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僕と美人の召使い・・・と異星人  作者: shimaumatousagi
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第23話 超重力場空間 (陽子と中性子の塊に)

いち早く先発のY国軍戦闘機隊の前に立ちはだかった凛たちは、瞬く間に100機以上を撃墜した。

その圧倒的な戦闘力を目にしたY国軍戦闘機隊は一斉に恐怖し我先へと逃げ出して行った。


その撤退していく戦闘機に対し凛はさらなる冷酷な命令をユナに伝えた。


「逃がすな!」

「全機撃墜しろ!」


昨日までは普通の青年だった凛からは考えられない言葉だったが、理不尽なY国の行動に対しての怒りが責任感と正義感を複雑に絡め捕り、人間本来の残虐さを引き出したのだった。


「ユナ。一瞬で終わらせる兵器はないか?」


「少しオーバスペックですが、超重力場空間を発生させ陽子中性子の集合体まで押しつぶす兵器があります。」

「この惑星に影響はありません。」


「よし、それを使ってくれ!」


「了解しました。」


ユナがそう返答すると凛たちの戦闘機の先端に、真っ黒で不気味な直径1mくらいの球体が現れた。


「発射します。」


幅30kmと広範囲に逃げていたY国軍戦闘機隊の中心部に向かって、その球体は音も無く滑るように猛スピードで飛んで行った。

中心部に到着すると球体は一気に拡大し、不気味な雰囲気でY国軍戦闘機隊の全てを呑みこんだ。

呑みこまれた戦闘機は制御を失い、木の葉のようにひらひらと舞いながら真っ黒な空間の中心に向かって引き込まれ始めた。

そう思った次の瞬間に戦闘機はグチャグチャに押し潰され破壊されながら、一瞬で黒い空間と共に中心部に吸い込まれていった。


「無くなったけど、どうなった?」


戦闘機と黒い空間は消えて無くなってしまった。


「はい。戦闘機は陽子と中性子の塊まで圧縮されました。」

「点くらいの大きさまで圧縮した戦闘機隊はそのまま別空間に放出し、この場からは消滅しています。」


またしても非現実的な出来事に唖然とした凛であったが、

すぐさま次の命令をした。


「次はY国艦隊を叩き潰そう。」


「艦隊の全てを潰しますか?」


「ああ。」


凛たちは直ぐにY国艦隊が肉眼で見渡せる場所に到着した。

すでに凛たちの報告を受けていたY国艦隊は、一斉に攻撃を仕掛けてきた。



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