申し訳ありません。」


「ユナ、謝らないでよ。」

「そのデータを消去する事くらいは簡単なんだろ?」

「それより、今どうするかを決めよう。」


「A国部隊が突入してくるまでの時間は?」


「約60秒後です。」

「転送しますのでこの場から移動しますか?」


「いや、僕たちがこの場から消えてもA国部隊はここに突入してくるはずだ。」

「そうすると、このお店と具志堅さんに迷惑をかけてしまう。」

「A国にわかるように、まずはこの店から離れよう。」


「よし!今直ぐ玄関から出よう!」


そう言うと凛とユナはお店の階段を駆け下りて玄関に向かった。


「どうなさいましたか?」


「あっ! 具志堅さん!」

「すみません。」

「とんでもない急用が出来たので帰ります!」

「お勘定お願いします!」


「あっ ありがとうございます・・・。」

「では、お会計しますので少々お待ちください。」


「すみません。具志堅さん。」

「時間が無いんです。」

「ここに10万円ありますが、足りますか?」


「えっ! 10万円は多過ぎますので少々お待ちを・・・」


「本当にすみません!」

「大丈夫ですから、ここに10万円置いていきます。」

「また来ますね!ありがとうございました!」


と言って、凛とユナがお店の玄関から飛び出した。


A国部隊も体制が整っておらず混乱が走った。


「The target appeared at the entrance!(ターゲットが玄関に現れたぞ!)」

「I was still noticed!(やはり気が付かれてたか!)」

「Commander, support!(司令官、指示を!)」


「it's no use···(仕方がない・・・)」

「Attack with team A(チームAでアタック開始)」

「Capture or stop(捕獲もしくは足止めしてくれ)」

「Allow firing(発砲も許可する。)」



「OK(了解しました)」


お店から飛び出し大通りに向かう凛とユナにA国特殊部隊の大男10人が取り囲んだ。


「A国部隊・・いい動きだ。」


ユナが呟いた。

凛はどうしていいのか焦ってしまい固まってしまった。


「stop!stop!stop!(止まれ!止まれ!止まれ!)

「Please accompany us adultly.(大人しく我々に同行しろ)」


「I can not do it!(それは出来ない!)」

「To refuse(拒否する)」

「Open the road(道をあけなさい)」


A国部隊の要求にユナが拒む返事をした。


「Hold up your hands(両手をあげろ)」

「Quietly following our instructions(おとなしく我々の指示に従え)」


その時、ユナと交渉しているA国隊員に指令が入る。


「Good, Scott member(いいぞ、スコット)」

「Continue negotiations for another 30 seconds(あと30秒間交渉を続けてくれ)」

「As long as that is the case, this system is perfect(それだけあれば、こちらの体制が完璧に整う)」


「OK(了解しました)」


(ほぼ囲まれてしまったか・・・)

「凛、どうしますか?」

ユナが凛に聞いてきた。


「取りあえず交渉を続けよう。」

「どこかで隙ができたら、少し強引でもいいので突破しよう」

「タイミングはユナに任せる。」


「わかりました。」


「What are you talking about(何を話している)」

「Are you going to surrender quietly(おとなしく投降するのか)」


「This is Japan.(ここは日本です)」

「Why must you obey instructions of your country?(なぜ貴国の指示に従わなくてはならないのか?)」

「We obey only the orders of the administrative agencies of this country(我々はこの国の行政命令にしか従いません)」

「Open the road!(道をあけなさい!)」


「Do not get me wrong.(勘違いするな)」

「We are not negotiating(我々は交渉しているのではない)」

「This is an order(これは命令だ)」


再度ユナと交渉中のA国隊員に指令が入る。


「Struggling, Scott member(ご苦労、スコット隊員)」

「All the members have been placed(全員の配置が完了した)」

「Bind two people.(2人を拘束しろ)」


「OK(了解しました)」



一緒に飛び出してきた具志堅さんが心配しながら見守る中、今にも捕らえられてしまいそうな凛とユナであった。


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