第14話 4人の共同生活 (美女、美少女、美男子、そして俺・・)
凛は美人の召使いユナを手に入れて嬉しさで一杯だった。
「うーーっっっ ユナはホンとに可愛いなーー」
「えへへへへっ」
一人、ヘラヘラとニヤ付いている凛にロルが話しかけた。
「じゃぁ、ちょっと外に出て貰えるかな。」
「あっ・・・ はい。」
(えっ? もうお別れ?)
その言葉の後に、凛は何だか分からずに外に出されていた。
そこには当然ユナが寄り添ってくれていて安心したが、ロルも一緒に居た。
「えっ? ロルも外にでたのですか?」
「あー。今から船を全面改良するからね。」
「そうか 修理なのか・・・」
またしても凛は興味深々になった。
「きっと修理ロボット見たいのがたくさん出てきて工事するんだ!」
そう思ってワクワクしながら宇宙船を眺めていると、キラキラした細い糸のようなものが宇宙船の全面から出てきて覆い始めた。
「わっ!! 何だろう?」
「あっ!? 繭だ!!」
まさにカイコの幼虫が作る繭とそっくりなものが宇宙船を覆って出来上がった。
「もしかして、この中で修理するんですか?」
「そうだよ。」
「この中で宇宙船をドロドロに分解し、一から全てを再構築するんだ。」
「今回の修理工程は新造作業と同じで、工期も8日間とかなりの時間を要する。」
凛はまさに昆虫が行う幼虫から蝶などの成虫になる完全な変態、メタモルフォーシスだと思った。
「8日間か・・・」
ロル達の科学技術からしたら少し長いような気もするけど、完成したところを見たいと思った。
「そうだ! 宇宙船が完成するまでの間はどうするつもりですか?」
「良かったらその間、僕のアパートに来ませんか?」
ロルは宇宙船の横に滞在施設を作るつもりではあったが、凛の誘いに興味が湧いた。
「そうか。気が利くじゃないかリン。」
「じゃあ その好意を受け入れさせてもらうよ。」
「リン、よろしく頼む。」
本来ならこの惑星の為にもこれ以上の接触は控えるところだが、今回はリンの好意を受け入れさせてもらおうという気になったロルだった。
ロルは今回の件で、凛とこの惑星にとても興味が湧いていたのだ。
「リセ。聞いての通りだ。」
「了解しました。ロル。」
「早速準備します。」
「今回は私も形になった方が都合が良さそうですので、まずリン達と同じ生命体の身体を私用に構築します。」
そうリセが回答したと思ったら、これまた凄い美女が目の前に現れた。
「どうですかリン。こんな感じで問題ありませんか?」
「はい。完璧だと思います。」
凛はちょっとエロいリセにドキドキしてしまった。
「それではロル。あなたも現地生命体の身体に一時的になって下さい。」
「あーっ そうなのか・・・俺もあの毛が生えた見た目になるのか・・」
「仕方ない。 リセ頼む。」
そういうとロルも変身した。
凛は、またまた驚いた。
「わー! ロルが、すげー美男子になってる!!」
ロルは気持ち悪そうな態度を取りながらも、取りあえず容姿には納得した。
「リンの反応を見ると、出来は上々のようだな。」
「よし! それでは早速、リンの住まいに行こうか!!!」
ロルは結構ノリノリみたいだ。
横を見れば美女と美少女。何だかとっても楽しくなりそうな予感がした凛だった。
こうして8日間という短い間ではあるが、美女、美少女、美男子、そしてパッとしない男子大学生の4人の共同生活が始まることになった。




