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幻影(能無き鷹は爪を隠し続ける)

組織プロテクトの整理をしていた所、世界ダルミトに侵入者を感知した。大方イークルズかランドリターンだろう


ジダイガ

『何の用だ、レイ・マテリア』


マテリア

『用ですか?怪しい人が怪しい事をすれば、怪しく感じるとは思いますが?』


ジダイガ

『偵察か』


マテリア

『当たり前です、他に何かあるとでも?理解してますか?』


ジダイガ

『ククッ、ラビリス程度に奪われた定命の分際が大口叩くな』


マテリア

『相変わらず訳の分からない事を言いますね?』


ジダイガ

『貴様の学が足らないだけだ』


マテリア

『ふう、貴方みたいになる程勉強したら、逆に馬鹿になってしまいますよ』


ジダイガ

『愚かだ』


マテリア

『愚かで結構です。貴方みたいな人外にはなりたくありませんので』


ジダイガ

『愚かな鷹は爪を隠し続ける・・・』


マテリア

『何の事です?』


ジダイガ

『出し惜しみは損だ』


マテリア

『それくらいわかります、貴方はそんな事も分からないのですか?』


ジダイガ

『ならば、簡潔に説明してやろう。ついでにラビリスを破壊すると言うことだ!幻影(百の剣四の死体)』


四羽刺翼を取り出しマテリアに投げると同時に、沢山の剣の幻影を作り出す


マテリア

『幻影に本物を混ぜていますね!銃技(火炎弾)』


マテリアは幻影を銃技で打ち消しながら、回避している。だが


ジダイガ

闇属技ディーキル


マテリアに一気に接近し、鎖で手元に戻した四羽刺翼を首もとに突きつける


マテリア

『幻影は囮ですか・・・しかし、(オーバーレーザー)』


マテリアは手のひらをこちらに向けてきた。とっさに回避すると


ジュッ!


マテリアの手のひらから発射されたレーザーは地面を焼いた、かなりの高威力だが、発射する際にマテリアは自らを焼いている。マテリアの体内には機械が埋め込まれている為、体内からレーザーを発射し、皮膚を焼き切る事となる


ジダイガ

『あまり多用出来るものでは無いな、幻影(孤高の透明人間)』


マテリア

『何をしたか分かりませんが、この程度で弱音を吐くとでも?(オーバーレーザー)』


ジュッ!


走ってレーザーを回避、マテリアは手のひらだけでは無く、体のどこからでもレーザーを発射出来るようだ。だが、レーザーを発射した部位は穴が空いたように血が垂れている


ジダイガ

『幻影(見た目の反射率)』


マテリア

『一体何をしてるのです?(オーバーレーザー)』


ジュッ


更に避ける


ジダイガ

『操作(空間の堕神との契約)』


マテリア

『(オーバーレーザー)』


マテリアのオーバーレーザーを空間をずらし避ける


バキュン!


マテリア

『銃技(帯電弾)ですよ。レーザーばかりに気を取られていてはいけません、注意不足ですね』


ジダイガ

『成る程、電気によって体の自由を奪うか』


マテリア

『そういう事です。では、(高圧オーバーレーザー)』


ジュッ!!!




・・・




オーバーレーザーはマテリアを貫いた


ジダイガ

『貴様は誤解している』


マテリア

『・・・!?』


ジダイガ

『私は空間操作により、レーザーをずらしたが、貴様の銃の位置もずらしていた』


マテリアの手元からずらされた銃は、地面に落ちている


マテリア

『・・・何故!?』


ジダイガ

『幻影(見た目の反射率)により貴様は手元に銃があると誤解していた』


マテリア

『しかし・・・、それでは、何故レーザーが・・・』


ジダイガ

『幻影(孤高の透明人間)により鏡を見えなくしておいた。その見えない鏡を私の目の前に転移したとすれば?』


マテリア

『・・・』


ジダイガ

『所詮、ミラー(幻想)とリアル(現実)の区別つかぬ者よ。闇に還れ』


四羽刺翼をマテリアに向ける


マテリア

『ううっ・・・、世界(ラビリスの再構築)』


グシャッ! バギュ!


マテリアの体をいくつもの機械の腕が突き破り、私を抑える


ジダイガ

『この程度か?』


マテリア

『これでどうにか出来るとは思いません。しかし、時間稼ぎには』


マテリアは何かの札のような物を取り出す。魔道具か


ジダイガ

『無駄だ』


魔道具は燃え尽きた


マテリア

『何故転移出来ない・・・』


ジダイガ

『私は漆黒と空間の管理者、私が否めば転移なぞ出来る訳がない』


マテリア

『うっ・・・うわあああ!?』


グシャッ!!


マテリアを突き破り、大量の武器が私に向かう


ジダイガ

『ラビリス、このままでは主が死ぬぞ?』


私に向かってきていた武器がピタリと止まる


ジダイガ

『私にイニアの居場所を教えろ、助けてやる』



ラビリスなぞ現時点でどうにかする必要は無い、肝心なのはイニアだからだ。だからこそ、ここまで追い詰める必要があった

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