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Prologue
とあるショッピングモールの一角。ヒーローになれるという体験型アトラクションが期間限定で開催されていた。
そのアトラクションには、「体験した人が消えた」だとか、「おかしくなってしまった」などの噂があった。
アトラクション最終日。高倍率の抽選を通り抜けた幸運な7人が集まっていた。
◆
「はい。土曜日の、午前9時ですね。了解いたしました。」
「うおーーっ!!!マジ!?これで動画1本撮れる!!!」
「これ……!」
「これって……あのアトラクションの当選メール……だよね……!?」
「ktkr!さっそくツイーヨせねば!!!」
「土曜日、か。待ち遠しいな。」
「マジか……!当たるわけないと思ってた……!」