五龍神話
とある大陸に、五つの国があった。
一つ、火の国グレンデル。
一つ、水の国バハムーディア。
一つ、風の国リンドブルム。
一つ、木の国ニーズヘイグ。
そして、最後が――――
―――地の国ファーフニール。
各国の環境には多くの違いがあり、行き交う人々にもほぼ共通点はない。
だが、そんな五つの国には一つだけ共通点がある。
それは、一つの魔道具。
名を、龍具。
純粋なる力の象徴である龍の名を冠し、この世において五つのみ存在が確認され、五つの国がそれぞれを一つずつ有した。
五つの国は龍具の絶対的な力を用いて反乱を鎮め、民を従え、それぞれの地を収め、尚且つその威力と発動後に大地と人に残す爪痕を考慮し、不可侵の条約を結び共に栄えていった。
一つ、火の国グレンデル。
一つ、水の国バハムーディア。
一つ、風の国リンドブルム。
一つ、木の国ニーズヘイグ。
そして、最後が――――
―――地の国ファーフニール。
各国の環境には多くの違いがあり、行き交う人々にもほぼ共通点はない。
だが、そんな五つの国には一つだけ共通点がある。
それは、一つの魔道具。
名を、龍具。
純粋なる力の象徴である龍の名を冠し、この世において五つのみ存在が確認され、五つの国がそれぞれを一つずつ有した。
五つの国は龍具の絶対的な力を用いて反乱を鎮め、民を従え、それぞれの地を収め、尚且つその威力と発動後に大地と人に残す爪痕を考慮し、不可侵の条約を結び共に栄えていった。