結論のない物語
掲載日:2013/05/17
本を閉じて
僕は考える
一体著者は僕らに
何が伝えたかったのか
最後の情景は
とてつもなく空しかった
気分が沈むくらいに
おまけに何だか
はっきりしなくて
想像する余地はいくらでもある
幸せになってほしい
そう思えた親子のその後
復讐のために生きてきた
あの男は最後に何を思ったか
想像しかできない
答えはない
心にぽっかり穴が開く
理由もなく涙が出る
この今の微妙な感情は
自分でもよくわからない
確実に僕の心には
何かが伝わった
感じるものが
確かにある
けれど
明確には言えない
このもどかしさ
だから僕は
より深く考えるんだ




