幻影(嬉々とした絶望)
世界自然溢れる世界、町の中心には塔があり、そこにコールドが居るはずだ。
その塔(魔力の賢者の塔)の名は既に忘れ去られている
ブレイク
『・・・何時の間に』
アーク
『何か厳重だねー?』
ユアタウの町は壁で囲まれ、門には門番のような者まで居る
ジダイガ
『貴様等は正面突破により撹乱しろ。私は直接コールドの元へ行く』
アーク視点
何か、ジダイガは言いたい事を言うと空間を破ってどっかに消えた。あいつ一人でイークルズを全滅させられるんじゃね?
アーク
『まあ、いいや。門番さんいーれーてー』
門番
『何だお前らは!?』
アーク
『プロテクト一行なんですよー』
門番
『我らイークルズにあだなす者共か』
もう情報が漏れてるのか、ジダイガが言ってたけど、ランドリターンが妨害する為にマテリアがイークルズに情報を漏らすとか、やっぱりそうなのかな?
アーク
『なんかー、イークルズが気に入らないから炭にしてもいいよね的な感じで』
メルシア
『我が名はロトユ・メルシア。いざ、尋常に・・・、いだっ!』
メルシアとか言う門番は、自分の長い槍の先を自分にぶつけて自滅した。おもしれー
テル
『何か馬鹿みたいだね』
メルシア
『馬鹿とか言うなー!』
まあ、愉快な奴はほっとこう
アーク
『じゃあ、先に行くからねー』
テル
『先に行くからねー』
手を振りながら門を通る
メルシア
『勝手に通るな!!』
ブレイク
『黙れ餓鬼!』
バコン!
メルシア
『ギャー・・!』
うん、キレたブレイクが投げ飛ばしたよ、あいつは餓鬼な年齢じゃないような気がするんだけどなー、まあいいか
アーク
『何で囲むのかなー?』
町に入った瞬間に町人達に囲まれたんだけど、しかもこいつらは黒族だし
デスター
『俺の名前はドグ・デスターだ。お前らをこの先に通すわけにはいかねえ』
クラウス
『我らイークルズの邪魔をするものは滅ぼしましょう』
ハイド
『ニヒヒッ・・・キラーは俺らの全てだ。あの人の為ならこの手も汚す』
クラウス
『さて、それでも私達に抵抗しますか?プロテクト』
とりあえず、この黒族軍団で力のある奴はこの三人みたいだなー
アーク
『私は殲滅が得意だったりするけど、周りの雑魚は二人に任せるよー』
テル
『どうして?』
アーク
『何か気に入らないからだよー』
テル
『アークっていつもよく分からないね』
アーク
『私は謎なのです』
テル
『わかったよ。ブレイク行こー』
ブレイクとテルは雑魚共を始末しに向かったみたいだなー
クラウス
『それでも抵抗するのですか、それでは覚悟しなさい』
デスター
『クラウス任せるぜ!変化(体刀)』
ハイド
『ニヒヒッ、幻影(蠢く影)』
デスターとか名乗った奴は剣に変化してクラウスがその剣を掴んだ。もう一人の名前分かんない謎な奴は謎っぽく姿が見えなくなった
とりあえず、炭にしちゃえば関係ないよね?
アーク
『全部炭にしちゃおうか、火魔法×120』
ブレイクとテルは雑魚共を抑えてるし問題ないね、二人とも羽族だし
火の玉をばらまくとクラウスは奇妙な避け方をしてる、まるで幻影みたいだな
アーク
『お前は幻影でも使ってるのかー?』
クラウス
『さて?何の話ですか?』
ヒューン!
おや?クラウスの剣が延びて曲がって囲まれた?身動きが取れなくなったなー
アーク
『別に四方囲まれてもジャンプすればよくね?』
クラウス
『それもそうですが・・・』
ハイド
『ニヒヒッ、俺を忘れるな』
ヒュン!
アーク
『火魔法×10』
炎の壁で投げられたナイフを防いで、そのまま謎人間を燃やす!
ハイド
『ギャー!!』
アーク
『明らかに罠だって丸解りだよ?さて、そのまま芸術作品になっちゃいな!火魔法』
ドガーン!
巨大な火の玉で炭にする、流石の黒族も炭になれば数日間は復活出来ないしー
クラウス
『なかなかやりますね』
更に剣が延びて私の首を狙う・・・
アーク
『避ける必要も無いよね?火魔法』
だって、剣が本当にあるなら、フレアパネルが多少揺れる筈なのに、そこに剣が無いかのように謎人間にぶつかったからねー
ドガーン!!
避ける必要も無く、火の玉をクラウスにぶつけた。あれはかなり威力が高いからねー
クラウス
『この程度ですか?』
そこには無傷のクラウスが立っていた。だけど、私の方が上手だよー
アーク
『ブレイク任せた!』
ブレイク
『光術』
クラウス
『・・・しまった!』
クラウスの能力は明らかに視覚に関係してるしー(幻影のほぼ全てが視覚に関係してるけど)攻撃が当たらないのもわかってたけど、広範囲の光の魔法だったらあたるよね?
とりあえず、周りには元黒族の灰が沢山あるわけだ